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ご存知のようにアフリカのジンバブエは何億、何兆といったすさまじいインフレを起こしており、戦前ドイツマルクやハンガリーのペンゲーに匹敵するほどですね。この然したる原因は、大統領が80年代から白人の農家を強制的に没収したりして、経済が混乱したためといわれています。



これは大統領の完全な政策ミスですが、これを簡単に言ってしまうと、有識者である白人かいなくなって、学がない黒人だけで経済を何とかしようとした結果であるといえるでしょうか?



差別的な言い方になってしまったのですが、とにかく経済をコントロールできる頭のいい人がいなくなってしまったために、経済をコントロールできなくなった結果と捕らえてよいでしょうか?

A 回答 (3件)

No.2の方が仰っているようにかなり複雑な経緯があると思います。


1800年代は直接的な武力行使の時代でした。武力により相手を征服して不平等条約を結び、公然と植民地化していく政策が取られたのです。しかし、20世紀半ばを過ぎるとそう言った植民地経営は姿を次第に消し、もっと巧妙な支配・収奪の仕組みに変わっていったのです。それは、国民・民族の分断支配というものです。日本でも江戸時代に士農工商という分断政策が取られましたが、もっと徹底していて、国民・民族を分断し、互いに戦争をさせて、漁夫の利を得ようとするものです。ロシアでプーチンがやったことも正しくそれでした。国内にチェチェンという敵を作り出し、それをやっつけることで自分を国民に売り込んだわけです。しかも、チェチェン民族がやったとされるテロはロシアの秘密警察がやったという証言がされていて、しかもその証言をしていた元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏は放射性物質「ポロニウム210」で殺害されました。チェチェン弾圧は国内問題ですから外国からはチェックがなかなか出来ないという仕組みです。それをもっと大掛かりにやったのがアメリカの同時多発テロ911ですね。そして、それを口実にアフガニスタンを攻め、次にはイラクを攻めて、イラク石油の利権を得たわけです。もちろん、それらを実行したのはアメリカに本拠を置く軍産複合体の人々。イラクのフセイン大統領は元々アメリカ政権がイラク支配のために作り上げたパペットでした。ところがそのパペットがいうことを聞かなくなり、そのため、湾岸戦争が起こされ、次には、今回のイラク戦争が起こされたわけです。
更に、イラクはイラク国民自体として、そう言った分断統治が制度化されるよう人権意識が持て無い状況にコントロールがされています。以下は、​http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9% …
ウィキペディアの「イラク戦争」からの引用です。

また、2006年に入って、武装勢力がイラク人の技術者や知識人を巧妙に殺害していることがわかってきた。フセイン政権は国力となる知識階級を積極的に育成してきたが、武装勢力はこれらの人々を直接殺害、あるいは拉致してから殺害して死体を遺棄するなどの方法で、すでに医師が約300名、科学者が約100名、大学教授は80 名以上が殺害された。知識階級はバース党員や旧政府の官僚が多かった為、抑圧されてきた勢力の犯行だと考えられるが、身代金目的の誘拐も数多い。このような治安悪化を理由として、40万人のイラク人が危険を感じて国外へ逃亡しており、国家の基礎体力低下は避けられない。2006年にイラクにいる医師は全土で2000名程度と見られている。

このため、イラク国内において、故意にイラクを弱体化させようと動く勢力の存在が浮かび上がっている。また、フセインは初等教育にも力を入れており、湾岸戦争前に9割あった(とされた)識字率も、戦後の経済制裁とこの戦争、続く統治の失策によって5割を下回っている。

あるイラク紙の主張によれば、米軍によるイラク占領以来、全土に点在する監獄や強制収容所には大勢のイラク人女性が拘留されているとされる。その大半が傀儡政府の要員や占領軍兵士によって性的暴行を受けており、結果としてエイズなどがまん延しているとする。また、強姦の被害を受けた女性が、一家の恥として家族の者の手によって殺されてしまうケースがあり、(大半が被害を受けているという主張にも拘らず)正確な被害者の数は把握されていないとする[13]。また、あるイスラム機関誌の主張によればイラクの民間組織である「イラク政治捕虜・受刑者連合」は、占領米軍はイラク抵抗勢力の士気を砕くための圧力カードとして、無実のイラク人女性捕虜に対して意図的、組織的な性的暴行、拷問、恥辱を加えている、と告発している[14]。

