No.18
- 回答日時:
自然科学など、学問に今のところ、絶対は無いと思います。
「超ひも理論」がどうなるかは解りませんが。。1+1=2も絶対とはいえません。n進法(n>2)において成り立ちます。でも、この世?には『絶対』は存在します。『今』と『今、貴方が在る』と云うことです。過去や未来はいつともいえませんが、今は、『今』でしょう。また、『今』貴方は存在しています。私にとっても同じでしょう。もし、わたしが亡くなったとしても、原子レベルでまだ在ることでしょう。
こう考えると、貴方にとって、『今』は、『絶対』に存在し、『永遠』に『今』の中に在ることになります。過去も未来もその時において『今』になり、その間に時間と云う概念が入っているようにも思います。今から今に【時間を介して】移る時に変化が生じるのではないでしょうか。
No.16
- 回答日時:
言葉遊びですけど、「絶対に永遠はない」って言ったら「永遠」はあるのでしょうか?ないのでしょうか?
「言葉にあるものすべてあるなり」です。
この世には「悪」も「偽善」も「心」も「愛」も「真実」も「正義」もあります。
ボクに(というかここにいるみなさんに)「「絶対」はありますか?」と聞くhinaaさんはボクにとって「絶対」存在します。この疑問に答えるボクも「絶対」存在します。
< 言葉遊びですけど、「絶対に永遠はない」って言ったら「永遠」はある<のでしょうか?ないのでしょうか?
なさそうですね
私が絶対この世に存在するっていうのは、本当ですね
真実が間違って伝わったとき、もう、絶対に訂正って出来ませんか?
相手の気持ちって一度変わったら、もう、変わらないですか?
今まであった「愛」が急になくなっちゃうってどういうことなのだろう?
って思っちゃいます
そんなに簡単になくなるのかなぁ~って!
No.15
- 回答日時:
>永遠がないのなら・・・
>この世に、絶対もないですよね
>どんなことでも、必ず、変化するってことですよね
「永遠がない」とか「永遠」とはどういう意味の言葉なのか、ということです。
また「絶対」とは何かです。
ユダヤ教・カバッラーにおける、宇宙の創造と展開と終末の過程を描いた文章をかつて読んだことがありますが、始源における、「創造」の根拠として、エイン・ソーフの「自己発現」とでも呼べばよい過程が最初に置かれていました。
こういう風に言うと、何のことか分かりにくいですが、「存在世界」は、永遠の原初において、「完全なる充足」であり、これをエイン・ソーフというのですが、この原初の「完全性」言ってみれば「絶対性」が崩れて、この時間のある宇宙が生まれるのは、必然的な理由によるか、または何かの偶然によるのです。
しかし、完全な充足の永遠から展開した世界は、「時間」があり、変化生成のある宇宙となるのです。
この世界には「変化」があり、すべてのものは、変化し、同じ状態には留まらない、というのが、この世界の定めです。仏教で、「無常」と言います。しかし、すべてが変化するのか、といえば、変化しないものもあります。
「因果の法則」は変化しないのです。変化を定めているのが因果の法則であって、ある意味、「因果」は絶対で永遠であるのです。
原因がなく、結果もないものは、変化することなく、何時までも変わりないでしょう。しかし、そういうものは「ない」と仏教では語ります。
出会ったことには原因があり、出会ったことが原因となって、また世界は変化し、別れという結果が導かれるのです。「会う者は、必ず別れる」のです。死ぬまで二人別れることなく、例えば、一緒に死のうと、心中自殺しても、「死の向こう」で、別々になります。
死の向こうで、「空」になるのですが、空とは、無ではなく、限りない可能性の場とも言え、人は死んで空に入って行くとしても、別々の人が、空で混ぜ合わさって一つになるなどは、ないのです。
このように、一切は変化している、というのが仏教ですが、仏教のなかに、「永遠のいのち」という考えがあるのです。わたしが勝手に言っているだけかも知れませんが、釈迦は、「永遠のいのち」を見出すのが重要だと教えたのだと思います。
「永遠のいのち」とは、このいまの瞬間に、世界やわたしが立ち昇り、存在しているということの驚異であり、恵みであり、永遠なるものと連なっているという存在の根拠の開示なのです。(エイン・ソーフというのは、「神」とも言えますし、「アイオーン(永遠)」、「プレーローマ」、また「ブラフマン」とも言えます)。
「意味」は、このいまの瞬間瞬間にあり、いまは、その時時に、エイン・ソーフと神秘的に触れ合っているとも言えるのです。明日や一週間後や一年後に意味があるのでなく、このいまに、意味があるのです。
また、このいまにこそ、「永遠」があるのです。
誰かを愛し信頼したとき、二人の関係は、そのときにおいて永遠であり、それゆえ、永遠に変らないと思えるのです。しかし、時間のなかで、やはり、別れがあったり、失望があったり、どちらか一方の死があり、先に述べたように、一緒に死んでも、死後は別々になります。
「永遠であると思ったもの」が、結局、「変化してしまった」。そのようにも考えられますが、「永遠であると思ったもの」は、その思ったときのいまにおいて、永遠だったのであり、その永遠の事実は変化しないのです。
(以下の質問のわたしの回答を参照してください。少し複雑化も知れませんが):
>No.306919 質問:人類はいるべくして、ここにいるのですか? 回答 No.3
>http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=306919
>No.305411 質問:今触れたものは、永遠?失われる…?
