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イスラム教の中でおきている紛争はなぜおっこているのですか?

A 回答 (2件)

イスラムの中の紛争といっても、あまりにも数が多すぎて回答しきれません。



そのなかで最大のものは、「開祖ムハンマドの後継者として誰を認めるか」という問題があります。
これには大きく、「時の実力者が後継者」とするスンニ派、「ムハンマドの子孫が後継者」とするシーア派、「最もイスラムに忠実な者」とするハワーリジュ派の対立があります。
「時の実力者」は誰かの抗争、「誰が後継者か」の抗争、「最もふさわしい者はだれか」の抗争が、おのおのの内部で繰り返されます。
イスラムの場合、宗教と生活習慣が一体化していますから、後継者の考え方により、戒律やイスラム法が異なり、簡単に統一できずにいます。

また、現実主義的考え方と、原理主義的考え方の対立もあります。
この問題の根本は、イスラム法の解釈の違いになります。
スンニ派のワッハーブ派のように、宗派内で厳格に解釈を規定している宗派と、解釈の大部分を個人の判断に任せるスンニ派内のファナフィー派のような宗派もあります。

民族によるイスラム教徒同士の扮装もあります。
クルド人問題などは、その最たる例です。

政治的理由からの対立もあります。
中央アジアにメスヘティア人という民族集団がいます。
メスヘティア人は、スターリンによって強制移住させられたグルジア国内のイスラム教徒なのですが、移住にあたり、その地に住んでいたウズベク人やキルギス人の土地を取り上げて移住させたため、土地を奪われたウズベク人やキルギス人と扮装となっています。
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イスラム教というのは政教が分離ができなくて、


宗教が政治はおろか個人の生活までに及んでいます。

イスラム教国も当然国内にいろいろな問題を抱えてるわけで、
とくに、イスラム教の教えと現実とがそぐあない場合があります。
そこで、現実派と宗教重視派で争いが起きます。
この宗教重視派の極端なのが原理主義者という人たちで、
宗教を重視するあまりアラーの教えに反する人たちにたいし、
口頭で注意ぐらいならまだしも、人殺しをするのです。
イスラムでは人は基本的には生まれながらにイスラム教徒だから、
原理主義者からみればアラーの教えに反する人は「人」じゃないんです。殺しても「殺人」ではないのです。

これが根源的な問題で、「アラーの教えに反する」ことをしようとする現実派と原理主義者が争って、それぞれに外国勢力がついたのが、
中東で起こっている紛争のすべてです。

この回答への補足

凄いわかりましたが、現実派と原理主義者はどの宗派の集まりなのでしょう?
それとも、ごっちゃなのでしょか。

補足日時:2007/11/09 21:18
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