つい集めてしまうものはなんですか?

肝硬変は治らないといわれるのが通説だと思います。
以前このサイトの、他のスレに、肝硬変は肝臓がスカスカになった状態で、戻りようがないということでしたが、肝臓の4分の1残っていれば基本的な生活は出来るとの事でした。よってそれ以上、スカスカが進まないようにすれば、肝硬変死は避けられる術があると言った内容でした。55歳の自分の現状は、B型肝炎からの肝硬変です。現在、アルブミン、血小板、凝固系などでは、肝硬変そのものですが、何とか日常生活行っています。ラミブジン・エンテカビルにて、ウイルス量は感度以下を保っています。GOT・GPTも30以下です。ヒアルロン酸は低下しています。
そこで教えていただきたいのですが、例えば4分の1残っている、肝細胞が今の小康状態を保っていれば、肝再性能で、スカスカになった、部位を駆逐していかないのが不思議なのですが、この点についてご教示ください。

A 回答 (2件)

メインPCが故障して、サブ機のノートPCを立ち上げるのに日にちが掛かり、直ぐに返信できず申し訳なき次第です。



>残った僅かな肝組織が、本来持つ再生能(HGFとの連関は、いまひとつ分からないのですが)で、肝機能を持つ正常肝細胞が少しづつでも再生しないでしょうかという事です。

HGF(肝細胞増殖因子)は、未だ第1~第2相臨床試験(毒性試験や動物実験)の段階です。人間に安全に適用されるまでは、相当の年月を必要とする。というのが、残念ながら正直な私の見解です。

しかし、例え巨大でも孤発性の肝細胞癌が摘出可能なように、線維化を起こした組織塊を取り除けば、正常に機能している肝細胞は再生されます。しかし、肝硬変によって引き起こされた線維化は、一つの塊ではなく全体に拡がっていますので、線維化を起こした組織だけを摘出することは不能と思われます。但し、肝臓移植という手段も考えらますが……。
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。
diffuseな線維組織内の、肝細胞には再生の余地がないということですね。それにしても、劇症肝炎の際、検出されたHGFが、上皮の再生にからむ研究に応用されるのは良い事ですが、肝硬変の病態研究に反映されないのが不思議です。

お礼日時:2007/11/24 19:32

肝硬変の重症度は血小板数で判定されます。

血小板数の減少の程度は、肝組織の線維化の程度と相関していて、線維化を起こした肝組織は再生されません。

HBV感染による肝硬変に対しては、肝移植またはインターフェロンβ(約30%に著効する)でHBVを駆逐しない限り、残念ながら肝硬変を根本的に治療することは出来ません。さらに、最悪の病態である肝臓癌や肝不全に至らないまでも、肝性脳症や食道静脈瘤破裂による消化管からの大量出血など致死的病態に陥る危険性も有しています。

ですので、絶対禁酒と蛋白や塩分を制限した食生活と軽い運動を続けながら、様々な合併症に対しては対症療法的な治療を施行し、少しでもQOLの高い生活を維持していくことが大切ですね。
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この回答へのお礼

教えてgoo!初心者でしたので、要領を得ず、御礼が遅くなって申し訳ありません。ご教示ありがとうございました。
 教えて頂きたいのは、肝硬変の診断ながら、日常生活をそれなりに送れている今の状態は、すべて繊維化が生じているわけではなく、例えば何分の1かは、肝組織の体を成しているはずです。お答え頂いた「線維化した組織部分は、再生されない」のは、瘢痕ですので、確かに理解できます。
 因みに、HBVには、INFより抗ウイルス剤が有効な事が多く(肝硬変は保険適応になっていませんが)、私に関しても、DNA量・陰性化し、他のデータも増悪ストップしています。
 この様に、悪いなりに安定状態であれば、残った僅かな肝組織が、本来持つ再生能(HGFとの連関は、いまひとつ分からないのですが)で、肝機能を持つ正常肝細胞が少しづつでも再生しないでしょうかという事です。
 お教え頂ければありがたく存じます。

お礼日時:2007/11/21 11:13

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