「お昼の放送」の思い出

こんにちは。

なんで日本ではドイツのようなフィードインタリフ制度(電力会社に再生可能電力※ を固定料金による買取制度を義務として求めた内容)が導入されないのでしょうか?

阻害要因・課題は何だと思いますか?

世界では40カ国以上が採用して成果をあげてるのに。新エネルギー対策に日本は消極的な感じですね。石油はピークオイルが世界で議論されてるし、原子力は短期的には必要かもしれませんが、万全を期してても危なそうだし、廃棄の問題は解決されるのでしょうか。

石油もウランも輸入品だし近い将来枯渇する資源という話もきいたことがあります。プルトニウムも使用後はどうやって廃棄するのでしょうか。
私の所に届く電力会社からの広報(?)には、奥様向けのおかずレシピなどは紙面をさいて書いてありますが、利用者に一番伝えるべきプルトニウムそのものの有害性・使用後の安全な廃棄方法については触れないようにして、オブラードに包んでいるような気がします。(悪気はないのかもしれませんが…)

やはり長期的は太陽光発電などの再生可能エネルギーへとシフトしてるのが世界的な流れのように感じますが、日本はどうなってしまうのでしょう。私は母親の立場なので、子供たちの将来が本当に心配です。

●再生エネルギーが普及しないのは、何が阻害要因なのでしょうか?

・政治の問題(もしかして業界と癒着してるのかしら。既得権益というか…)
・スポンサーシップの問題で市民の認知が低いのか(テレビやニュースで自主規制などして放送されないから市民のニーズが芽生えない。)
・送電技術・蓄電技術などに課題があるのか
・ソーラー事業などの再生可能エネルギーの業界に問題があるのか
 (悪徳業者が介入しやすいなど問題もあるようですね。)

どんな切り口でも結構なのでどなたか教えてください。
私は研究者でも技術者でも業界関係者でもない素人なので、どうか平易でわかりやすい簡単な解説をお願いします。

またこれらの問題点をご指摘したうえで、さらに解決策、改善策などあったら教えてください。

●フィードインタリフについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3% …

※太陽光発電などの自然エネルギーのこと

A 回答 (14件中1~10件)

No.4とNo.8の者です



先日のNHKスペシャル『低炭素社会に踏み出せるか~問われる日本の進路~』をご覧になりましたか?
( http://www.nhk.or.jp/special/onair/080601.html )

ドイツの取組みは、日本でそのまま導入できるかはさておき、示唆に富んでいたように思いました。

番組では『ドイツが自然エネルギー普及に成功した要因』は、
『自然エネルギーの固定価格買取制度』や『環境税の導入』にあるとしていました。
ただし、固定価格買取制度により電力会社が電気料金を上げていることや、
環境税の導入には未だ国民の半数以上が反対していることも述べられていました。

それに対しわが国は、電力自由化のもと、固定価格買取どころか電力会社には値下げ圧力がかかっており、
自然エネルギーの買取価格は、各社の経営努力の範囲で吸収できる現状レベルが限界であることや、
経産省と環境省の駆け引きで環境税の導入に失敗したことが述べられていました。

その結果、ドイツでは二酸化炭素の削減に成功し、太陽光発電や風力発電が新たな産業として100万人の雇用を創出する一方、
わが国は世界各国から排出権を獲得するため、年間7,000億円もの税金をつぎ込んでいる現状が述べられていました。

そういう視点で考えると、No.9や11の回答者のおっしゃるとおり、太陽光発電が世界2位で、日本の電力会社が頑張っているとしても、
現在のわが国は、ドイツに比較して取組みが消極的だといわれても仕方がないかと思います。
ドイツと日本では電力系統の構成が異なり、技術的にも単純とはいえませんが
少なくともドイツでは『二酸化炭素の排出は有料だ』という意識が市民にまで浸透していると番組では述べていました。

