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食糧自給率について調べているのですが、今、日本では自給率が低いけれども、日本で栽培が可能であり、かつ自給率を上げられる食物は、何ですか?

A 回答 (4件)

●残念ながらありません


 通常の考え方をする限り「日本で栽培が可能であり、かつ自給率を上げられる食物は」ありません。もしあるとすれば、当然どこかで、誰かが栽培していて、自給率が上がっています。そうした食料がないということは、「ない」ということです。
 ただしこれは通常の考え方をした場合のことです。たとえば「米」は主食としての自給率は100%です。生産者価格は国際価格の5~6倍と言われています。なぜか?それは高い関税をかけているからです。日本の食料の多くは、関税や生産補助金に支えられています。これがなくなれば、もっと自給率が低くなる食料が多いのが現状です。
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限られた農地面積でカロリーベースの総合食料自給率を上げるためには、収益性が低くても換算熱量の高い作物を作らなければなりません。



一方、金額ベースの総合食料自給率を上げるためには、換算熱量は低くても、お金になる作物を作らなければなりません。

どっちを選ぶべきかといえば、後者の方でしょう。

いよいよ供給カロリーが不足しそうな事態になったときに高カロリー作物に栽培転換すればいいので、平時に金額より換算熱量を優先させて栽培作物を選ぶ必要はないですから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2008/05/02 20:52

一般に自給率という場合、カロリーベースのものが多いのでその前提で。


普段の食卓を考えると、ご飯、肉・魚、野菜です。
このうちご飯は自給率ほぼ100%です。
野菜はカロリーが低いので論外。
肉を食べる機会が増えましたし、肉はカロリーが大きいです。
しかしながら、国産牛を食べても自給率は上がりません。
なぜなら、国産牛が輸入飼料を食べているので、その部分で
自給率が計算されているからです。
つまり、肉を食べないか、牛のえさを国産にする。
ひとつの例が、日本には田圃が多いので、それを利用した
飼料稲の栽培が考えられます。また、普通の稲の藁部分を利用し、
余った米は輸出に持っていくことでしょうか。

しかし、現在のJAを介した農業政策は、ある種、社会主義経済であり、
モチベーションの維持にあまりよろしくありません。
農業者が単に生産者の立場だけでなく、経営者としての立場であるような
農業現場になれば、質問者の意図とは別のところで自給率の問題が
解決すると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。様々な観点から考察していきたいです。

お礼日時:2008/05/02 20:54

日本で栽培が不可能な食物を探す方が難しい


ほとんどの食物は栽培可能です(沖縄や小笠原を含む)

さて、自給率ですが、一番の問題は利益だと思います
100円で輸入・販売できる食物を日本で生産・販売すると200円かかる
そのため、輸入が増える
さらに100円・200円の内訳で
100円販売したスーパーの利益が30円、国産の200円だと10円

あなたがスーパーの経営者ならどちらを選びますか

さらに食物輸出国では輸出奨励金という補助金が出て
その補助金によって運賃コストがまかなわれるというケースもあります

生産すれば、自給率があがるというわけではありません
市場に拒否される(規格外)の農産物や
国内市場価格の下落で生産調整(廃棄)する食物もあります

消費者が200円の国産品を買い、売り切れが出て、スーパーで230円に
値上げしてもまだ売れる。
そういった環境なら自給率はあがるでしょう

ちなみに農家の所得は1億の財産(逆にいえば始める時の投資額)で
夫婦二人で働いて600万(一人300万)
5000万投資して300万の所得
(なんらかの災害があると0か赤字、借り入れをおこして生活)

こういった農業の現状が自給率の低下を起こしているのだと思います
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。
自給率の問題には様々な要因があるようですね。
もう少し調べて様々な観点から考察していこうと思います。

お礼日時:2008/05/02 20:59

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