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科学技術の発展で、例えば30年前は1時間かけてやってた作業が
エクセルなんかのソフトを使って、1分でできるようになっている
と言っても過言ではないでしょう。

では、なぜ労働時間が減らないのでしょうか?

ここからは私の仮説ですが、
現代人はより高品質な商品やサービスを求めるため、
それを生産するためには以前よりも時間がかかる
というのも理由の一つでしょう。

では、なぜ現代人は長時間労働に耐えながらも、
高品質な商品を消費するという選択をとるのでしょうか?

短時間労働で、安価な商品でいいという人もいると
思うのですが、なぜ長時間労働・高品質消費サイドに
全員が合わせることになるのでしょうか?

A 回答 (31件中21~30件)

>では、仮に生産性が「革命的」に上がったとしたら、


>労働時間短縮の方向に影響するとお思いになりますか?
長期的に見れば影響するかと存じます。

生産性の向上は実質賃金水準の上昇に繋がります。
実質賃金水準の向上が、労働時間に作用します。
もっとも、実質賃金が2倍に上がったら
労働時間が1/2になるわけではありません。
実質賃金の上昇は、余暇の効用を上げます。
一方で、働いて得られるものも多くなるため、
労働のインセンティブも上げるように作用します。

しかし、低労働時間からでも得られる効用の幅が増大し、
余暇の効用が選択されるようになれば、
労働時間は緩やかに落ちるのではないかと。

産業革命後の初期には現在の2倍もの労働時間があり、
寿命が縮むような過酷な労働環境で人々は働いていました。
現在でも途上国では、労働時間は長く、環境は厳しいです。

ただし短期的には、偏った部門での生産性の拡大は、
雇用を失う人口の発生、技術を使いこなせない未熟練労働者の
実質賃金水準の下降も伴うかもしれません。
また労働者側が労働時間を自由に選ぶ能力に限界があるため、
この面で制約が働くかもしれません。
時短の価値観には政治的な面もあり、
雇用者サイドなら必ず反対するでしょう。

>その論者は日本はフランスほど豊かでない
>と考えてるということですよね
ここは面白い問題かと思います。
もっと働く時間が減っていいのではないかと考える人もいれば、
日本人の勤労意欲が低下しているとして規律強化を求める人もいます。

ノルウェー (A)43000ドル(B)64ドル(C)1400時間
フランス (A)30000ドル(B)49ドル(C)1500時間
アメリカ (A)42000ドル(B)48ドル(C)1700時間
日本 (A)31000ドル(B)34ドル(C)1800時間
韓国 (A)22000ドル(B)20ドル(C)2400時間
(A)は人口1人当たりの国内総生産(GDP)
(B)は労働1時間当たりの国内総生産(GDP)
(C)は労働者1人当たりの年間労働時間です(OECD, 2005年, 平価購買力)。

日本は、経済的にはフランスと同じくらい「豊か」ですが、
フランスの方が効率が良くて、少ない労働量で同じだけのものを作っています。
生活としては、フランスの方が「暮らしたい」かもしれません。

日本人とアメリカ人は、同じくらい働いていますが、
アメリカの方が効率が良くて、労働時間当たりの生産性が高いため、
アメリカの方がお金持ちです。

アメリカとフランスは、1時間当たりに作る生産量は同じですが、
アメリカ人の方がたくさん働いているため、
アメリカの方がお金持ちです。

アメリカとノルウェーは、生産額は同じですが、
ノルウェー人の方が少ない労働量で済んでいることになります。

より正確には(1)生産に対する給料の割合(2)家計から見た税・社会保障の負担
(3)社会保障・教育扶助の水準(4)選好の違い(5)労働参加率(6)時間外労働
なども考慮しなければいけないので、
あまり単純に比較するわけにはいかないでしょうけれども。
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この回答へのお礼

かなり学術的なご回答で勉強になりました。
ありがとうございます。

>産業革命後の初期には現在の2倍もの労働時間があり、
寿命が縮むような過酷な労働環境で人々は働いていました。
現在でも途上国では、労働時間は長く、環境は厳しいです。

長期的な目で過去と比べると、労働時間はかなり短くなってはいるんですね。では、産業革命以前はどうだったのでしょうか。産業革命というものの意味がポイントになるかもしれませんね。