民間(一般家庭や民間企業)だけでは、ドイツ並みの成果を挙げることは困難ではないかというのが印象です。
環境税1つ取っても、産業界の強い反発や、市民の負担増を考えると、なかなか厄介な話だと思います。
政治の超強力なリーダーシップとマスコミの支えが必要じゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

fuchsiaさん さらに詳しいご回答をありがとうございます!
また問題のご指摘だけでなくご提案もいただき、嬉しいです。

NHKスペシャルは見てませんでした。
添付のサイトを読むと、「日本は長く省エネ技術で世界一を誇り、こうした技術を温暖化対策にも活かし取り組みを進めてきた。しかし日本の温室効果ガスの排出量は思うように減らず、基準となる1990年の水準をなお6%余り上回っている」とあります。今度 主催国として洞爺湖でG8サミットが行われるのに、カッコつかないのでは?と思ってましたから。

これが私の今回の問いと繋がります。

私は普段の生活ではもともとエネルギー過多の生活を慎みたいと思ってます。(パソコン時間が多くなるのでこの回答受付もクローズします)。環境税も、限度はありますが個人的には受け入れてもいいのに…と思います。自分の子供が大きくなったとき、彼らに何世代分ものツケを払わすよりかは…という気持ち。(FITみたいな制度と重なってはキツイですが)

家庭では節電すると節約・低炭素にもなる。でも事業系では「電気をどんどん使えば使うほどコストが安くなる」仕組みだという話もきいたことがあります。それって使用量がケタ違いなのに矛盾してるのでは?と思ってました。

ある情報によればなんと
「家庭の電力料金は、3段階の価格設定によって、同じ月の中で使えば使うほど単価が高くなるように設定されています。だから家庭は電気を節約する。しかしその一方で、事業系の電気料金は、基本料金が高い代わりにキロワット時当たりの単価が安いので、使えば使うほど電力単価が安くなっていく設定になっている。これでは一時に集中して電気を使わない限り、電力消費の多い月は、より多く使った方が単価が安くなり、電気料金が節約できることになります。このように事業系の電気料金の価格体系は、限りなく電力消費を促進させる形になっている」

だそうです。なんかヘンな感じです。

やはり矛盾です。国がいってることと。

お礼日時:2008/06/04 10:08

どういたしまして。


補足での質問に、わかる範囲でお答えします。

いろんな技術を、
>なんらかの形で「共存」
させることは可能です。というよりも、必要なことだと考えられています。

実は、温暖化の対策技術は、どれか1種類(もしくは数種類)だけでは足りないんです。「省エネだけ」でも、「再生可能エネルギーだけ」でも、「原子力発電だけ」でも、効果が足りません。
それぞれの技術には「一番得意とする使われ方」があります。無理に特定の技術だけを使うよりも、たくさんの技術の長所を有効利用する方が、安上がりで、かつ対策が速くなるんです(当たり前と言えば、当たり前のことですが)。
温暖化対策を十分に効率良く進めるためには、今使える技術を文字通り総動員する必要がある、と予測されています(もちろん水素も、車のエネルギー源などとして期待されています)。
これらは下記の資料に簡単にまとめられていますが、特に64頁や78頁周辺がご参考になるだろうと思います(やや小難しいスライドですが)。
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf

また、今後の20年ほどの間にどれだけ手を打てるかで、そのあとの被害に大きな違いが出てしまうと予測されています。しかも先進国だけじゃなくて、途上国にも広く使って貰うようにしないといけませんので、とても急ぎます。上の資料の76頁あたりに簡単に書かれていますが、下記も参考になると思います。
http://www-cger.nies.go.jp/qa/6/6-2/qa_6-2-j.html

端的には、「今後20年ほどの間に安く確実に使えそうな対策技術は、ぜんぶ使わないといけない」と言える状況だと思います。
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この回答へのお礼

phtvltcさん 補足をありがとうございます
資料は難しいけどコメントはわかりやすいです!