また、この戦争中、並びに、ブッシュ政権による大規模戦闘の終結宣言後の一連の戦闘においても、米軍は、湾岸戦争やボスニア紛争、コソボ紛争時など以上に、大量の劣化ウラン弾を使用したと言われている。陸上自衛隊が人道支援・戦後復興支援のために派遣され駐留したイラク南部のサマーワ近郊周辺からも、実際に、この戦争で米軍が使用したものと見られる劣化ウラン弾(複数)が発見されている。

以上、引用終わり。

つまり、イラクは、国内においても、自立が出来ない様に、分断統治が当たり前のものとして受け入れられるように、人権を叫ぶことの出来る人たちが組織的に殺され、エイズや劣化ウラン弾による遺伝子異常などの被害についても、そう言った被害があるという認定自体が出来無いようにされているわけです。エイズ自体は、死をもたらす病気ではありません。免疫機能をだめにするだけですから、これがエイズが原因であるとちゃんと判定することは民間人には出来ませんし、同様に、放射線障害も、民間人には証明が出来にくいことなのです。

ジンバブエについても、同様な影響がある様子です。
ただ、ジンバブエは、農業国ですから、220万%のインフレと言っても、国民の大部分は貨幣経済とは無縁の生活を送っています。
そのため、ジンバブエの生活自体は、そんなに混乱はしていない様子です。
http://zimbanet.jocv.net/02_picture/harare.html
http://zimbanet.jocv.net/index.html
を見ると、日本よりある意味では、暮らしやすいかも知れません。
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 事はそれ程単純ではないと思います。



 特に、大統領であるロバート・ムガベ氏自体が、17歳で教師免許をとり南アフリカのフォート・ハラレ大学、ドライフォンタイン、ソールズベリー、グウェロ、そしてタンザニアなどを経て南アフリカ大学を卒業し、ロンドン大学で経済学を学んだ程で高い学歴を有しています。
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90% …

 その教養を示すように、ムガベ氏の当初の施政は、農地や工場の急激な国有化を避けるなど白人社会との協調を基盤とした緩やかな社会主義による国づくりを進める一方、教育など福祉政策に力を注ぎ、識字率をアフリカ最高レベルの9割に導く“善政”を敷いていました。

 転換となるのは「第二次コンゴ戦争」派兵です。
 第二次大戦以来最悪となる400万人の犠牲者を出したとも言われる、この戦争に関わったのがジンバブエの転落の始まりではないでしょうか?
   http://www.rollingkids.com/blog/archives/2006/08 …

 膨大な戦費の負担と、これに拠ってアメリカなどの欧米諸国から敵視され経済制裁に繋がります。
   http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2008/07/post …

 そして、国内の反白人意識の高まりは、正論を押し潰すに余り有ります…。

 難しい立場にいて、難しい決断を迫られ、そして其の決断に失敗したのを人種的見地のみから断ずるのは流石にどうかと私は思います。

 ただ、その結果として失業率は80%。HIV感染率は24.6%、平均寿命は約39歳で、生活苦から国民約1300万人のうち、約400万人が職を求めて、国外へ流出すると言う、塗炭の苦しみを嘗めているのですから肯定は出来ませんが…。

この回答への補足

無知ではなく、反白人を意識し過ぎた政策が問題だったのですね。


ということは、国家のための政策ではなく、反白人意識という私怨に偏った政策が招いた結果という説明で落ち着きますかね?

補足日時:2008/12/06 00:22
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学が無いというよりも白人/金持ちに対する復讐心だけで政治をやってるわけです。


白人も金持ちも追い出したので政権の目的は果たしたとも言えます。

国民全員が餓死したとも聞かないので、そもそも彼らには金が必要ないのでしょう。
金の無い綺麗な政権を日本のマスコミはもっと褒め称えないとおかしいと思います。
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