>ノルウェー (A)43000ドル(B)64ドル(C)1400時間
フランス (A)30000ドル(B)49ドル(C)1500時間
アメリカ (A)42000ドル(B)48ドル(C)1700時間
日本 (A)31000ドル(B)34ドル(C)1800時間
韓国 (A)22000ドル(B)20ドル(C)2400時間

このデータは少し驚きました。日本や韓国の生産性はやはり欧米に比べると低いのですね。国同士の経済水準を比べるとき、GDPや一人あたりのGDPを比べて満足しがちですが、時間当たりの生産性を上げることを目的にしなければならないかなと思いました。

ちなみにこのデータはサービス残業は入っているのでしょうか?日本以外の国にサービス残業があるかはわかりませんが、日本の生産性はもっと低くなるかもしれませんね。日本のサービス残業はかなり多いですからね。

お礼日時:2007/09/17 13:22

まず40年前に今のような生活は想像も出来なかったわけですから、今の基準で先の生活を考える事には意味が無いです。


例えば
>一般的に見れば全然豊かでないですが、車もないです。
ここでいう『一般的』というのは『どういう水準か?』などです。実際40年前の金持ちよりいい生活しているんじゃないか?と思います。

巨人大鵬玉子焼きの時代は、巨人大鵬玉子焼きでそれなりに満足していたのでしょうが、今の日本人にそれで我慢しろと言うのは無理でしょう。
15年前の我々には一人一台のパソコンに自宅に高速回線なんて想像も出来ませんでしたが、いまや当たり前になっていますよね。
同じように今の我々にはどんな10年後の日本の生活スタイルがどうなっているか分からないので、我々の欲望には限りが無いというありきたりの返答しかできないです。(仰るとおり、哲学的心理学的な問題でしょうね)



で働かない権利があるか無いかについては、明らかにあるでしょう。
40年前と同じように年中安物の同じ服を着て、食費は切り詰めて、自宅は狭くかつボロイ家で遊びに金をかけない生活が我慢できるならです。

ただし、技術革新の影響は産業によって大きい所と小さい所があります。
生産性が上がった分野の商品は低価格になりましたが、生産性が上がらず相変わらず高い分野の商品も沢山存在します。
例えば、車やパソコンは高性能かつ低価格が進みましたし、衣料品は安い輸入品の影響で低価格になりました。
しかし、相変わらず人手がかかる医療は40年前と代わらぬ高い水準ですし、土地の広さも40年前と変わっていませんので地代は高い水準ですし、農業では国内が不効率で輸入も関税で止めているので食糧は高いです(それでも輸入の影響でかなり下がっています。例:100円バーガーや牛丼など)。

このように、『生産性の上昇の仕方=価格の下がり方』に斑があります。このため実際には週2,3日の労働では、値段が下がっていないモノを購入しなければいけないとき、例えば大病を患ったとき大変な事になってしまうなどの問題点はあります。
また教育は生産性が最も上げ辛い産業の一つはです。9~15年間税金で付きっ切りで教育された人間が週2,3日しか働かないのでは国家財政が持たないという問題などもあります。
したがって、全社会の人間が2,3日の労働をするだけでは社会は成立しません。
ただ、仕事と生活の選択肢に幅ができているのは確かだと思います。
皆が正社員ほど働かなくても良くはなっているし、『やろうと思えば』週2,3日の労働で『生きていける』ことは確かです。
格差の代名詞となった派遣についても『正社員のように週5労働』しなくても働く事ができるようになったと見る事ができます。

また現在社会問題化しているフリーターについても、前向きに見れば『生活水準を落として労働時間を減らしている人』と見る事もできます。もっと言えばパラサイトシングルもそれの一種といえますし、ニートだって技術革新により日本が豊かになったからできる行為です。
もう少し健全なパターンを探すと、早めに退職してのIターンUターンや海外移住なども短時間労働な人生といえます。
このようにやろうと思えば短時間労働、低所得な生活はできますし、実際にそうしている人たちは存在しています。

でもそういう人が少数派だからこそ現在の労働時間で落ち着いているのでしょう。
結局、所得と余暇バランスが現在の日本人にとって丁度良い水準なのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おかげさまで自分の疑問が客観的に見えるようになってきました。

>我々の欲望には限りが無い

ありきたりかもしれませんが、これがすごくポイントな気がします。
このあたりを心理学的に解明できれば、面白いかなと思います。

>で働かない権利があるか無いかについては、明らかにあるでしょう。
40年前と同じように年中安物の同じ服を着て、食費は切り詰めて、自宅は狭くかつボロイ家で遊びに金をかけない生活が我慢できるならです。

