最速怪談選手権

私は将来なりたい職業の視野に翻訳家を入れています。
私は高校二年生でちょうどこの夏にオープンキャンパスなど大学についていろいろ調べようと思っており、大学は外国語系の学科に行きたいと思っています。
ですが、ここで一つ分からない事がありました。
一口に外国語系の学科といってもたくさんありますよね?
外国語学部にある英語学科、文学部にある英文学科などなど英語関係の学部、学科は様々です。
今のところ翻訳には英文学科が一番向いているのかなという事で文学部があり、更に英文学科がある大学を調べようと思っているのですが、実際どこの学科が向いているのでしょうか?
教えていただけると幸いです。

A 回答 (5件)

こんばんは。

ご質問を拝見して大変うれしく思いました。翻訳などという地味で報われない、しかしやりがいのある仕事をめざす若い方がいらっしゃるのは、たいへんうれしいことです。

私は、翻訳家というのではありませんが、翻訳はします。人様にお教えするときや趣味で文学の翻訳もいたしますが、翻訳として依頼をいただくのは、工学系・医学系・法律系・その他の産業にかかわるものです。現在は、私たちのあらゆる分野で翻訳の仕事は二ーズが高まっています。ただし、大変時間がかかり、エネルギーの必要な仕事ですので、他のお仕事に比べて、時間当たりは低賃金です。そのことに本当に愛情と情熱がなければとてもやっていけるものではありません。

文学の翻訳で、ご飯の食べられる方は、この国でほんの一握りだとお聞きします。だいたい文学というのは食えない分野なのです。多くの方が、教師をしたり、別のお勤めをしながら続けられているようです。テレビなどで華やかに取り上げられるかたがたは、山のようにいるこうした翻訳者の中のラッキーな氷山の一角です。決して努力だけでなれるものではありません。産業翻訳となると、翻訳者は機械同様の扱いで、名前さえ世には出ません。しかし、翻訳の仕方ひとつで、新製品の海外での評価にも違いが生まれ、法廷での裁判の流れにも影響します。特にほめられるわけではないけど、すごくやりがいのある仕事です。

さて、haru245さんは、ここまで読んで下さってもうおわかりになったのではないかと思います。どこの大学のどこの学部に行ったから、翻訳者となるのに向いているなんてことはないということです。まず、どの分野を中心にしたいのかを決めたら、それを徹底的にお勉強なさることです。本や論文を読む、レポートを書くといった「学校の勉強」だけでなく、講演会に行く、美術や映画を鑑賞する、年齢・性別・人種・国籍を問わず幅広い交友関係を作る、仕事をしてみるなど「社会の勉強」もしっかりなさることです。

私は、家の経済的な理由で地元の大学に進学しました。父に「長男が英文学なんかだめだ」といわれ、教育学はそのころはやっていた「デモシカ教師」(成績の悪い生徒が、しようがない教師にデモなるか、教師にシカなれないといって教育に進んでいたのです。その後、そんなことはなくなりました)と間違えられるとかっこ悪いと思って敬遠し、法学部に進みました。興味はあったので、国内法だけでなく国際法や国際関係も学び、他の学生が敬遠する英語やフランス語の論文も進んで読みました。今とても役に立っています。

1年生のとき、国弘正雄さんに会う機会がありました。アポロが月面着陸したときの実況を同時通訳なさった方で、まだ同時通訳者の少なかったころ、田舎町でこんな機会が持てたのは、なにか感慨無量です。

おっと、脱線してしまいました。なんだか、ちっとも回答になっていませんね。haru245さんが、真剣に翻訳者になりたいのでしたら、どうぞその気持ちを大切に育ててください。どこにいっても、努力なさるのはharu245さん自身なのです。誰かが、翻訳者にしてくれるなんてことは、まちがってもないことでしょう。そして、気持ちを育てながら努力していれば、どこにいてもチャンスはやってきます、きっと。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはり翻訳にはいろいろな人生経験が必要なのですね。
まだまだ経験も何もかもが浅い状態なので、これからいろいろな者に触れたり見たりと少しずつ何か自分の知識を広げていきたいと思いました。
私が好きなのは英語と本なので、今は本をとにかく読みまくるを目標にしようかなとも思います。
とにかくMilancomさんの仰る通り、翻訳家になりたいというその気持ちを忘れないで頑張ろうと思います。

お礼日時:2007/07/14 20:01

こんにちは。


英語の翻訳はけっこう細分化されているようでして、実務、出版、映像と大きく3つあります。
(そして実務翻訳の中ではさらに分野がある)
出版翻訳をやりたいのでしょうか?

