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タイトルどおりなんですが、明治になってから皇居が東京に移り、そのため今の皇族の方々は全て標準語を話されるようになったと思います。

逆に言えば明治までの、天皇も含めた歴代皇族の方々は例外なく京都弁を使っておられたのでしょうか?

もちろん、一般市民の京都弁とは違って、「○○でおじゃるなあ~」 とか、皇室独特の話し方をされていたと思いますが、明治までの天皇はそんな話し方をされていたのでしょうか?

それともっと古くなりますが、たとえば聖徳太子も関西弁を話していたと考えられますか?

昨日のテレビでは主役が標準語で話していましたが、たとえば 「何のためにでしょうか? 私には分かりません」 と言うところを、実際には 「何でやねん! 知らんがな、そんな事!」 と話していた可能性はあるでしょうか?

1000年以上も前の関西弁は今と違うとは思いますが ・・・

A 回答 (5件)

先の回答者さんがおっしゃっているように、宮中では特別な言葉が使われていたでしょう。


そして、あなたがおっしゃるように言葉は時代とともに変っていきますが、その中では、宮中の言葉は、一番変化がなかったのではないか?と思います。
たとえば、一般庶民は「オットォ・オッカァ」武士だと「父上・母上」宮中だと「おもうさま・おたぁさま」。
この中で、多分「おもうさま・おたぁさま」が一番最後まで残っていたのではないでしょうか?
たしか、現在の天皇陛下も子供の頃は使っておられたのでは?
もちろん対外的には標準語ですが・・・
むしろ、別世界の宮中ではけっこう長く同じ言葉が使用されていて、逆に庶民の言葉はどんどん変っていったように思います。
特に、明治になって四民平等になってからは・・・。

柳田國男先生の『蝸牛考』では、「言葉は関西で生まれ、何年もかけて四方に波紋のように広がっていった」と言われています。
私個人的には、このメディアの発達した現在でも、そうだと思っています。(発達しずぎて最近ではたまに逆輸入もありますが)

たとえばNO.2の回答者のかたが・・・
>もっと、はんなり、まったりした言語・・・
と、おっしゃっていますよね。
これは、どちらも、もともと関西弁です。
もともとの意味は、「はんなり」は「心地よい派手さ」を意味します。
標準語で思い当たる言葉が無いのですが、「きらびやか」というのが一番近いですかね。
つまりまぶしいくらい派手な色や物をさします。
「まったり」は「おいしい」という意味で、本来は食べ物のよしあしに使用する言葉です。
ここで、弁解しておきますが、NO.2さんを間違いだと指摘しているわけではありません。
「言葉は、関西から伝わり、伝わるにつれ、意味が変化していく」という事を言いたいのです。
「はんなり」も「まったり」も、今は日本中に広がって、別の意味(ほんのりとか、ゆっくりとか)で使われているという事です。
ですから、関西から一番遠い、東北や九州などの言葉が古い・・・つまり、昔の人の使っていた言葉に近いと言われています。

あと、室町時代のなぞなぞに
「父では一度も合わないが、母では二度合う物は?」というなぞなぞがあります。
答えは「くちびる」なのですが、これは、その頃までは、「ハ・ヒ・フヘ・ホ」を「ファ・フィ・フ・ファ・フォ」と発音していたからで、父は「チチ」ですが母は「ファファ」なので、話すときに2回くちびるが合わさるという事なのです。

ですから、ひょっとしたら聖徳太子は、博多弁で「なんのためにしよっと?ワシにファわからんきぃ(←しまった高知弁)」とか、言ってたかも・・・
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この回答へのお礼

有難うございました。
そう言えば、今の皇室でもオモウサマ、オタアサマと表現するとか聞いた事があります。 これは旧来からの皇室言葉なんですね。
ただ今では昔のように 「○○でおじゃります」 とかは言わないのでしょうね。
たしか天皇陛下の記者会見でも無味乾燥な標準語を使っておられていたので、もう御所が京都にある頃に千年も続いた言葉文化は事実上は消滅してしまったのでしょうね。
東京遷都と言ったって、僅か100年ちょっとくらい前の出来事なのに、あっと言う間に標準語に変わってしまったのではと感じました。
せめて言葉くらいはと、とても残念な気がしました。