今ふと思ったのですが、人間が消費したいという気持ちがおこるきっかけって、メディアにあると思うんですよ。テレビ新聞雑誌の広告や記事を見て、あぁみんなこういう生活をしているんだぁと思って、自分もそのレベルの生活をしようと消費するんだと思うんです。なので、ポイントはメディアにもあるかと思います。

>また教育は生産性が最も上げ辛い産業の一つはです。9~15年間税金で付きっ切りで教育された人間が週2,3日しか働かないのでは国家財政が持たないという問題などもあります。

まぁ、当然そうなんですけど、「科学技術が革命的に上がったら」、の話をしているので、その上がり幅で財政の問題もクリアできる、という仮定の話を自分はしていました。なので、そのような諸問題よりも哲学的心理学的問題が自分のテーマであり核心な気がします。先ほどおっしゃっていた「欲望には限りがない」というほうが核心にせまっているかと思います。

>でもそういう人が少数派だからこそ現在の労働時間で落ち着いているのでしょう。
結局、所得と余暇バランスが現在の日本人にとって丁度良い水準なのだと思います。

「落ち着いている」のはわかります。ただ、「落ち着く」メカニズムが正当かどうかも、精査したほうがいいと思います。本当に民主的な「落ち着き」か?偏った勢力があり「落ち着き」が民主的なものとはずれているということはないのか?といったことです。goottttさんは現状の「落ち着き」が正当だとお考えということですよね。私にはその確信がもてません。ここは価値観の違いもあるかもしれませんね。

お礼日時:2007/09/17 13:06

少々説明が先走ってしまったかもしれません。

もう少しゆっくり説明します。
殆ど同じ事の繰り返しになりますが再説明します。

>それがなぜかが知りたいのです。
繰り返しになりますが、生活を豊かにする事を優先するのは、皆が40年前の生活をしたくないからです。そんな生活耐えられないからです。
美味しい物を食べたいし、パソコンやエアコンも欲しいし、夜遅くでも買い物をしたがっているからです。
また全ての人が労働=辛いだけの時間と判断しているわけではないのでしょう。
ですから一日8時間週5日程度の労働はやむをえないと判断しているのです(余暇より所得を優先)。

>後者を選択するとすれば、根拠は何ですか?
その根拠は現在の平均労働時間です。
前記した通り、40年前の生活水準で構わないならば週2、3日の労働で生きていく事はできます※。しかし、皆それをしていないのは、それ以上の生活がしたいと判断しているから、沢山働いているのです。

ちなみに40年前の生活水準では、暇があってもやる事が無いです。(40年前の日本ではレジャーは自然関係などに限られていたでしょう)
正直質問者さんは40年前の生活を美化しすぎだと思います。
犯罪率や平均寿命等から見ても当時の生活は『今の人から見れば』悲惨なものです。当時はそれが当たり前だったからこそ耐えられたのでしょうが、今の日本ではそんな生活を望む人はごく少数だと思います。

>なるほど、ということは、goottttの認識では日本は先進国に入らないのですか?

ですから、より一般の話をすれば設備が常に最新である日本を始めとした先進国の労働時間は大抵下がっており生活水準は須らく上がっていますが、設備が殆ど無い貧困国ではあまり変わっていません。




ちなみに、技術革新により作業効率が上がった場合、長期的に最終的にその恩恵を最も受けるのは生産者ではなく消費者です。
例えば、車を作る効率が2倍に上昇した場合。最終的には、車を作る労働者の給料が2倍になるのではなく車の価格が1/2になります。(コレは極論で実際は労働者の給料も多少上がります)。
だからこそ技術革新の影響は広く平等に広まるのです。

逆に、食糧生産技術は国内農家が40年前と技術水準(耕地面積)が変わっておらず、さらにそんな効率の悪い国内農家を守る為に高い関税がかけられているので、食費は40年前と変わらない高い水準なのです。また医療などのサービス業もかかる人手が殆ど変わっていないので高く付きます。
また技術水準の上昇と反比例して石油などの価格も上がっているので光熱費も高く付いています。
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この回答へのお礼

度々の詳細なご説明本当にありがとうございます。

確かに40年前の生活水準は劣悪ですよね。私もそう思います。現代は、パソコンもあるしコンビにもあるし車もオートマが当たり前だし。私は、現在の生活水準に満足しています。(といっても一般的に見れば全然豊かでないですが、車もないです)
もし、gootttさんも満足いっていらっしゃるのなら、仮に科学技術の発展した10年後になったとして、さらに生活水準を上げたいか、それとも生活水準をキープし労働時間を減らしたいかどちらでしょうか。もし、前者を選択される場合は、goottttさんはお仕事がお好きということですよね。でも、もし後者を選択したいという人間が現れたらどう思いますか?選択する「権利」はあるとお思いになりますか?それともそのような人間は現れないとお思いになりますか?

