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時代小説等に、「~の字」という名前の呼び方がたまに出てきます。
たとえば鶴ノ助さんなら「鶴の字」、亀太郎さんなら「亀の字」というぐあいに・・・。
あれは今でいう「~ちゃん」みたいなものですか?

A 回答 (4件)

チョッと軽んじた、小バカにした言い方ですね。


当人に面と向かって「○の字」という場合は、目下の場合でしょう。同格の場合は相当親しい間柄でしょうね。
こんな言葉は、上品な人は使いません。
面と向かわず、当人のいないところでは、格上の人の場合にも使います。やっぱり、小バカにした言い方です。
>「~ちゃん」に近いですが、もうちょっと下品な感じ。
「○公」という言葉も、最近使われなくなりましたが、これに近いと思います。
なお、ヤクザ稼業で「○○の」と地名で呼ぶのは、本名を呼ぶのはチョッと憚られる、という心理からくるものです(同格者に対する一種の敬称)。
武士の世界でも他人を本名で呼ぶことはなく、できるだけ役職「○○守など」か、それに代わるもので呼びました。町人の世界でも同じです(番頭さん、おかみさんなど)。

最近の時代小説で、若い作家の場合、ヘンな言葉の使い方が見られます。私には、藤沢周平くらいまでが違和感なく読めます。
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下記によると、頭の1文字+「の字」で、「遠回し」に言う表現であるとされています。


http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BB%FA …

今で言うところの、「イニシャルS.T.」、あるいは単に「ST」というのに相当すると思います。


人名のほか、
「あいつは、あの女の子に"ほの字"だ。」
「めの字」(=めかけのこと)
というのがあります。

「御の字だ。」
「喜の字」(きのじ)=喜寿のこと
「米の字」(こめのじ)=米寿のこと
といった例も同じ感覚だと思います。
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辞書に:


人名の最初の一字に「の字」を加えて、人名を遠回しに言う場合に用いる。
とあります。噂話をする時や、わざと茶化して言う時に用いるようです。「隠語」としての語感も含ませた言い方かと思います。
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今で言うヤクザ(博徒)の世界で使われたようです。

愛称というより、相手の名前をはっきり言わないことで、「秘密保持」の機能を持たせていたのではないでしょうか。

例えばヤクザの親分が子分の鶴ノ助を「鶴の字」と常に呼んでいたとしましょう。ヤクザの下っ端が役人に捕まって
「『鶴の字』と呼ばれているヤクザの本当の名前は何だ。白状しろ!」
と尋問され、拷問を受けても、知らないことは決して白状できませんから。同じような目的で「保土ヶ谷の」とか「日光の」などと「相手を地名で呼ぶ」パターンもあります。

その結果、明治時代以降の芝居やドラマなどで「相手を『~の字』とか『保土ヶ谷の』と呼ぶのはヤクザ者。堅気ではない」という「お約束」として使われています。
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