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原子吸光法とICP発光分析法を例にとって発光分析と吸光分析の違いを教えて下さい。
短所や長所なども教えていただけたら嬉しいです。

A 回答 (1件)

原子吸光:資料を適当な方法で原子蒸気化し、生じた基底状態の原子が、この原子蒸気層を透過する特定波長の光を吸収する現象を利用して光電測光により個々の波長についての吸光度を測定し、試料の元素濃度を測定する方法。



ICP発光:高温の誘導結合(高周波)プラズマの中に試料を噴霧し、励起された原子による個々の波長の発光強度を測定し、試料中の各成分の濃度を測定するもの。

ICP発光の特徴
測定範囲が広い:原子吸光は金属元素に限定されるが、ホウ素・リンなどの定量が可能。原子吸光では充分な感度が得にくい難分解性酸化物を生成するような金属(アルミニウム・モリブデン・バナジウムなど)に対しても充分な感度が得られる。
高感度測定、多元素同時分析が可能
測定濃度範囲が広い
精度が高い

欠点:アルゴンの使用量が多い(値段が高い)
でも、かなり普及していると思いますが。(原子吸光に取って代わっている)
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