とくに「実は、温暖化の対策技術は、どれか1種類(もしくは数種類)だけでは足りないんです。「省エネだけ」でも、「再生可能エネルギーだけ」でも、「原子力発電だけ」でも、効果が足りません。」

というコメントは、身に迫ってきます。IPCCの添付のデータも、一般市民の私には(難しいけど)まだ知らないことばかり。質問してよかったです。大きく背景をまとめてくださった感じがします。

わかりやすい例でドイツを挙げることが多かったのですが、他の国も日本より もっと温暖化対策での国民の理解が深い気がします。それでも国内の地域・会社での裾野での積極的な試みを読んでると 潜在的な「うねり」を感じてます。

これからは原子力(火力発電)がスゴイぞ!という話ももちろんありますが、「独占」「たたきあい」ではなく、生物界みたいに共存すればいいのでは?なんて思いますが。

でも今回の質問で、一部の回答者からは感情的に批判されたので、難しい問題なんですね。(人格否定的な発言もあり、ちょっとコワかったです…。)
エネルギー分野同士のシェア争いや、短絡的な競争原理やコストうんぬんより、phtvltcさんが説明した話のほうが私にとっては身近に感じます。

ちなみに原子力大国のフランスがフィードインタリフを導入したのはななぜ?と思ったら、EUに導入を勧告されたからしいです。
インドも原子力だけどフィードインタリフを導入してるます。
まったく同じ制度をマネしなくても、日本もG8主催国だし、もっとやってよ!と思います。

私には限られたことしかできませんが、phtvltcさん、何分野の専門家か存じ上げておりませんが ご活躍を応援しております!

●フランスの再生可能エネルギー振興策
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9% …

お礼日時:2008/06/04 10:30

Aya-aさん、はじめまして。



日本で再生可能エネルギーが普及しないのは、主に下記のような原因ではないかと思います。

(1)温暖化に対する理解不足
温暖化がどの程度怖いもので、どの程度のお金をかけて対策をするのが妥当なのか、実感できていないのでは無いかと思います。
ここでは多くは述べませんが、下記が参考になると思います。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/interview/08 …
http://www-cger.nies.go.jp/qa/qa_index-j.html
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf

(3)再生可能エネルギーに対する理解不足
短所ばかりやり玉に挙げる人がいますけれど、十分実用になっていますし、IPCCの報告書でもちゃんと有効な対策に挙げられています。

特徴については、下記のようなサイトが参考になると思います。
http://www.nef.or.jp/what/index.html
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%86 …
http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/feature/ …
  http://www.nedo.go.jp/nedata/17fy/index.html

(4)政策の問題
フィードインタリフ制が海外で成功を収めつつあるのは先日のNHKの番組でも紹介された通りです。逆に日本は助成を減らしたり量を制限したりして、政策が弱くなってしまっています。日本で勢いが無いのは、その差が原因だと言えると思います。政策のサポートが無ければ、電力会社だって入れる気が削がれてしまうだろうと思います。

日本語の資料がなぜかとても少ないのですが、下記のようなものがあります。
http://www.osaka-ue.ac.jp/gp2006/doc/att_3.pdf
http://ksakurai.nwr.jp/R/slides/WhyFIT/WhyFIT.pdf
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hss/hss_r …

ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

phtvltcさん ご丁寧な説明をありがとうございます!

専門家の方なのに、紳士的な言葉で懇切丁寧に解説してくださり、感謝します。

とてもわかりやすいです。新エネルギーについて「過去・現在で採算がとれないから×」「一部で技術の問題が指摘されるから×」と否定しすぎるのは 大きな木になる萌芽を摘み取ってしまう感じで、個人的にはもったいない感じがするのです。

電力会社の新技術も素晴らしいのでしょうが、回答を読むと水素などの新エネの分野も素敵です。(問いを発してててなんですが)FITにこだわらなくても、なんらかの形で「共存」という世界は存在しないんものでしょうか。

「政策のサポートがなければ、電力回だって気がそがれる」
なるほど。
また一部では「経済産業省も政治も、電力会社の政治力の前で、わかりきった施策を実行に移すことができないでいる」指摘もあります。