私の疑問の回答は経済学より哲学や心理学の領域なのでは、という気もしてきました。40年前の生活を美化しているわけではないのですが、100年前の生活水準に比べれば格段にいいはずですよね?そう考えると、おそらく現在の生活水準は100年後の生活水準に比べれば劣悪なものになると思いませんか?納得いくレベルになれば、生活水準向上をストップさせ労働時間短縮の方向に切り替えるのか。それとも、人間は労働時間短縮なんかせずいつまでも生活水準を向上させていくのか、ということを考えると非常に頭がこんがらがってきます。

>前記した通り、40年前の生活水準で構わないならば週2、3日の労働で生きていく事はできます※。しかし、皆それをしていないのは、それ以上の生活がしたいと判断しているから、沢山働いているのです。

本当に皆が「判断」してそれを選択しているのでしょうか?「判断」の余地なしに選択せざるをえない人はいないでしょうか?

お礼日時:2007/09/14 23:22

 面白い質問で、経済学の知識のある方が、その知識を元に明瞭に説明してくれるのを待っていたのですが、我慢できなくなって素人論を展開させて頂きます。


 確かに、科学技術の発展で、被雇用者が減りました。かつて銀行の支店には200名以上の人が働いていました。元帳は手書きだし、現金も全て人が数え、振り込みも全て文書だったから、人手がかかっていたんですね。
 今は、電子化により30人ぐらいに減りました。でも、各支店の人は前よりきつくなってヒイヒイ言ってます。仕事が楽になる前に、これだけ減らせるだろうと正社員を減らすからです。
 ところが、計算上楽になるはずが、実際はそれほどでもないというのが世の常です。だから、現実に必要な人員以上に減らしすぎちゃうんですね。その場合、計算した本部のエリートは非を認めませんから、無理は全て末端の支店の人が被ることになりました。
 労働時間の減少要因は他にもあります。仕事を海外の人件費の安いところに委託すると、同じ生産が安く出来ます。その分日本の労働者は必要なくなります。この場合も計算して先に労働者を減らします。
 正社員がきつくなると、当然労働時間も増えます。この場合、統計に出てこない残業があります。サービス残業です。私もある会社に勤めていたとき、月曜から土曜まで毎日20時間以上会社で働いていました。でも、残業時間の割り当てがあり、毎月20時間以上申告できませんでいた。拒否すれば、残業表の受理自体を否定され、残業0となる仕組みです。
 正社員は会社を辞めたくなければ、長時間のきつい労働を受け入れるしかないのです。
 これに対して、働く時間を制限する労働形態があります。バートですね。でも、時給は格段に落ちます。時給千円を切ります。ちなみに、生活保護と同水準の収入を得ようとすると、週40時間働くとして、時給は1200円以上でなければならないそうです。
 このような低収入に堕ちたくなければ、プライドを捨ててきつい労働に耐えて正社員の地位にしがみつかざるを得ません。
 以上の状態は米国的な経営理念に基づくのですが、日本のエリートは米国のMBAを取得しているので、思考が米国的なのだと思います。
 ちなみに、オランダでは技術進歩に伴って減少した労働時間を受け入れて、ワークシェアリングが立派に成立していると言われます。米国型の経営モデル以外にも立派に成り立つ経営モデルがあるということです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

現場の感覚で「長時間労働、高価格商品消費」サイドを
選ばざるをえない、仕組みがわかりました。(当然選びたくて選ぶ人も
いるでしょうが。)

>このような低収入に堕ちたくなければ、プライドを捨ててきつい労働に耐えて正社員の地位にしがみつかざるを得ません。

どうやら、労働の形態が、極端に二分化されていることが、
選択を偏らせる原因になっているかもしれませんね。

>ちなみに、オランダでは技術進歩に伴って減少した労働時間を受け入れて、ワークシェアリングが立派に成立していると言われます。米国型の経営モデル以外にも立派に成り立つ経営モデルがあるということです。

そうですね。オランダと日本のどういう違いが、そういう結果を生んだのでしょうか?

