A 回答 (55件中41~50件)
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No.14
- 回答日時:
欲や向上心、今の社会があるからと思います。
自分はこうありたと(欲、向上心)思った時に、現実(今の社会)とギャップを感じたとき悩みます。
人は生まれながら、成長したいと思うものです。
その通りだと思います。
ですが、欲や向上心を刺激し豊かな物に恵まれた側面も有りそうです、それが資本主義でしょうから。共産主義の場合は欲を刺激しない、幾ら頑張っても同じお金しか貰えない、、それ故、良い物が社会に沢山溢れず、ある意味、人の悩みが増えた側面も有るかも知れません。
私などは人間と悩む様に出来ていると思います、それが人類の業(生まれ持って備わったもの)だと思います。
>悩んでいる方が前向きになれるようなアドバイスをしていけたら嬉しいです!
やさしい方ですね、きっと若い方だと思います、無理せず・少でいいです悩んでる人のお役に立って下さい。私も少しだけ頑張ります。^^。
No.12
- 回答日時:
こんにちは。
#9です。回答をお読み頂きありがとうございます。
>生物学に御詳しいようですので、もう少し詳しく説明して頂ければ有り難いですが、或は素人でも判りそうな御本を紹介して頂ければ有り難いです、興味が出てきました。
承知致しました。
ご説明致しました内容は#6さんがご紹介して下さいました「三つの脳の進化」の著者である「ポール・D・マクリーン」が論じました「脳の三位一体説」に基づくものです。質問者さんは既にお読みになっているのでしょうか。
この学説は脳科学では主流の考え方として支持されており、
我々高等動物の行動選択といいますのは、
「本能行動(生命中枢)」
「情動行動(大脳辺縁系)」
「理性行動(大脳皮質)」
として、現在では「解剖学的な構造分類」が成されています。
先に述べましたように、このうち「本能行動(反射)」と「情動行動(反応)」では未来の結果を判定することができません。これに対しまして、「理性行動を司る大脳皮質」には過去の体験を基に「未来の結果」を予測することが可能です。
このため、大脳皮質では他の中枢の反応に対して今現在に存在しない別な結果というものが予測されますので、それが意識行動である場合、必ずや複数の結果が比較されることになります。そして、この判定が食い違いますと「大脳辺縁系」がその矛盾に対して「情動反応」を発生させますので、大脳皮質においてはそれが「苦悩」として自覚されます。
単純な例を摂りますと、我々は幾らお腹が空いても勤務中に食堂へゆくわけにはゆきません。「本能行動」の場合、ここで良い匂いがしてくれば無条件で直ちに接近行動が選択されるわけですが、それが抑制されるのは大脳皮質が勤務中に会社を抜け出したらどうなるかを予測するからです。そして、この未来の結果を予測した計画行動というのが即ち「理性行動」であります。
ですから、このように大脳皮質がそこで余計な予測を行なわなければ判定の対立は絶対に発生しないわけです。
では、ここで実際に行動を抑制しているのは大脳皮質ではなく、「職務放棄」という未来予測に対して大脳辺縁系に発生した「不安情動」です。ですから、その悩みを解消するために仮に大脳皮質が「会社をこっそり抜け出せば良い」という解決策を提案し直したとしましても、この不安状態が解消されない限り我々は一切の行動を選択することができなくなります。従いまして、この対立は欲求が解消されるまで継続するわけですが、これが即ち「苦悩の生理学的構造」ということになります。
ならば、これに当てはまらないものを「形而上学的な悩み」と言いますが、我々の脳内に「情動反応」というものが存在する以上、まずこれを経験することは絶対と言っていいほどできないと思います。また、大脳辺縁系に与えられた情報が不足している場合でも不安状態が発生して行動抑制は掛かりますが、情報が不足しているということは即ちそれを穴埋めするための未来予測が成されていないということであり、この場合、大脳皮質においてそれが苦悩と自覚されることはありません。
この三つの中枢の機能分化は爬虫類以降の高等動物に適応されるものですが、我々人間に悩みが多いのは、それは未来の結果を予測する大脳皮質が発達しているからです。
有り難うございます再び書き込んで頂き楽しく読ませて頂きました。
「三つの脳の進化」の著者である「ポール・D・マクリーン」及ぶ脳科学ですか読んで見たいと思います。興味が出て気まいた。
有り難うございました。
No.11
- 回答日時:
理性があるからだと思います。
ごもっともですね。
ですが理性を働かせず赤ん坊の様に、感情だけで動けば人類は、今より争いが多くなり、破滅になるのでしょうが。悩みが多くなる。
有り難うござました。
No.10
- 回答日時:
それは、悩む者と、悩ませる者が、両方、二つ在るからです。
一人の「人」に二つの考えが、有る事によります。言い方を替えるなら一人の
人に二つの心が在るからです。
人間の心は「二元論」と云って、その事が「人間苦」というものを作っ
ています。二つの心の対立、矛盾が「人間苦」というものです。
その「人間苦」からの、解放、心の平安、絶対の安心、絶対肯定、神と
和解する事、それが「見性」すると言う事です。悟りを開くとも言いま
す。
「人間苦」の中に、神経症などや、軽い鬱など「精神疾患」などや、お
金、男女間の争い、人とのいがみ合い、戦争等も含まれます。
見性の効果は、対立、矛盾の解消です。絶対に折り合えない者の対立と