どっちがどういう力関係なのか、政治的な問題については残念ながら詳しくありません。

資源エネルギー庁もいってるとおり、長期的には必要な気がすすのですが。

お礼日時:2008/06/03 18:29

> 真っ当な仕事をしている業者の方が、食べていけるような仕組みを作ってほしい。

国民にも関心が深まればいいと個人的に思っています。

そう思うんなら、なんでFITにこだわるんでしょうね。

あなたの挙げた参考URLによると、ドイツは1990年からFITを導入していましたけれど、私の挙げた資料を見れば、ドイツで太陽光発電の普及が伸びだしたのは、ようやく2003年くらいからです。すなわち、その真の原動力はFIT導入ではないと考えるほうが自然です。
むしろ、1990年から2003年くらいまでは、日本のほうがよほど多くの太陽光発電を導入してきたわけです。その原動力はなんだと思います?
それにはいろいろな理由がありますが、電力会社の努力も無視できません。日本の電力会社は、おそらく一定の行政指導もあったでしょうが、法律で義務付けられているわけでもないのに「自主的な努力」で売電とほぼ同じ価格で太陽光の電力を買電するということをしてきたし、現在でも多くの場合はそうしています。これが、太陽光発電の普及に大きな役割を果たしてきたことは疑いの余地はありません。
ですが、彼らは評価されるどころか、むしろ貶められつづけてきました。世界一の太陽光発電大国を育ててきたはずが、「日本で太陽光発電が普及しないのは電力会社が邪魔しているからだ」みたいなことを、平気で言う人が多いのです。たしかに、世界でも類を見ない厳しすぎるほどの技術基準など、改善すべき点もあります。ですが彼らにしてみれば、「やってらんねぇや」というところでしょう。
そんなことをしていたもんだから、「自然エネルギーを導入しても、たいしていいことはない」という意識が、本音としては企業などに蔓延しつつあります。世界一の太陽発電大国を育てても、このような扱いを受けるなら、金のかかる再生可能エネルギーなど手を出さないほうが賢明だということです。残念ながら、この風潮はここ数年むしろ強くなってきています。太陽光の伸びが鈍化していることは、これを裏付けています。

そんな電力会社に、FITをなぜ導入しないのか、などというのは、ずーっとクラスで一番の点数を取っていた子供に「なぜ100点を取れない」といいつづけておいて、いざ、クラスで2番に転落したら、「おまえの勉強の仕方が悪いんだ」というようなもの。人情のかけらも無い。

なんだかんだいっても、要するにあなたは、日本が太陽光発電大国で、現在もおそらくは第二位であることなんて理解していなかったんでしょう?本当にそれがわかっていて、「いまいち普及していない」なんて言っていたなら、あなたの国語力は壊滅的です。人前でものを言う資格なんてありません。

この回答への補足

質問者です。

資源エネルギー庁が解説してるのですが、資源制約や環境負荷の少ない新エネルギーと「加速的に」開発、導入が不可欠、といってますので、このFIT制度は参考になるのではと思ったのです。サイトにも「当面は補完的なエネルギーとして位置付けつつも、安全の確保に留意しつつ、コスト低減や系統安定化、性能向上等のための技術開発等について、産学官等関係者が協力して戦略的に取り組むことにより、長期的にはエネルギー源の一翼を担うことを目指し、施策を推進することとしています。」とあります。

(太陽光発電協会)
http://www.jpea.gr.jp/4/4-2-1.htm

(資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2007 …

今までの皆さんの回答を受けて 私にとっては既存の電気会社も、水素も、風力・ソーラーどれも魅力的に思えてきました、当初の投稿時に比べ、私の認識も変化して、電力会社のイメージは柔軟性があってイメージUP(東京電力が新エネルギー購入に柔軟なのには驚きました)。ただ基本は日本の電力業界は新鋭の発電所が十分にあり、原発も増やしたい。温暖化対策も、自然エネルギーを多く受け入れるより、原発や高効率の火力発電所を効果的に動かすことで対応したい感じがします。
(廃棄の害はまったくないのでしょうか。なければ現状でいいのですが。)

ドイツは2000年の再生エネルギー法で太陽光発電の買取価格を大幅にUPしたから普及したのですよね?
FITについては、すごくはこだわってません。「こんな感じの制度があったら新エネルギーがさらに普及するのかな」という気持ちです。

コスト削減の競争原理が働かなくなる危険(市場原理を無視してるという指摘もある)もあると思いますし、ドイツは普及が進まなければ,当初の電力料金の低下見込みとはうらはらに,今後 料金の値上げがあるかもしれない。ドイツ並の厳しい基準(3倍の買取)を同じように日本に導入したら…とは思っていません。

