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日本の食物自給率が40%を下回ったといわれていますが、農畜産物の大量廃棄もニュースで言われてますよね。
この相対する二つの事柄はどう説明されるのでしょうか

A 回答 (7件)

 #3です。

自給率に関して、やたらと食糧安保を持ち出す
人が多いのですが、私は大いに疑問を感じています。

 農産物に限らず、あらゆる商品は需要と供給がマッチして
初めて市場が成立します。日本が大量に農産物を買うからこそ、
食料輸出国は輸出による利益を得ることができます。日本への
輸出を禁止したら業界団体の強烈な反対に遭いますし、政府に
よる経済活動への介入として、世界的に叩かれることでしょう。

 なお、ロシアが周辺国へのガスや石油の供給を絞ることで
恫喝外交を行なっていますが、これを食料品と並べて語ること
はできません。なぜならロシアは旧ソ連諸国に、ガスや石油を
市場価格を大幅に下回る価格で輸出しているからです。

 ロシアはこの価格を市場価格並みに引き上げると恫喝している
のであり、決して禁輸しているわけではありません。外貨に乏しい
国に対しては有効な手法ですが、日本の農産物輸入に対して使える
手法ではないですね。もし農産物の輸出価格を引き上げる国があれ
ば、日本は別の国から輸入すればいいだけの話です。

 たとえば中国が日本に対して農産物を禁輸できるか? 現実的に
見て、これは不可能です。そんなことをしたら中国の国内経済が
大変なことになります。いまや中国は日本以上の貿易依存体質に
なっていますから、農産物という巨大市場のコントロールは不可
能ですね。せいぜい地球儀の表示に難癖を付けるのが関の山です。
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食糧の問題は、すべてを経済効率だけで考えずに「安心できる方向」で考え、自給率を高める努力を国民運動のレベルで展開したいものです。


 農地も労働力(高齢者など、比較低廉価な)も、関兄寒たる農業技術もあるのになぜ、食料を作らないのでしょう? 国際分業=摩擦を避ける為に食糧を輸入する? この議論は本末転倒です。人間社会・国家間の摩擦は避けられないものです。「食糧自給」は、国家としても根幹にかかわるもの、摩擦が起っても、あくまで食糧自給を大前提として、その摩擦の解決に努めるべきです。安易に妥協して食糧自給を放棄すべではありません。
 幸い、今、世界では日本食ブームとか。終戦後、アメリカが日本人に小麦(パン)を食べさせるように策をめぐらしたのと同じように、日本の米を世界の人に食べさせるような戦略があってもよいのではないでしょうか。野菜や果物また然りです。水産、肉牛など、牧畜だって可能です。
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本格的に政府が食料自給率問題を是正しないのは「食物自給率をあげる必要性は少ない」のであるから当然です。


日本には土地もノウハウも技術も機材も人もいます。食べたい食材が食べられなくなるということはあるかもしれませんが、外国からの輸入が停滞したところで栄養的な問題なら食料なんて政府が金さえ出せばいくらでも増産できます。
そもそも貿易相手国は一国ではないので「輸入原料で作った豆腐が1丁1万円」のような状況はありえません。中国の大豆が高くなればほかの大豆生産国から買うだけ、その他すべての国も値上がりすれば、世界中で大豆の値が上がってるということですから、大豆は儲かるということになれば誰も何も言わなくとも日本国内の農家が勝手に大豆の生産を拡大します。
本業で生活を維持し空き時間に先祖代々受け継いできた土地を守るというスタイルの兼業農家が多いですがきつい割りに保証もない儲かりもしない農業を誰もやりたがらないのは当たり前です。
でも、石油や金属の自給率のがよほど緊急度合いが強いです。

食料自給率を上げる意味があるのか?
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2 …
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/dc1ed23cfded9 …
食物自給率の低下が危険であると主張している団体↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E6%B0%91% …
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 生きるための基本となる食物の半分以上を外国に依存しているというのが、わが国の現状。


 わが国の安全保障上、国防よりも大きな問題かも。何故なら、日本を制圧するには、武力でなくとも、食品の輸入を止めることで国民の恐慌あおり、国内世論をコントロールできるから。
 自給率を上げると自国産で作ったラーメンが2千円になるかもとのこと。では輸入原料で作った豆腐が1丁1万円となると、如何でしょうか。ありえないと思いますか。そうならないように願います。でも、怖いことですが、相手のあることですから、誰しもその可能性は否定できないと思います。価格つり上げなど理不尽な要求を含め相手の言いなりとなる高いつけが来ることも覚悟しておく必要があるのかなと思っています。
 限られた収入です。だから、1円でも安く生活したいと思っています。しかし、外国産が何時高騰するかも分からない、品質も分からない不安を持って生活するよりも、安全、安心という観点だけで考えると、現状より多少高くても、できる限り国内産を奨励するとか、外国産でも監視の目が確実にされているなど、安心して食べられる食品を流通させるシステムを作ってもらうことが、総合的には経費が安くなるのではないかと思います。
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 農産物には安定需給が求められます。

今年は豊作だけど来年は
凶作というのでは、農産物業界は来年の予定も立てられません。
さらに、より安い価格で入手したいという欲求もあります。

 それら価格と供給量のバランスを取って農産物を調達した結果、
国外から 60 %、国内から 40 %という割合になったのです。

 なお米の自給率は事実上 100 %ですが、これは米が日本人に
とって欠かすことができない農産物であることと、米農家が
かなりの人数にのぼるので、食料安全保障と農家保護の名目で
多額の税金を投入して、自給率を維持しているのです。

 この数字( 需要 )のもと、国内の農家は出荷が見込める量を
前提に作付けします。豊作の年には見込み出荷量より多く収穫
されますが、今年たまたま豊作だったからと言って、消費者が
たくさん買ってくれるわけではありません。だから余った分は
廃棄するしかないのです。

 なお、自給率 40 %という数字ですが、これは日本の農地に
自給能力がないということではありません。あくまで海外農
産物との価格競争に勝てないということです。価格を無視す
れば自給率はいくらでも高められます。

 しかしむやみに自給率を高めるとラーメンが1杯 2000 円に
なるか、もしくは何十兆円もの税金が農家に費やされることに
なるので、政府もやらないし、民間も求めないというわけです。
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自給率と大量廃棄は次元が違います。


大量廃棄は値段が下がり過ぎて儲からないので、
市場に出荷する量を減らし調整するのです。
その結果、今までの単価を維持でき儲けが変わらないのです。
また、形が悪いというだけで出荷されないものも多数あります。

こうした事を改善する動きが今回の中国餃子事件で起きつつあります。
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・国内産よりも安い価格の外国産品が入ってくる→自給率低下


・市場価格が安いため出荷しても赤字に→出荷量調整の為に産地で廃却

こんなところでしょうか。
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