お礼日時:2007/09/14 10:18

>科学技術の発展で、例えば30年前は1時間かけてやってた作業が


>エクセルなんかのソフトを使って、1分でできるようになっている
>と言っても過言ではないでしょう。
第一に、実際の利用という問題。
情報技術で、局所的に見れば時間が短くなった部分もあるし、
経済成長に寄与はしていますが、現在までのところ、
生産性が「革命的」に上がるほどのレベルには至っていません。
ITが開発された、あるいは可能性を秘めるというだけではなく、
必要な場面に利用されなければ意味をなしません。
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je07/07b02010.html

第二に、給料の問題。
国税庁によると、
1998年から2005年まで民間平均給与は下降しているらしく、
効率が上がっても給料に反映されていません。
給料に余裕がなければ、時短を優先する空気にはなりにくいでしょう。
http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/ …

第三に、人との比較という問題。
人間の幸福感は人との比較によっている面もあります。
貧しい国の富裕層が、豊かな国の貧困層よりも貧しいことは多いですが、
申告してくる幸福感は貧しい国の富裕層の方が高かったりします。
周りの人が高い価格の製品を身につけているのに、
自分だけ安物というのは精神的に快適な状態ではありません。
人よりあまり下になりたくはないのでは。

第四に、最低生活水準という問題。
社会保険料(医療・年金・介護他)や教育経費は、給与に比例せずに大負担がかかってきますし、
住宅・食料の価格はある程度以上節約することは難しいです。
先進国でも、ある程度以上給与が少なくなると、効用の低下が著しいです。
アメリカの貧困層の生活は、犯罪・平均寿命などでは途上国よりも悲惨な一面もあります。

ただし、数年前までのフランスのように、
労働よりも余暇に価値がシフトしていくならば、
労働時間は減るとは思います。
豊かになるにしたがって、「短時間労働で、安価な商品でいい」
人が増えていると主張する論者もいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
非常にロジカルでわかりやすかったです。
特に「第三」がネックになる気がしました。

>現在までのところ、
>生産性が「革命的」に上がるほどのレベルには至っていません。

なるほど。では、仮に生産性が「革命的」に上がったとしたら、
労働時間短縮の方向に影響するとお思いになりますか?

>自分だけ安物というのは精神的に快適な状態ではありません。
>人よりあまり下になりたくはないのでは。

これすごく納得しました。これが人間の特性だからこそ
かもしれませんね。個人間で比較してしまうし、
国や地域同士でも比較してしまう。だから、
思っている以上に労働してしまう、ということですね。
もしかすると、これは非常に哲学的なテーマかもしれませんが、
この辺りが解明できて何らかの操作ができれば、(操作というと怖いですが)
「短時間労働、安価な商品消費」サイドと「長時間労働、
高価な商品消費」サイドの共存に寄与するかもしれませんね。
(共存する必要があるかは別として)

>豊かになるにしたがって、「短時間労働で、安価な商品でいい」
>人が増えていると主張する論者もいます。

やはりそういう論者もいるんですね。
ということは、その論者は日本はフランスほど豊かでない
と考えてるということですよね。

お礼日時:2007/09/14 10:06

技術革新は生産性の上昇をもたらします。


その結果
1.所得が上がる=生活が豊かになる。
2.労働時間が減少する
というメリットがあるわけですね。

我々は労働時間の短縮よりも所得を上げる事に熱心になる傾向があります。
あなたは、本当に40年前の生活を耐えられるのでしょうか?
応援するのは、巨人大鵬のような皆同じもの、ご馳走といえば玉子焼きという暮らしを我慢する事ができるのでしょうか?