すべてマネしよう、Fitにこだわろうというのではなく、日本には日本の世論・地域性・地域による(エネルギー種類の)強みや地域別の電力会社の性質に合ったものを考えるのは不可能でしょうか。うまく国内のエネルギー分野が生物界と同じように上手に共存する仕組みはないのでしょうか。 

イギリスは太陽電池工場を風力発電の電力で運営する。つまり再生可能エネルギーを使って、再生可能エネルギーを生産する研究をしている会社があったり、世界の様子と国内を断片的にみてると、耳障りの良い「再生可能エネルギー」は可能な気がするのですが…。水素も魅力的ですが…。

国内では問題もあるでしょうが、バランスよく普及してほしいです。

補足日時:2008/06/03 18:12
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なお「紳士的でない回答はお控えください」とお願いしたので、よろしくお願いします。
別に「何が最高、一番」などと結論をづけようとして荒れたサイトにしたくありません。特に人格に関わる発言は場路雑言の荒れたブログと同じです。(皆さんはこの専門家の方の最後の言い方、どう思いますか?gooサイトにふさわしいですか?)
大変申し訳ないのですが感情的は表現は謹んでいただけたらありがたいです。他の方も呼応して、誰も投稿できなります。専門家でも一般の方でもそれは同様。あまりに感情的な発言はgooスタッフに連絡するのでご了承ください。
(でも気分を害してるようなので「専門家の方」に謝っておきます。すみません!)

さて内容についてのコメントです。
皆さんが読んで明らかな通り、人格否定的なコメントもございましたが、回答内容は素人の私にもとてもわかりすいです。
「日本は太陽光発電大国で、第二位です。」はい、わかりました。ちなみに私の発言は他のエネルギーと相対比較したうえでのコメントです。太陽光発電分野のみを見たコメントではないですよ。
日本の電力会社が、義務付けられてもいないのに自主的に買ってたことは存じております。素晴らしい試みですね。
ただ電力会社の関係者でないので感傷的にはなれませんが、新エネルギー(太陽光・水素など)日本にも素晴らしい技術開発をしてる会社・地域がたくさんあるから、利用者としては関心があります。

・風力発電…デンマークのヴェスタスという会社は落雷防御システムで落雷対策してますし、日本のメーカーは小型で高効率の技術が素晴らしいそうです。

・太陽光発電…ある話によれば、「太陽光を取り入れる仕組みが最近になって透明なパネル型太陽電池も開発されてて、窓ガラスを太陽電池にしてしまおうというアイデアも」という話もあるそうです。真偽は確認してませんが、ありうる話です。アメリカのベンチャー企業みたいにパネルをナノテクで「印刷」して量産して低コストを実現しつつある例もあります。

現状いくつかの問題点はあるのでしょうが、素晴らしい開発をしている方がいるので、電気会社も(FIT制度に限りませんが)いつの日か採算が合うようになるのでは。(素人の想像に過ぎませんが)

コメント書ききれないので補足に足します

お礼日時:2008/06/03 17:50

<やはり長期的は太陽光発電などの再生可能エネルギーへとシフトしてるのが世界的な流れのように感じますが



うーん、何をもってそう感じましたか?

いまは世界中で原発建設計画が目白押しで、むしろ原発ラッシュが始まろうとしています。アメリカ、アジア(中国インドイラン)、ヨーロッパと原発建設に向けて動いており、むしろ原発建設が一番停滞しているのが日本ではないでしょうか?
 それをにらんで東芝がWHを会社を傾けてまで買収したり、日立とGEが提携したり、激しく動いています。世界の発電事情はまさに原発へとシフトしていますよ。


<プルトニウムも使用後はどうやって廃棄するのでしょうか。

地中深くに埋めます。それだけです。地下水脈と地盤軟弱な地域ははずしますが、基本的にそう難しい話ではないです。ゴミ処分場や刑務所と同じで、地元の人間が建設反対するので強い政治力が必要になるだけで、環境や技術的な問題ではなく、政治や公共性・地域エゴといった問題です。
 少なくとも技術的には火力のCO2のほうがやっかいですし、かぎりあるレアメタルを太陽電池なんかで無駄使いしてよいか、風力発電のもたらす公害をどうするか、そもそも非効率な設備を作ることのほうが環境に悪いのではないか、エコといわれる発電法のほうが問題山積ですよ。


