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ナチス・ドイツは世界トップレベルの科学技術力を誇っていたと聞きますが、その技術力の高さが目立つ様になったのは、ナチ党が政権を掌握してからなのでしょうか?
現在においてもドイツはエンジニアリングの強い工業大国という認識がありますが、それはナチス時代から分裂後の東ドイツ時代までに蓄えた技術力のおかげなのでしょうか?

A 回答 (5件)

ナチ党が政権を掌握してから、一部の科学技術が世界トップレベルだったのは事実ですが、それは具体的に戦争準備していたからで、戦争が科学技術発展の原動力になっている、と言うのが本質だと思います。



 1939年、40年頃にドイツが飛びぬけていたのは、潜水艦、戦車などの軍用車、機関銃、エニグマぐらいだったのではないかと思います。
戦争に突入してから実用化されたロケットなどの技術は、一発逆転を狙っての事で勝敗には影響を及ぼしていないです。

この当時、空母は日本・アメリカがトップレベルでしたし、爆撃機はアメリカ、戦闘機はゼロ戦がトップレベルでした。真珠湾攻撃直前に実用化された浅深度魚雷は当然日本がトップレベルでした。

ナチ党が進めた軍事技術の開発は第一次大戦の延長上に過ぎず、特に目新しいものはないと思います。大戦初期の電撃戦の主役は戦車などの陸上走行車両がメインで、空爆は支援攻撃的な意味合いが強かったと思います。
その勢いでイギリス占領をもくろみましたが、爆撃機を支援する戦闘機の航続距離が短いなど、数々の欠陥を露呈し、イギリスの強固な防空システムのために早々に失敗しています。
 この時に鍵となった技術がレーダーで、イギリスは当時トップレベルだったと思います。これらの技術はアメリカに伝授され、大戦時に最も科学技術が発展したのはアメリカだったと思います。

記憶の範囲ですが、以上です。
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ドイツの科学力はワイマール共和国時代より前のドイツ帝国時代から既に高高いです。

1914年時点でドイツは世界の合成染料の85~90%を供給していたため、第一次世界大戦が勃発すると、英仏などの連合国側は火薬の製造に不可欠なドイツ製染料を輸入できなくなり、自国で化学染料生産を行う必要に迫られて大問題化しています。

1913年時点でドイツは世界第二位の化学製品生産国で(1位は米国)、敗戦国となった後、落ち込みはしたものの、一貫して世界第二位を維持し続けていました。
ドイツの化学工業は敗戦後の1920年代半ばにIGファルベンを中心に国内で大規模トラストを形成することによって資本の集中と再編成によって対外競争力を回復させています。ナチスが政権を獲ったのは1933年のことで、ナチスが政権を獲る遙か前から既にドイツの化学工業生産力は回復済みで、非常に高いレベルにありました。

また、軍事技術開発にしても、ナチスより前の政権がソ連との間に1922年にラパロ条約を結び、その秘密協定によって西側諸国の目を盗んでソ連領内で訓練や軍事技術開発を実施していたことで遙か前から準備されていました。ナチスは1933年に政権を獲ったことで、棚ぼた的に、これらの蓄積された化学力・軍事力を受け継いだに過ぎません。ナチスが科学力を高めたのではなく、既に非常に高かったドイツの化学力をナチスが利用できただけの話です。

更に、ナチス以前のドイツの科学技術発展にとってユダヤ人科学者たちの貢献が大きかったのですが、ナチスがユダヤ人迫害を行ったため、ユダヤ人科学者たちの多くが米国に亡命し、墓穴を掘っています。
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ゲルマン人は「肉体美」を誇った民族で、その精神が道具や工芸品にも結びついていた。


つまり「機能美」だ。優れた機器は、加飾を排した優美性を持つと信じていた。今でいう工業デザイン的な世界だ。

良いものは良いデザイン性を持つという精神の基本は、良いものを造るという品質本位の精神だ。デザインが良さそうでも品質が悪くては話にならない。
だからドイツからは、イタリアやフランスのような華美なファッション性を持つ製品は生まれない代わりに、世界中から愛される使い勝手が良くて性能に優れた製品が誕生する。

このような精神性は、古代ローマ帝国の頃まで遡ることが出来る。
中世を経て、産業革命後の工業社会に突入してから、そのようなドイツ人の気質が一気に花開き始めたということだと思う。
ちなみにガソリン自動車を発明したのはフランス人だが、その実用化に初めて成功し、製造販売を開始したのは、ドイツのダイムラー・ベンツだ。

ナチスドイツ時代の科学技術力が有名なのは、ヒトラーの片腕だった宣伝の天才ゲッペルスの存在が大きいだろう。
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ドイツは、昔から職人さんを大事にする国ですよね。


ヨーロッパには、上流階級の人たちは、手を動かして働く職人・労働者をバカにする風潮があったと思いますが、ドイツがなぜ違っているのかよく分かりませんけどね。
ドイツの古い拳銃、特にルガーP08やワルサーP38の内部構造を見ると、よくこんなのを設計・製造したなあ、なんて思ってしまいます。
時代は下っているのに、旧日本軍の拳銃の設計や操作性の悪さとは段違いに思えてしまいます。

ちなみに、一部では有名ですけどナチス・ドイツは初期のころは宗教的な面(黒魔術?)に凝っていたみたいですし、敗戦に至るまで、空飛ぶ円盤かタイムマシン?の秘密開発を行っていたといわれており、その研究施設跡が残っていたりします。
ですので、技術的な面が優れていたのに加えて、神秘的な何かが作用していたのは?と思ったりしています。
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ドイツと言えばベートーヴェンだしワーグナーだしマイセンだし、昔からの伝統だ。


第一次大戦直後のドイツ人の言葉。
「アメリカ人やイギリス人はカネの力で橋を架けるが我々は数学の力で架ける。数学にはカネが要らない」

ナチスなどそれに乗っかっただけ。
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