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多環式芳香族のアントラセンとフェナントレンの物性を比べた時に沸点はよく似ているのに(アントラセンが341度でフェナントレンが339度)融点は全然違う(アントラセンが217度でフェナントレンが101度)のに気がつきました。なんでなのでしょうか?融点も沸点も分子間作用に関係していると思うのですがなでよく似た構造のアントラセンとフェナントレンがまったく違った融点を持つのか教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

アントラセンとフェナントレンはどちらもC14H10です。


沸点は近いのに融点が大きく異なります。分子量が同じで構造が似ていれば融点、沸点が近くてもいいのではというご質問ですね。

似たような例です。同じ系統の化合物で分子量が大きくなれば融点、沸点が一様に高くなって行っていいのではと考えられます。でも違います。
メタン  -183℃  -162℃
エタン  -184℃  - 89℃ 
プロパン -188℃  - 42℃
沸点は分子量とともに高くなっていますが融点はほとんど同じです。

この回答への補足

ありがとうございます。
他の例でも沸点は分子量とともに高くなっていくのに融点はほとんど同じなんですね。面白いです。
なぜこのようなことがおこるのかアイデアがあれば教えてください。

補足日時:2008/02/01 09:53
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言い換えかもしれませんが、結晶時のパッキングがフェナントレンではアントラセンより難しいからではないでしょうか。


フェナントレンの対称性はC2vですがアントラセンは少なくともD2hはあると思います(それ以上高い対称性かも知れないが表記法をよく知らない、恥)。
ちょうどの比較にはなりませんが、アントラセン、ピレン、9,10-ジヒドロフェナントレンの融解熱力学定数が測定されています。↓
http://www.sciencedirect.com/science?_ob=Article …
これの表5をご覧下さい。ΔHとTΔSの両方でかなりの差があります。
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