 私は世界的潮流である原発を否定してまで再生可能エネルギーとやらにこだわる理由がわかりません。そんな金使ってる余裕があれば、環境のためになることがもっとたくさんできるはずです。それから、太陽光だろうと風力だろうと、所詮は気候頼みです。
 再生可能エネルギーを自慢しているドイツが、過去に起こした悲劇をご存知ですか?
 猛暑+風力発電量低下→対フランス買電量増加→フランスの対イタリア売電量低下→イタリア大停電→熱中症で死者多発、こんなことは二度とごめんです。それ以前に島国日本ではドイツのように金に任せて他国にツケを押し付けることもできません。他国との比較も結構ですが、環境の違いやその失敗例を見ることも忘れてはいけませんよ。

そしてそもそもなぜ再生可能エネルギーなのか、はたしてそれが地球環境にとって最適な答えなのか、そこから整理したほうがよいと思います。
 
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この回答へのお礼

jkpawapuroさん、ご回答ありがとうございました。

「再生可能エネルギーなのか、はたしてそれが地球環境にとって最適な答えなのか、そこから整理したほうがよいと思います。」

というコメントからは、他の方のご指摘にもありましたね。クリーンエネルギーは本当にクリーンかという話。ここらへんの真偽・課題は専門の方も含めて 誰かにまとめてほしい気がします。

ただ別の専門家の方(誠実な表現で回答してくれた方の専門家です)の回答を読んで、IPCCの資料なんか読むと やはり必要なのでは?と感じます。

同時に原子力もある程度は必要に感じます。(高効率の火力発電所になってる話も出ました)他の国でいうと、フランス・スウェーデンなんかも 上手に様々なエネルギー同士が共存してるようです。(もちろん各々の国では課題があるでしょう)

「どのエネルギーは×」「いつかは○○が独占市場」などという競争原理だけで考えてはいけない気がしてます。私は利用者(消費者)なので 逆に「低コスト」だけにこだわらないようにしたいです。

日本にとっての最適な「共存」が実現したらいいという気もします。

(コメント書ききれないので補足に続きます。)

お礼日時:2008/06/04 11:42

> 技術は日本も素晴らしいのに、普及してないのは、ひとりの市民として残念な気がします。



どのような資料をもとにそう思っておられるのですか?

参考URLにあるように、「2005年末時点で、日本は世界の導入量(369.7万kW)の約4割(142.2万kW)を占めて」いたのです。「普及していない」などというのは、それこそ単なる思い込みでしかなかったのです。
http://www.meti.go.jp/intro/kids/ecology/19.html

もう一度申しますが、日本は世界一の太陽光発電大国「だった」のです。現在も、トップはドイツに譲り渡したとはいえ、上位にいることにはかわりありません。まだ、というだけですけどね。
ですが、そういう自負はこの国ではほとんどの人が持ち合わせず、必死に努力するメーカーも設置事業者も冷たい目で見られていました。そして、自分たちこそが環境先進国だと自負するドイツの人々に、追いつかれ、追い越されたのです。日本が実力的にも環境後進国になるのも、時間の問題かもしれません。ですが、今はまだそうではないのですが。

あなたの見識は、正直なところごく一面的で、真実からはまだ遠く離れています。制度うんぬんを議論するのも結構ですが、その前に今の日本の現状をちゃんと調べて、見てください。
そして、なぜこれほどの実力を持った国が評価されないのか、考えてみてください。

その一因は、むしろあなたのような人なのかもしれませんよ。

この回答への補足

ご回答のお礼もかねてお返事を…。

「なぜこれほどの実力を持った国が評価されないのか。その一因はむしろあなたのような人」グサッ!私個人について「専門家の方に自信を持って」指摘されました。すみませんでした。

でも私は日本のソーラー技術を個人的には「カッコイイ!」と思って、海外で活躍してる記事を読んで関心していますよ。

個人的には頑張っている研究・開発を続けているクリーネネルギー事業に投資したり(ソンしてもいいと思ってるくらいです)、自分でできることはしてますヨ。
幼い子供たちの子育てで忙しいなか、僅かな時間をつかってこのような問いをしてるのも少しだけ関心があるからです。

