準・究極の選択

衛星データ(赤外域の輝度温度(brightness temperature))で、積乱雲の発生地点を特定しました。この地点の輝度温度は約248Kでした。

その後、レーダーデータで降雨発生地点を特定したところ、衛星データから得られた地点から15kmほど離れていました(ほぼ同時刻)。この地点の輝度温度は約293kでしたが、衛星データーの可視画像で見ると、その周辺に雲はあり、その雲は衛星データで特定した地点上の雲と同じ雲です。

衛星データとレーダーデータで特定された2点に違いがある理由は何が考えられるのでしょうか?
また、輝度温度が高くても、雨が降ることはあるのでしょうか?
(緯度が45-50度くらいの地域を対象としているため、輝度温度は全体的に若干低めです)

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

降雨の様子を肉眼で見れば上層と下層では水平方向にずれが生じているのがわかります


レーダーでは下層の大きい雨滴からの反射を捕らえます
また
激しい降雨だと手前の雨域だけが探知され内部からの電波が遮られるので降雨が無いように見えるのです
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧なご回答、ありがとうございました。

雲の位置とレーダーで観測される雨域がずれている、というのは思っても見ませんでした。風や自転の影響なのでしょうか。
また、確かに、当日は激しい雨で、レーダーデータで特定した雨域は衛星データ(輝度温度)から特定した地点よりもレーダー側にありました。

が、やっぱり不思議なのは、当日は風は弱めで、衛星データで特定した地点はレーダーデータからの地点よりも15kmほど北東の方向(風下)にあり、衛星データで特定した地点もレーダーデータ上ではぎりぎり弱い降水があったことです。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/02/03 03:19

>時間に関しては、両方とも5分毎の観測なので、それほど大きなずれはないのでは、と思っています。


5分毎に撮影している衛星写真ですか。
ひまわりを想定して回答していました。一般に知られている衛星ではなく、特別なモノなのですね。私の回答は忘れてください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

わざわざありがとうございます。

そうですね、衛星データはひまわりではなく、欧州の国々が打ち上げた衛星のデータを入手しました。

たびたびありがとうございました。

お礼日時:2008/02/09 03:01

> 輝度温度は約248Kでした。


解像度の関係で、ピンポイントのデータとの誤差はしょうがないと思います。雲頂高が数十キロ単位で平坦な場合なら良いですが。

>特定された2点に違いがある理由は何が考えられるのでしょうか?
観測時間の違いではないですか。
00時のデータとして公表されていても、その時間のモノとは限らないのです。
特に衛星写真は、撮影すること自体が時間がかかるから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> 雲頂高が数十キロ単位で平坦な場合なら良いですが。
そういうものなのですね。圏界面に達する前の雲頂は水平方向には数kmほどしか広がっていなかったと思います。

解像度に関しては、質問するときに書き忘れてしまったのですが、輝度温度は対象場所上で5-6km、レーダーはそれよりも解像度は高いので、「15km離れている」→「衛星データとレーダーデータがずれた」と思ってしまいました。

時間に関しては、両方とも5分毎の観測なので、それほど大きなずれはないのでは、と思っています。ちなみに、レーダーで特定した地点を衛星データで探す(同じ雲の中でもっとも輝度温度が低い地点がレーダーで特定した地点にもっとも近くなる時間を探しました)と、30分ほどレーダーデータよりも早くなり、その地点の輝度温度は約270K(レーダー上では降水なし)でした。

ご回答いただきましてありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2008/02/07 06:11

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!