お礼日時:2007/11/27 10:29

皇室、皇族、公家、女官等現在の京都御苑内に暮らしていた人々が御所ことばを使っていたことはよく知られています。


当然生活のベースは京都であるので、京都のイントネーションだったのだろうと想像します。
間違っても「もうかりまっか~?」「ボチボチでんな~」のような関西弁は使わなかったでしょうが。^^
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この回答へのお礼

有難うございました。
御所言葉を使っておられたとすると、明治天皇がその最後になるんでしょうか。
大正天皇以降はずっと東京に住んでおられるので、もう昔の御所言葉を普段から使う事は無くなってしまったんでしょうか。
ちょっと残念ですね。

お礼日時:2007/11/27 10:17

とても面白い素朴な疑問ですね。


公家言葉はspeedpostさんがご想像されている通り、
「~おじゃる」「マロは~」「~あらしゃる」と言った物だと
思います。タイトルは忘れましたが、随分前に大河で吹越満さんが
上手に喋ってらっしゃいました。
所で少し関西弁を誤解されているようなので・・・。
「何でやねん! 知らんがな、そんな事!」は確かに関西弁
ですが、関西弁にも敬語は存在します(笑)上記の言葉は比較的
親しい間柄で、ごく普通に使われています。
いつの時代に現在の関西弁と言われているアクセントが確立されたかは
分かりませんが、「何のためにでしょうか? 私には分かりません」
をアクセントだけ関西風にして話すことも出来ます。
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この回答へのお礼

有難うございました。
昔の皇族はやはり 「○○でおじゃる、△△であらしゃる」 とか話されていたんですねえ。
今の天皇陛下や皇太子殿下などは、宮内でもこんな言葉を使っておられないんでしょうね。
そうだとすると、千年以上も続いてきた文化なのに、ちょっと残念な気もします。

お礼日時:2007/11/27 10:14

御所ことばというのもありますが、女房詞というのもあり、頭のことを「おつむ」と、言ったりします。


皇子時代は、そういう言語の中にいるでしょうから、「何でやねん!」より、もっと、はんなり、まったりした言語でしょうかね。
武士は、武士の言語、商人は、商人の言語が、あるのは、当時の階級社会では、防衛のためも、あると、思います。
自分の身分の名乗りでも、あるでしょうし、別の身分の人が入り込んだときの見分けにも、なると、思います。
宮中は、江戸時代は、かなり、逼迫した財政だったはずですが、それでも、プライドを守った別世界だと、思います。

参考URL:http://www.geocities.jp/operaseria_020318/aoitei …
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この回答へのお礼

有難うございました。
興味深いサイトですね。
今でも雑炊の事をオジヤと表現する時がありますが、これは元々女房詞だったんですねえ。 水の事をオヒヤもそうですね。
今の皇族の方はこんな言葉を宮内で使っておられるんでしょうか。
気になりますね。

お礼日時:2007/11/27 10:11

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E8%A8%80% …

京都弁ではなく、天皇家は公家言葉(御所言葉)を代々使われてきたと思います。
庶民の使う京言葉とはかなり異なるようです。

なお、「何でやねん! 知らんがな、そんな事!」は、
関西弁ですから全く関係ないです。
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この回答へのお礼

早速のお答え、有難うございました。

公家言葉というのがあったんですねえ。
これが私が述べた 「○○でおじゃるな~」 というような感じの話方かも知れませんね。
よくNHKの大河ドラマでも昔の天皇が登場しますが、放送では標準語を使っていますが、実際には公家言葉で当時の武将なんかと会話していたんでしょうね。

ところで、今の皇族の方々は全て標準を使われますが、公家言葉も明治の遷都で消滅してしまったと考えるべきなんでしょうね。 残念ですね。

誰か 「東京にいても公家言葉だけは残そう」 とか、主張する人はいなかったんでしょうかね。

一方、聖徳太子ですが、今の奈良県に住んでいたはずだし、公家言葉がキチッと確立される前の時代でしょうから、もしかしたら関西弁を使っていた可能性があるかも、と思うのですが ・・・

お礼日時:2007/11/26 16:51

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