>http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=305411
参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=306919,http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=305411
No.13
- 回答日時:
ちょいとハショった感もありますので
誤解なきよう補足しときます。
>ところが20世紀に入り、科学や数学が行き詰まりました。
>哲学も行き詰まりました。
例えば神の絶対性(人は神が造った)に対して
ダーヴィンの進化論(人は猿から進化した)が
反論になっていきます。
科学ではアインシュタインなどの「相対」が普及します。
First Noelさんの御指摘の通りです。
数学では1+1=2ですが
1+1=絶対に2、なのではなく
1+1=2というルールで出来ているのが数学なのです。
数学はそういったルール(公理)に基づき
矛盾のないようにつくられた体系ですから
数学の中では1+1=絶対に2という決まりなので。
こーゆーことを言い出したのは
例えばヴィトゲンシュタインあたりです。
じゃあ、1+1=絶対に2、とする数学のルールが
絶対に正しいのか?というと
数学は数学自身の正しさを証明できないことを証明してしまったのが
ゲーデルの「不完全性定理」です。
不完全性定理は数学界からは嫌われて?しまいましたが
現代思想に大きな影響を与えました。
ゲーデルは今でも現代思想の人気ものです。
以上の蘊蓄めいたことは
面白いと思ったら今後の興味にして下さい。
つまらかったら素っ飛ばして下さい。
>科学は再び「絶対」を考えています。
>超ひも理論、などがそれです。
はね、ちょっと皮肉が交じってます。
絶対真理に到達したいのが科学者の欲望でしょう。
だから「統一理論」などを夢見るのです。
例えば「超ひも理論」。
などと皮肉を込めて語るのはジョン・ホーガンです。
(責任転嫁?)
No.9にあるように
>「変わらないもの」「永遠なるもの」を
>欲してやまないのが、人間の心なんですね。
絶対的なもの、間違いのないもの、を手に入れると
人間は安心するんですよね。
でも、それは人間の弱さでもあるんだと思います。
こんなことを20世紀近くになって言い出したのは
ニーチェです。
(お釈迦さまが前から言っていたのは既に指摘の通り)
私もこんな考え方に賛成です。
20世紀というのは
基本的に「相対主義」が元気だった世紀だったと
いえます。
ただ、不思議なモンで「相対主義」が横行しだすと
皆が相対主義を絶対的に正しいモンだと思い始めるんです。
(実際はそこまで普及してないけど)
つまり「相対主義」を「絶対化」するんです。
何だかな。
よーするに
あんまりひとつの考え方やコトやモノやヒトに執着しすぎると
おかしくなってしまうんだと思います。
変化するから人間は、あるいは世の中は
面白いんだと思います。
何か、またさらに誤解を生んでいないだろうか?
No.12
- 回答日時:
#11,<注意>のところにある警告に触れるような書き込みになってすみません.
>そのひとによって感じ方が違うってことでしょうか?
つまりは,永遠=無限の時間で成り立つもの,と言う究極の意味で取るか,
或いは,人生の中において,に限るか,と言う「定義域」によって,
いろいろ回答が変わってくるのではないか,と思った次第でした.
無粋ですみませんでした...CUE009さん,hinnaさんゴメンナサイ.
No.11
- 回答日時:
CUE009さんのご意見に反論があります.
>科学は再び「絶対」を考えています。
>超ひも理論、などがそれです。
突拍子のない論理展開だと思います.
反例を挙げますと,自然科学の分野では,19世紀までずっと
「絶対座標系」の下で物理が発展したのに対し,マクスウェルやプランク,
アインシュタインの頃移行は,「相対性理論」にも見られますように,
「相対」の考えがむしろ普及した,と言えます.
自然科学では,「普遍性」「客観性」を重視しますが,
この普遍性と絶対性とを混同したり,「絶対性」に溺れていては,
自然科学の発展は有り得ません.
No.10
- 回答日時:
後にキリスト教、ユダヤ教、イスラム教へと分離・発展していった
古代イスラエル人が考えた宗教は唯一絶対人格神でした。
また古代ギリシャ人が考えた哲学は
下に説明がある「イデア」の探求でした。
この、宗教と哲学があったことで
西欧の人たちは「絶対」があるということを前提として育ち
その「絶対」を理解したいがために
早くから論理的な思考が発達し、科学や数学が進化しました。
科学や数学がどんどん進化し
さまざま物理現象その他もろもろの原理を発見したことで
西洋は東洋をリードし世界を制覇し
絶対は間違いなく存在し、そして間もなく解明されると
考えていました。
ところが20世紀に入り、科学や数学が行き詰まりました。
哲学も行き詰まりました。
宗教は真理探求というよりはビジネスになってしまいました。
そして世界大戦が起こりました。
急速に「絶対」に対する反論が増えてきました。
でも、まだ決着はついていません。
科学は再び「絶対」を考えています。
超ひも理論、などがそれです。
宗教と科学の狭間では
オメガプロジェクトなんていうのがあります。
オメガプロジェクトはちょっとトンデモ系ですが
よくSFなんかのモチーフになっているようです。
哲学では、こんな話が始まっています。
絶対、がないなら
絶対がない、だって「絶対的には言えないではない」と。
ややこしい世の中になってきましたなぁ。
絶対、がないなら
絶対がない、だって「絶対的には言えないではない」と。
アドバイスを読んでいるうちに、何が絶対なのか良くわからなくなってきました
なんかすごく難しいややこしい質問しちゃいましたよね
今、現在の物は、絶対変わらないとはいえないけど、過去は絶対に変えられない
これは、絶対にならないですかね?
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