揮発性の酸の塩に不揮発性の弱酸を加えると？

硝酸カリウムにリン酸を加えて加熱すると反応は起こるでしょうか？
私は硝酸より弱いリン酸では反応しないと思うのです。
揮発性の酸の塩に不揮発性の酸を加えると揮発性の酸が発生すると高校の教科書には出ています。しかし、これは酸の強さも関係あるのではないかと思うのですがどうでしょうか？つまり揮発性の酸の塩と反応さえるのは同程度以上の酸でないといけないと思います。
また、これはアンモニアのような揮発性の塩基の塩についても同じ事は言えますよね。

No.1 回答者： fatto 回答日時： 2008/05/11 00:56

私の理解では酸性にすることが問題だと思う。

余剰なH+が平衡を崩すと思う。あとリン酸は強酸に順ずる酸だから無視できないね。
あいまいな答えでごめん。受験から20年近くたつから自信ないよ。

No.2 回答者： inorganicchemist 回答日時： 2008/05/11 01:22

酸塩基反応はすべて平衡反応です。

弱酸　と　強酸の塩　を混ぜると、わずかですが　強酸　が生じて平衡に達します。
この強酸が揮発して系から除かれると、平衡は強酸が生じるほうに移動します。　結果、強酸（の塩）がすべて系から除かれるまで揮発し、後には弱酸の塩が残ります。

この回答への補足

一般に高校の化学では塩化ナトリウムに硫酸を加えた場合の例で塩化水素が発生することが出ています。また、弱酸の塩に強酸を加えた場合つまり炭酸塩に塩酸や硫酸を加えた場合は弱酸が遊離するつまり二酸化炭素が発生とかかれています。一方では揮発性の酸と書かれていたり弱酸と書かれていたり混乱すると感じるのです。しかし、強酸の塩に弱酸を加えた場合が説明されていないので混乱を感じます。

補足日時：2008/05/11 01:49

No.3 ベストアンサー 回答者： doc_sunday 回答日時： 2008/05/12 16:04

揮発、沈殿等で平衡から除かれる可能性のある成分がある場合、最終的にはその成分が平衡系から無くなるまで反応は進みます。

なお、中途半端な加え方をすると、中途半端に残ります。大過剰加える必要があります。