メモのコツを教えてください!

熱帯魚飼育初心者のpuu1-2-3と申します。
今現在、フィッシュレスにて立ち上げ中の水槽があるのですが、
先ほど、水温計が破損しているのに気づきました。
よくあるガラス製のもので、赤い液体と、金属と思われる粒が
封入されているタイプ(ダイソー製)です。

そこでご質問なのですが、内部に封入されているこの粒はなんでしょうか?見た目鉛のようにも見えるのですが、魚にとって有害なものでしょうか?構造をご存知の方、またご経験があれば、ご教授いただけると幸いです。

とりあえず割れた水温計は取り出し、底砂クリーナーで粒はできるだけ
取り除いた状態(2~3粒は残っているかも)です。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

No.2です。


無機化合物である純度の高い鉛は、実はとても水に溶けにくい性質があります。
また、鉛は自然な状態で野菜などにも含まれており、我々人間も常時摂取しています。
そして、法的基準値以下ならば、おしっこから排泄されるので必要以上に心配する必要はありません。
鉛は酸化しやすく、酸化とともに表面に酸化皮膜が形成されるため腐食状態が内部に進行しづらい特徴があります。
柔らかく、緊張、圧縮などの圧力でも破断しづらいため、地震が多い日本では、昔、水道管に鉛パイプが使用されました。
しかし、基準以上に摂取すると、体内に蓄積され長期的な毒性を持つため、近年、鉛は身の回りから排除される傾向にあります。

水槽内での鉛の利用(水草のオモリなど)では、鉛の表面は短時間に酸化するため、定期的に水槽水を換水している飼育下ではほとんど心配はいりません。

水槽内で使用する鉛以外で安全な金属(安定金属)は、純度の高いプラチナ・金・銀・チタン・ステンレスなどがまず浮かびます。
なお、ニッケルシルバー「ニッケル+銀の合金」は除きます。

銅は、酸化する際に魚などの生態に毒性を示します。
反面、水草などの植物のクロロフィルの合成に銅が不可欠であるということが分かっています。
(ただし、銅とクロロフィルの関係は、完全に科学的な解明されていません。)
光量の少ない水槽では、少量の銅を水槽内に投入する事により水草を元気に成長させることが出来る事がわかっています。

結局、鉛や鉄、銅などの金属類も、自然界に存在する一定量のバランスを保つ事で、魚や水草を元気に成長させることが出来るという事ではないでしょうか。
鉛など一部の問題点を気にするあまりに、水槽全体のバランスを崩すほうが危険だという事だと思います。

私は、本業はエネルギー関係(ガス・油・石炭)に関わる仕事に従事しています。
東京湾、浦賀水道で大型タンカーがテロ攻撃を受けた場合の、首都東京が機能停止するまでの日数や流出原油の環境被害などをシミュレーションした経験則でお答えします。
仕事上の環境問題への実験による経験則ですが、石油はマズ、水槽上部に浮かびます。(油膜になります。通常の観賞魚飼育者は、この時点で油膜を取り去ると想像します。)
その後、油膜は徐々に乳化して水に混じり毒性を示すわけですが、乳化するまでに海水で72~120時間、淡水の場合はその倍程度の時間が掛かります。
通常飼育では、それまでに換水、特に気になる油膜は優先的に排出するでしょうから、換水後に残った油程度ならば自然分解に任せても問題ないだろうという事です。
全換水しても油膜は完全に排除できないわけですから、全換水による生体への影響リスクと、どちらを選択するかの問題だと思います。
そして、ここら辺の判断は、飼育している生体にの種類にもよると思います。
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この回答へのお礼

お忙しいところ、丁寧なご回答をいただきありがとうございます。
なるほど、鉛は酸化皮膜が形成され一気に腐食しないのですね。
そのほかの安全な金属も、コストを考えるとなかなか使えませんね(笑)。砂に埋めなければなかなかゴージャスな水槽でしょうか?
灯油の件は、まず油膜を丁寧に取り去って、その後乳化したグリース状のものを拭き取れば、水中に溶け出す量は微量で、その後の定期換水で排除できるということですね?よく理解できました。
浦賀水道でのテロのシミュレーションとはすごいですね。
私も以前、船舶用エンジンの開発に従事していましたが、海上に漂う油膜ってなかなか除去できなくて大変ですよね。これからもお仕事頑張ってください。

お礼日時:2008/03/02 11:09

棒水温計の赤い液体は「着色した灯油」です。


30cmの小型水槽でも水量は10リットルほどあります。
10000CCに対して、棒温度計の灯油は1~2CCほどです。
水槽内で割れたとしても、水槽水から比べて極微量につき、大きな問題はありません。
ほおって置いても水槽内の、濾過バクテリアとは異なる常在細菌たちに分解されます。

棒温度計の金属球は単なるオモリです。
丁寧に取り除けば、これも問題ありません。

割れたガラスに指先を切るなどの危険性は残るものの、
飼育水に対する物質的な影響については心配なしです。

この回答への補足

回答のお礼で記入した計算間違っておりました。
2cc、7Lで灯油の比重が0.8程度とすると、
2000(mg) * 0.8 / 7 = 229 mg/l(ppm)ですね。
失礼しました。
ちなみに、実際水槽で破損させた経験はおありでしょうか?
それともなにか実験結果をお持ちでしょうか?
石油製品のLC50の致死濃度は、ppb(マイクロg/l)オーダーのようです。
http://nrifs.fra.affrc.go.jp/news/news13/news131 …

こんなに濃いと、もし破損して液が漏れたら、私なら全換水すると思います。分散、水換えによる水槽外への排出で見た目に見えなくなるかもしれませんが、短期間で自然発生のバクテリアが分解できるとはとても思えません。そういう観点では、少々高くても電子式温度計を使ったほうがいいかもしれませんね。

補足日時:2008/03/01 19:31
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
今回割れたのは、水温計の外殻で内部の棒状温度計は割れていませんでしたので関係ありませんが、温度計の中の液は灯油なのですね?勉強になります。

今回立ち上げているのは水量7Lの20cmキューブ水槽で、
2度リセットし、3回目の挑戦の1ヶ月経過したところです。
いまだに亜硝酸が猛威を振るっています。
(魚は入ってないので、またやり直すのもアリですが)
たとえは悪いですが、2ccといえども、
0.29ppmで、劇物だと思うと心配(またやり直しか・・・)で、
質問させていただきました。とりあえず安心しました。

ちなみに金属球ですが、よく水草などで鉛を錘にしますよね?
これは有毒ではないのでしょうか?国産グッピーの繁殖を考えているので奇形が心配です。Pbフリー化の昨今、代替されてるとは思いますが、銅なんかは危険とききます。
水槽に入れても大丈夫な金属、ダメなものをご存知であれば、
お聞かせ願えますか?

お礼日時:2008/03/01 18:01

液漏れしてなければ大丈夫だと思いますよ。


おそらく、下を重くするための鉛か何かでしょう。(パッケージ裏に書いてあるかも?)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
先ほど、割れた水温計を見ていたのですが、
内部の温度計自体は割れていませんでした。

パッケージの裏には、材質 ガラス/石油とあり、金属粒についての記載はありませんでした。

粒のほうは、ペンチの先でつまんでみても潰れず、
磁石にくっつくことがわかり、どうやら鉄のようです。
温度計の球体部分を包むように封入されていて、
測温の変化をなだらかにするために熱容量を大きくしてるのかな?
とも思います。

お礼日時:2008/03/01 16:05

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