英語の基礎力があって、その先に翻訳技術があるようです。
正しく読めなければ訳せません。

学校で英語をきちんと勉強するのはもちろん役立つと思いますが、それ以外にもいろいろ必要なようです。
日本語力も大事。

実務翻訳はちょびっと勉強したことがありますが、あれはむしろ他に仕事をしていた人で英語が出来る人のほうが有利です。
私は英語力からして足りないんですけど。

英語力の高さは大事ですが、締め切りを忘れないとか仕事が丁寧な人のほうが仕事しやすい人だと思われるようですよ。

大学教授などが訳す文学作品や専門書は違うかもしれませんが、実務翻訳なんかの場合はビジネス色が強いし締め切りが大事なので、英語力があっても仕事振りがいい加減だったりうっかり忘れたりしていると、翻訳エージェントは「この人にはもう頼みたくないな」と思うようですよ。

文学作品の翻訳に関しては、柴田元幸さんの『翻訳教室』を読んでみると奥深さが垣間見えます。
(私は素人ですから、素人が読んでみての感想ですが)

翻訳の仕事の概要はこちらをどうぞ。
  ↓

参考URL:http://www.alc.co.jp/eng/hontsu/h-wakaru/index.h …
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この回答へのお礼

丁寧にいろいろな事を教えてくださりありがとうございます!!
今回翻訳という仕事を改めて知って、自分が本当に何も知らなかった事を自覚させられました。
翻訳についての本もたくさんあるようなのでそちらも参考にしてみたいと思います。
この度は本当にありがとうございました!

お礼日時:2007/08/09 21:13

http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/ron/ …

゜先日、大学の英文科で学ぶ学生と話す機会がありました。英文科に入ったとき、将来は通訳か翻訳の仕事をしたいと考えていたが、大学では通訳や翻訳を学ぶ機会はなかなかないとのことでした。゜

外部の仕組では無理ということでは?
原書もさいてい百冊か百回読む.........
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この回答へのお礼

ホームページ読ませていただきました。
一口に翻訳家と言っても奥がとても深いのだと改めて認識しました。
私の学校でも英語の本を読むという活動が行われているので、とりあえず今は今まで以上に積極的にその活動に参加して、本をたくさん読んでいこうと思います。

お礼日時:2007/07/14 19:55

Milancomです。

補足もお礼もないままに再度書くのはご迷惑でしょうか。万一、そうだったら、お許しください。

以前読んだ本で文学関係の翻訳者の事情がなかなかよくわかる軽いタッチの読み物を思い出しました。参考になれば幸いです。

青山南著『ピーターとペーターの狭間で』ちくま文庫2000年です。

それから、岩波新書の『翻訳夜話』という本(正続2冊あったと思います)も、なかなか有意義でした。多くの翻訳者が、高校時代にすでに具体的に夢を持ち、かなりの読書をなさっているのは驚嘆すべきものがあります。

何度も失礼いたしました。

この回答への補足

わざわざ二度もありがとうございます!
今回お教えくださった本探してみようと思います。
そちらも参考にして、翻訳について考えていこうと思います。

補足日時:2007/07/14 20:05
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この回答へのお礼

ホームページの方読ませていただきました。
厳しい厳しいといわれる翻訳家の世界を改めて認識させられます。
生半可な思いでは決してなれない仕事だと思いました。
今回知った事を心に刻んでこれからの勉強を考えていきたいと思います。
この度はご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/14 20:05

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