【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード

香料についてご質問させていただきます。食には匂いが重要な役割を担っていて、例えば嗅覚を失った人は美味しさという感覚が激減したという話などを聞きます。

*今回は匂いや香料が食の美味しさに不可欠である前提で書かせていただきます*

■質問■
様々な食品添加物と同じく香料についても無添加がいいという風潮があると思います。
例えばフレーバーティーは香料使うより、果物の皮を使うですとか、巷のメロンパンには香料が入ってるから買わないですとか、飲料水は香料の入ってないものを買うですとか。
これらは、「なんとなく」安心という問題と、自然とか天然が良いという考え方があると思います。

ただここで疑問なのが、
(1)合成がなぜ悪くて、天然や自然由来なら安心でいいんでしょうか?

(2)香りの原因物質が香料と香料不使用製品とで違う成分でも成分としては化学物質として含まれるのだから、どっちがよいか比較できないのではないか?同じ成分ならなおさら。
(どっちであってしても成分によって変わってくる気がする、場合によっては天然のほうが比較的害のある場合だってあると思う)
香りがおいしさに不可欠というなら、化学物質が混ざったものが美味しさに不可欠だと思います。

なんだか正論だと思うのですが・・。
余計なものは入っていなければそれでいいと言えばそうなんでしょうが。
でもそんなの美味しくないですよね。例えば美味しいリンゴには香り成分が豊富に含まれているとしたらそれは余計なものでないんでしょうか・・。
(3)なぜ世の中は思考停止のような状況に陥っているのでしょうか?

有機栽培とか農家の愛情込めて育種した野菜ならよくて、遺伝子組換え野菜に拒否反応を示す日本の消費者やメディアと似ていると思います。拒否するところが違うというか、人工といえば全て人工だと思うし。なんだかやるせなくなるのです。

A 回答 (5件)

面白い質問ですね!!



私の場合、化学の知識はほとんどない(大学の講義で質問者様の質問内容のような講義を保存料について受けたことはあるので合成のものに対する偏見は弱めだとは思いますが)ので、全くの消費者の立場からいわせていただきますと、合成のものではなく天然のものを好んで買う理由は「現段階の商品では、天然と合成で香りの質が全く違うから」です。

やはり比べてみると、合成のほうが天然のものに比べて満足できるものではありません…香料のついた水など、果物の果汁を自分で絞って入れたものに比べると、気持ち悪い香りに感じます。

合成のものが天然と比べて遜色なく、値段が合成のもののほうが安いのなら、私はそちらを買うと思います(身体に害がないという説明がしっかりあるというのが大前提ですが)。
なぜ、合成のものが天然と比べて美味しくないのかは私は知りませんが…化学力がおいついていないのか、安い値段で手に入るものがないのかのどちらかなのでしょうか??

天然由来なら安全というのは私もおかしな先入観だと思います…天然のトリカブトの葉っぱ一枚より数百倍に薄めたシアンのほうがずっと安全ですよね。数百倍に薄めたシアンなら、どんなオレンジでつくられたかわからないオレンジジュースより安全だとすら思います。

有毒な虫がついている可能性のある畑で育てられた無農薬野菜(たとえであって虫が嫌だという意味ではありません)より、管理された畑で育った遺伝子組み換え野菜のほうが安心して食べられます。
遺伝子組み換え野菜だって、無農薬の野菜と同じか、関わっている人の数で言ったらそれ以上の、人々の思いやりがこもった野菜だと思います。

(3)については、「世の中のほとんどの人が正しい知識を学ぶ機会がなく、マスコミや企業が世の中の人々の誤解や偏見を利用する形で商品をどんどんうりだしているから」というのがあるのではないでしょうか。

参考になれば幸いです☆
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この回答へのお礼

>天然と合成で香りの質が全く違うから

確かに。特に食は元の物の味とか風味を模倣する方向にありそうなので、やはり元のには勝つことができない。化学、人工では天然に勝てないというイメージがついてしまっているのかも。その点、化粧品とかシャンプーの香りはオリジナルな感じですし、実際いい匂いのものも多くそれほど拒否反応はない気もします。・・んーいや、今はやはり天然香料配合とかのほうが購買力ありそう・・。

>身体に害がないという説明がしっかりあるというのが大前提ですが
>天然由来なら安全というのは私もおかしな先入観だと思います

やはり、長年親しまれて安心できそうなものが好まれる訳でしょうか。ただ人工でも天然でも同等の安全性の確認を求めるのがその前提にありますし、そして消費者側でも、理解したり、見極めようとされている人も案外多いのかもしれないと思いました。