もしそれでも良いというのであれば、あなたが短時間労働で安価な商品を実践すればいいだけの事です。
今時物件を選ばなければ住宅は4万あれば暮らせます。一ヶ月一万円生活の真似をすれば生活費は2万程度で抑えられるでしょう。その他年金や保険の為に月1万使うとしても月7万稼ぐくらいなら労働時間は週20時間程度で済むはずです。恐らくそれでも40年前の生活に比べれば随分マシな生活が出来るはずです。
つまりはまあパソコンでネットをやりながら高品質消費を批判している時点で質問者さんの意見は矛盾しているという事です。


ちなみに技術革新の成果は生産設備に反映されます。例え技術が進歩しても生産設備が更新されなければ意味はありません。
ですから、技術革新の影響によって労働時間が変化するのは、最新の設備を導入できるだけのお金がある先進国だけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ただ、私の質問の仕方が悪かったのか少し誤解されている部分があるので、冷静に私の質問と、今までの回答してくれたかたの書きこみを見ていただければと思います。

なるほど、我々は労働時間短縮よりも所得向上を目指す傾向があるわけですね。ただ、それがなぜかが知りたいのです。

>あなたは、本当に40年前の生活を耐えられるのでしょうか?

労働時間短縮された40年前の生活と労働時間が現代通りの現代の生活レベルの二択であれば非常に迷いますね。goottttさんは迷いませんか?
後者を選択するとすれば、根拠は何ですか?

>つまりはまあパソコンでネットをやりながら高品質消費を批判している時点で質問者さんの意見は矛盾しているという事です。

質問の書き方が誤解を招いたかもしれませんが、私は決して高品質消費を批判しているわけではありません。どうしてそちらに偏るのか、という純粋な質問をさせていただいているまでです。
また、私がパソコンでネットをやるとなぜ高品質消費をしていると断言
できるのですか?パソコンが私が所有しているものと断言できるということですか?それも純粋な疑問です。

>ちなみに技術革新の成果は生産設備に反映されます。例え技術が進歩しても生産設備が更新されなければ意味はありません。
ですから、技術革新の影響によって労働時間が変化するのは、最新の設備を導入できるだけのお金がある先進国だけです。

なるほど、ということは、goottttの認識では日本は先進国に入らないのですか?他の先進国では技術発展とともに、労働時間が減っているという認識してよろしいですか?

お礼日時:2007/09/14 01:45

まず前提が間違っています。

日本人の労働時間は減っています。週休二日が浸透してきたのが大きいと思います。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3100.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

この統計は知っていますが、科学技術の発展のわりに
総労働時間が減っていないのではないかと感じるということです。
ちなみに私は日本だけのことについて話しているわけでは
ありません。より一般的な疑問です。

お礼日時:2007/09/13 12:02

先端技術を導入することによって人を切るからです


たとえばロボットの導入によって効率が2倍になれば
人を半減しますよって仕事量は同じになります
だから巷では失業者であふれてます
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、科学の発展による労働時間の短縮は失業者が果たしているということですね。



※すみません。今までの「お礼」を「捕捉」のところに書いていました。

お礼日時:2007/09/13 11:58

あいた時間に新たな仕事を割り当てる。


自動化された分人手を削り結局一人にのしかかる仕事量は変わらない。
等じゃないでしょうか。

高品質消費サイドがある限りそれにあわせないと市場で淘汰されてしまいやすいので結果、対サイドにとって理想的な雇用先が少ないと言う事じゃないでしょうか。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

>自動化された分人手を削り結局一人にのしかかる仕事量は変わらない。等じゃないでしょうか。

そうですね。これだとほぼ生産量は変わらず、人手が余るという
ことですよね。

>高品質消費サイドがある限りそれにあわせないと市場で淘汰されてしまいやすいので結果、対サイドにとって理想的な雇用先が少ないと言う事じゃないでしょうか。

あぁ、なるほど。これは何かを操作できるとしたら、両サイドとも
要求を満たせる気もします。いかがでしょうか。

補足日時:2007/09/13 11:50
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おそらく、そのおかげで、1000万でも買えないような車が200万円で、200万しそうな原付が15万円で5000円はしそうなものが100円で手に入ります。

1時間が1分の成果がここに現れているのでは。
100円のフィギュアは、レースの編み物は、どう見たって、1万円しそうな手間がかかっていると思うのは私だけ?

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

確かにそうですね。
ごめんなさい、ちょっとこの話が私の疑問の回答につながってくる
論理がつかめないのですが。でもすごく核心をついていそうな
気がします。
もしよろしければ説明いただけますか。

10億円の飛行機が1000万円で買えるようになったため、
以前は自家用飛行機を持つような人はいなかったけど、
現在では増えてきてる、みたいな話ですよね。

科学が発展するということは、このように贅沢な生活が
できるようになるわけだけど、そこであえて以前の生活レベルを
保てば、労働時間は減るのではと思うんですよね。

ご教授ください。お願いします。

補足日時:2007/09/13 11:40
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