プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 子供の頃、特急や急行に乗った時、タブレットの交換を見るのがとても楽しみでした。通過駅でかっこよく受け渡しをする車掌さんがとてもかっこよく見えたものです。そこで当時からずっと思っていた疑問を1つ。もしも、特急が通過駅でタブレットを取り損ねたらどうなったのでしょうか?列車は急停車し、駅員さんは追いかけて行って渡したのでしょうか?当時、父親は「車掌は絶対落っことしたりしない、必ず受け取る。」なんて言ってましたが、何千回、何万回と行われる内ではたまには失敗もあったと思います。くだらない質問だと思いますがご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひお教え下さい。

A 回答 (2件)

>通過駅でかっこよく受け渡しをする車掌さん


タブレットの授受を担当するのは「運転士(機関車索引列車なら、機関士)」です。本務の運転を担当する運転士の他に、タブレット授受担当の運転士が乗務して行います。タブレット授受担当の運転士がタブレットを受け取ると、それを運転担当の運転士と共に声を出して確認していました。ちょっとした事ですが、訂正させていただきました。失礼しました。

では、本題に入りまして
通過しながらのタブレット受取り時に、取り損ねて落としてしまう事は、やはり時々はあったようです。プロと言っても、人間のやる事ですので、こればかりは仕方がありません。
で、タブレットを落とした時はどうするか?ですが、原則的にはNo.1さんの回答通り、列車を止めて拾いに行かなければなりません。
但し、拾いに行くのが困難な場所(谷底など)に落としてしまった場合は、そのまま進行して次のタブレット交換駅で駅長に報告する事になってました。

また、このタブレットに関しては、こんな特例もありました。
昔、お召し列車の運転中に担当の機関士がタブレットを落としてしまい、お召し列車を停めて拾いに行った事がありました。規則&運転上重要な通票とはいえ、本来お召し列車が停車しない所に停めてしまったという事で、この時以降からお召し列車に関しては「タブレットを落としても、そのまま通過して良い」という特例が出来ました。タブレットを容易に拾えない場所に落とした時と、同じ扱いになったという事です。

日本の旅客列車で通過しながらタブレット授受を行っていた最後の列車は、因美線の急行「砂丘」でした。この光景を私は一度だけ、実際に見た事がありますが、今思うとあれは貴重な体験でした。
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この回答へのお礼

誤りを正して戴いた上、丁寧な回答を戴きありがとうございました。おかげ様で長く疑問に思っていた事が解決出来ました。また、お召し列車の事も大変興味深く読ませて戴きました。重ね重ねお礼申しあげます。
 私は山陰西部の出身ですが、かつて6~9両編成であった特急列車も現在はたった2両のみ。時代の移り変わりをひしひしと感じるとともに今思えば貴重な体験をしていたのだなぁと感じております。

お礼日時:2008/02/04 21:51

いやいや、とても素晴らしい質問ですよ♪



緊急停車した上で、列車を駅までバックさせて再度受け取ります。
都会のような過密ダイヤではないから、出来る事なのです。
また、通票を受け取らずに走行し続けることはできません。
パスポートを持たずに外国へ出かけるようなものです。

「猿も木から落ちる」
「弘法も筆の誤り」
と言いますから、落下事故は随分あったらしいですよ。
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この回答へのお礼

 ご回答戴きありがとうございました。現在の感覚でいえば「まさかバックはないだろう」と思っていましたがヤッテタんですね!
 「絶対落とさない」なんて父親が言ってたのは多分知らなかったんでしょうね。負けず嫌いのオヤジらしいと今つくづく思います。

お礼日時:2008/02/04 22:00

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