>遺伝子組み換え野菜だって、無農薬の野菜と同じか、関わっている人の数で言ったらそれ以上の、人々の思いやりがこもった野菜だと思います。

人工って手作りですもんね。なんか質問でぐちってしまいましたが、人につくてもらう料理はなんて美味しいんだろう。とか思う面もあるのです。
要は心が決めるとも思っていて、しかしその心の仕組みの理解は難しすぎるのです。

>マスコミや企業が世の中の人々の誤解や偏見を利用する形で

まったくだと思います。ただそんなこと言ったら社会全部そうな気もしてヤキモキしてしまいます。

とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/23 20:50

天然化合成か、確かに世間的な意見としては天然が良くて合成は悪いなんていう意見が多いように感じます。


例えば、基本的に同じ成分を植物から抽出・濃縮する場合と化学的に合成する場合、聞こえは前者のほうが良いですよね、しかしながら植物等に含まれる自然毒まで濃縮してしまう場合があるため、急性毒・慢性毒性の観点から見れば後者のほうが安全ともいえます。合成物のほうが毛嫌いされる理由としてはやはり、歴史が浅い(まだ発見されてない危険性への危惧)、化学物質過敏症など一般に認知されてない問題性の存在などでしょう。私見としては、どちらが良いとはいえないと思います。成分によって変わってくるでしょうし。味をおいしくするため香料とかの化学物質を入れたものは人工物で、味をおいしくするため何度も品種改良した野菜や果物は自然物という考え方もどうなんでしょうね。品種改良を一切してないものなんてほぼ皆無なんですが。
無農薬栽培なんかは健康話には良く出てきますが、そもそも法律の規定以上の農薬を使わない限り、まず健康に影響はでないんですよね。むしろ、無農薬で栽培された野菜は虫食いが農薬栽培のものより頻繁に発生し、植物の自己防衛機能でほんの少しずつですが、自然毒(発がん性物質等)が多くなります。これを何代も繰り返していけば…何が安全かなんて実際分からないものなんですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なかなか言葉の雰囲気だけで判断されているという現状の認識がついてきました。何が大事かについて考える人は考えると思いました。

ただ、気分の問題で、イメージがよいイメージを持てるものを何となく選択するのも、まあしょうがないのかなと思ってきました。私はそれなりに考えさせる機会とか知識をもってしまったからあれだけど、別に知らない段階だったらそんな大したことでもない気もしてきました。心の問題。

お礼日時:2008/03/28 14:57

 皆さん冷静な見方をされているのでとても参考になります。

僭越ですが、私なりの考えを披露させていただきます。

(1)合成がなぜ悪くて、天然や自然由来なら安心でいいんでしょうか?
 少なくとも食品添加物の世界では、現在では否定されている考え方です。どちらかといえば「化学合成されたものの評価は一定に進んだ。天然のものは評価が極めて遅れている(評価が急務だ)」という認識が主流です。

(2)香りの原因物質が香料と香料不使用製品とで違う成分でも~
 天然香料でも化学合成された香料でも、つきつめればすべて化学式で表されるもののかたまりと考えることができます。組成はもちろん異なりますが。そういう意味では天然も化学合成も違いはありません。(質問の意図を取り違えていたらごめんなさい)

(3)なぜ世の中は思考停止のような状況に陥っているのでしょうか?
 難しい問題ですが、私が知る限りでは二つのパターンがあるようです。
a.利害が絡んでいる場合
 一部の自然食品販売業者など。化学合成を悪者にすることで商品に付加価値をつけていますので「天然も自然も一緒だよ」では商売になりません。
b.信じ込むことで自らのアイデンティティを確立している場合
 例えば一部の狂信的な生協組合員など。自らの信条を否定されることを極端に怖がるため、新しい知見を受け入れようとしません。「実は化学合成は危険ではなかった」となったら、「あたしの半生はなんだったの?」てなことになります。一種の信者ですね。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。皆さんの意見を伺うことて新しい発見や確認ができます。
>皆さん冷静な見方をされているのでとても参考になります。
そうですよね。よくみんななんで?とか思うのですが、実際は皆さんのような方も多数いらっしゃるんですよね。

>天然のものは評価が極めて遅れている
どういう意味でしょうか。評価実験がされてないという意味でしょうか?