矛盾の解消です。それは、生と死というものの矛盾の解消です。それは
「道」という形になって、顕れます。
それに到るためには、人は何故悩むのでしょうか。これを学ばないと判りません。
鈴木先生の「即非の論理」ですか。西田先生の絶対矛盾的自己同一。
tumaritou1さんと同じ所に私も居るかもしれません。
tumaritou1さんとほを自覚は深くないですが。
有り難うございました。
No.9
- 回答日時:
こんにちは。
悩みが発生するのは「複数の結果」が存在するからです。
「本能行動」や「情動行動」などの中枢回路では「今現在にひとつの判定」しか下すことができず、その場で直ちに反応が発生してしまいますので悩むということはできません。これに対しまして、「大脳皮質の理性行動」といいますのは「今現在に存在しない結果」というものを予測することができます。
そして、
「本能行動」
「情動行動」
「理性行動」
この三つの中枢系統は並列回路として働いていますので、我々の脳内では必ずや「複数の判定結果」が存在することになります。
このように、現在では悩みといいますのは「解剖学的な宿命」であることが科学的に説明されており、かつて哲学ではこれを「身体世界と精神世界の対立」と定義していたはずです。
この回答への補足
>現在では悩みといいますのは「解剖学的な宿命」であることが科学的に説明されており
生物学に御詳しいようですので、もう少し詳しく説明して頂ければ有り難いですが、或は素人でも判りそうな御本を紹介して頂ければ有り難いです、興味が出てきました。
No.8
- 回答日時:
回答ではなく参考
未来の記憶
この最後のテーマは、計算と予測に果たす前脳-小脳の役割に関する先のテーマの継承である。前脳の両側に萎縮のある若い患者に関するアカリーとベントンの報告事例では、この患者には計画したり、経験を継時的な事象例として思い出す能力がなかった。この患者は現在と過去の経験を断片的には詳細に思い出すことができたので、患者に欠けていた能力は「未来の記憶」であったといえる。
このような患者の臨床的テストには、休暇中の海外旅行の詳細計画立案などが考えられる。既存の迷路テストは長期計画能力のテストとはいえない。
計画立案の座である前脳連合皮質は、個体維持衝動と種族保存衝動の座である辺縁系扁桃体と視床との結合によって、それぞれ利己的、利他的な色彩を帯びてくるものと考えられる。例えば家庭主婦の家計の遣り繰りは前頭連合皮質に投影された扁桃核の個体維持衝動である。子供の長期的な教育計画の立案などは利他行為として連合皮質に投射された視床帯の種族保存衝動である。このような個人の行動計画は「連合野」によって、国家財政から国際的経済計画の立案へと拡大されていく。
「未来の記憶」というと、どうしてまだ起こっていないことを記憶できるのか、という疑問が返ってくるかもしれない。記憶ではなく、計画というべきではないか。しかし、計画は現在進行中の過程の継承、発展を意味する。計画とは青写真の実現過程であり、青写真自体ではない。例えばフットボールの試合中に行動計画を立案することは自滅行為である。大事なことは、試合中の行動計画は既に青写真として選手の小脳前野にストックされていなければならない。未来の記憶には、計画、計算、予測と共に計画の記銘、自由意志のコントロール、状況の把握などが含まれている。
NO7,8と面白く読ませて頂きました脳科学的なのがお好きなようですね。
私も脳科学的な物に少し興味が出てきました少し読みたいと思います。
有り難うございました。
No.7
- 回答日時:
回答ではなく参考
著書「ヒトはいかにして知恵者となったか──思考の進化論──」
《計画》
もし我々に計画を立てる能力がなければ、はなはだ不利な状態に陥るだろう。計画を立てるということは、望んだ目的に到達するような一連の行動を考え出そうとすることである。計画を立てるためには、「まず最初にAをし、それからBをする」という具合に、ある種の時間の認識も必要になる。いつ何かが起こるということを見通せば、それだけ行動を適応させられるということだ。それはつまりうまく計画を立てているということである。
計画を立てる能力は想像する能力を前提としている。高等動物はある程度の計画を立てることが可能のようだが、彼等はその時点での欲求を満たす計画を立てられるだけである。人間だけが明日はきっと腹が空くだろうと見通し、将来の必要に対して計画を立てることができるのである。
どんな動物であろうと、それぞれの生活の仕方と世界の評価の仕方がある。人間程度の嗅覚しかない犬は間違いなく酷いハンディを背負っていると感じるはずである。ホモ?サピエンスが創造の冠に輝く宝石などでは決してない。寧ろひょっとして我々の疾走してきた脳のせいで我々は進化の行き止まりに追い込まれているのかもしれない。
それでもやはり、霊長類と他の哺乳動物との間には幾つか重要な違いがある。心理学者マイケル?トマセロと霊長類学者ジョゼプ?コールは、霊長類だけが「第三者関係」を理解できる唯一の哺乳動物だと言っている。この用語は心理学者ジャン?ピアジェから借りたもので、観察者が直接関わっていないもの、又は人のやり取りや関係を理解することを意味する。後で見るように、例えば霊長類は様々な種類の行動に対してグループ内の序列の知識を活用しているし、他の個体間の近親関係も理解している(一方、何人かの研究者は類人猿は認知能力は猿のそれより優れていると論じている)。
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