>意味では天然も化学合成も違いはありません。
伺いたかったことへの答えです。やはりそうですよね。

>a.利害が絡んでいる場合
>b.信じ込むことで自らのアイデンティティを確立している場合
まああえて騙そうとはしなくても、やっぱよく見せたいというのはあるし、利害が入るとなおさらそうですね。どんなものにも少なからずある事かもしれません。思いこまなきゃ何も始まらないとも思います。



化学的に一緒だという考えが浮かんだので質問したのですが、この考えは矛盾はしてないとわかりました。何がいいかはその人の心(知識や考え方)が決めるとも再認識しました。心を思い込ませるための色々なことの結果が今だとも感じました。ただ何が正しいとかは結局なく、なにを軸にすればいいのかも悩んでしまいますね。

お礼日時:2008/03/23 21:06

面白い質問ですね。


まず1についてのみ、絡ませていただきます。
天然のものから抽出などの工程をとれば、それは食品添加物としての香料となります。(例:バニラ抽出物)
そして、現在食品添加物に天然・人工の区別はありません。
ウコンやココアの粉末も着色の目的で使えば着色料ですし、食品に供せられる添加物というのも多々あります。

発酵法で作られたビタミンCが人工なのであれば、ウォッカの方がよっぽど人工でしょうし、合成が悪いという根拠はあまりにあいまいにしか思えません。

私の師匠からは「分子の目で見ろ」とよく言われました。
モノの本質を理解するには、化学式による世界の理解と、実験的な論理が大切だという考えは、あるいは2と3の答えになるのかもしれないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。師匠さまの話、すごく刺激がありますね。

>根拠はあまりにあいまいにしか思えません。

定義がそもそも浸透していないということになるのでしょうかね。字面だけで判断しがちですし。

>モノの本質を理解するには、化学式による世界の理解と、実験的な論理が大切だ

なるほど。おそらく思考を停止した時点で本質の理解はおわるはずです。情報の判断と、論理性の追求こそ、学問とかにいるのではと感じました。なにかの本で「ずべてのものは仮設にすぎない」というようなことが書かれていました。そういうことを考えると難しいですね。後は思い込みの問題というか・・。

お礼日時:2008/03/23 20:01

私も、科学的に考えると、質問者さんの考え方は一理あると思います。


天然といっても、天然物質から抽出して単一物質化された成分と、
化学合成で作り出された単一成分とは、区別できません。
しかし、精製過程で精製しきれない不純物や、合成過程で排除できない不純物が、非常のごくわずか残るので、微妙に違う香りのように感じる場合もあるようです。
もっと、精製能力が発達すれば、いわゆる不純物も精製され、それらを混ぜ合わせて、より区別がつかなくなるでしょう。

私見ですが、
高度経済成長の時代に、化学物質万能論が展開された後、
安全性評価についての技術が不十分で、
公害や合成洗剤の有毒性などが大きな問題となり、
現段階のマスコミおよび消費者にトラウマをのこしているからではないかと思います。

以上のような誤解というか思考停止を開放するには、
正確な知識を広く浸透させる必要があると思います。
しかし、マスコミはそのような対応では、話題性が少ないため、
あまり報道しません。

そのほかの問題があるとすると、安全性試験です。
安全性試験は、急性毒性と慢性毒性に分けられますが、
急性はともかく、慢性毒性は、100年食べ続けても大丈夫か?といった実験は完成された例えがなにので、
経験則にもとづいて判断されている点でしょうか。

よって、より慎重に安全性をかんがえるならば、
合成物より天然物を選ぼうとする傾向が働きます。
そのほうが、経験的に安全であったと何千年の歴史が証明しているからです。

私の意見では、
香料の天然合成云々で、高い商品を選ぶよりも、
長生きや美容のためには、
まず、規則正しい生活をし、
バランスの取れた低脂肪の食事を、3食きちんと取り、
運動を適度に行う習慣をつけ、
ストレスを開放する自分なりの手段を持つ 
以上のほうが、より大きな影響を与えると思います。
そちらを完璧にできている方が、考えるべき次元だと思います。

さて、世の中のどれぐらいの方が、完璧にできていらっしゃるのでしょうかしらん。
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この回答へのお礼

>より慎重に安全性をかんがえるならば、合成物より天然物を選ぼうとする傾向が働きます。そのほうが、経験的に安全であったと何千年の歴史が証明しているからです。

なるほど、確かに添加物の規定自体にも人の経験や長年の使用によって問題ない事が天然ものについてはあるみたいでした。みんなが使って問題ないなら大丈夫だと安心しやすいですしね。新奇の合成香料には抵抗があるのは一理あります。ただ昔から使われている合成香料についてはまた一理考える必要があると思いました。

>完璧にできている方が、考えるべき次元だと思います。

まさしくそうですね。悪いなんて考えだしたらきりないですしね。完璧を求めていったら、どんだけでも出てくるけど、そのバランスが全然なってないと感じます。雰囲気だけで考慮すべき点をつくりだしてるのかも。まあそれが「安心」なんでしょうが。「安全」が上に来なくちゃいけないと再認識しました。

早速のご回答、非常に参考になりました。お礼を申し上げるのが遅くなってしまいすみません。ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/23 19:50

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