「国内の家庭用ソーラー発電システムの普及率は伸び悩み、ドイツに抜かれた」事実から発した問いです。日本のソーラーパネル製造技術は世界一なのに、2007年にシャープがドイツのメーカーに抜かされた、と認識しておりました。また海外でシャープが現在ソーラー事業を展開してます。先日もシャープは、イタリアの電力最大手「エネル」と、太陽光発電事業で提携しました。

なので2008年現在で「普及してない」発言をしました。(回答を読んでみて、わたしの記述内容に紛らわしい点があったようですね。「普及が伸び悩んだ」のほうが適切でしょうか。文章作成がヘタですみません。
2005年には普及していたのですね。2007~現在の印象で短いスパンで記述していました。申し訳ございません!なにしろ専門家ではなくド素人なのでお許しくださいませ…。)

国民の(いいえ、私のようなひとの)理解が足りないのですね。スミマセン!ソーラー事業の方たちは必死で普及しようと努力してる(一部悪徳業者もいるらしいのですが…。)のに…と、設置者のブログを読んで思ってました。事業として「お金にならないから社会的に意義があっても撤退する」方がいる話も読みました。真っ当な仕事をしている業者の方が、食べていけるような仕組みを作ってほしい。国民にも関心が深まればいいと個人的に思っています。

なんで日本のメーカーは世界一なのに普及率が停滞したのは(昨年くらいからの短いスパンでの話です)普及する仕組みがないのかな、と思ったのです。

 関心のある市民はいるのでしょう。私も「環境後進国」にはなってほしくないです。子供の将来を考えますし…。日本はソーラー技術があるのに普及しない現状に問いや疑問を感じてしまい、これのモヤモヤを解消したいと思っております。でも限られた時間で専門家のように知ることはできません。

至らない文章で申し訳ありませんたが、「この人はこんなものだ…」と思って許してやってくださいませ。

補足日時:2008/06/01 09:40
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No.4です


先の記述で誤解を招いたようなので補足します。

老朽化した火力発電所を、原子力ではなく最新鋭の『火力発電所』に生まれ変わらせています。
燃料を石油から天然ガスなどに変更することが多いようですが、火力であることに変わりありません。
かつては30%台の効率でしたが、最新鋭のプラントは50%を超えます。
(それでも残りの40数%は捨てられますが)
この技術を海外に拡げられれば(特に中国など)CO2削減や燃料消費の削減に直結します。
少なくとも今の日本にとっては、自然エネルギーよりも現実的で効果の高い選択であると思います。

それから、自然エネルギーの普及に対して随分悲観的な考えをお持ちのようですが、まだまだこれからだと思いますよ。

太陽光については、国内では太陽光パネル工場の立地が各地で相次いでいます。
さらに量産化され、価格も落ちてくるでしょうし、品質も改良されるともっと身近な存在になるかもしれません。

風力については、電力業界から『風力を沢山連系すると電力品質に問題がある』という主旨の主張がありますが、
関連する学会では、この問題をクリアするための研究が百花繚乱の状態ですし、
つい最近、東京電力主脳は導入量増大に前向きな発言をしていました。
さまざまな問題が整理されていくに連れ、ビジネスモデルが確立できるようになれば、参入が増えてくるものと思います。
制度的にも技術的にもまだまだ緒についたばかりですが、皆がそれぞれの立場で一生懸命考えているのです。

その他にも、例えば自治体のごみ焼却工場では発電設備を付帯する所が増えています。
これまではただ燃やしていただけですが、その熱で電気を起こす取組み(もちろん補助金絡みですが)が取り入れられています。

隣のバラは赤い。ヨーロッパの取組みもバラ色に見えます。
でも、自分の庭でも花が開こうとしています。
日本の取組みや業界の動きをもう少し研究してみると、いろいろな角度で頑張っている姿が見えてくると思いますが。。
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この回答へのお礼

誤解していてすみませんでした!
とってもわかりやすい説明で、希望も見えて嬉しいです。
(このような話はなかなか周りの人にできないので、ありがたいです)

最新鋭の『火力発電所』に生まれ変わるのですね。頭ごなしにいろんな情報を読んで「なんとなくコワイ」って思ってた自分を反省、です。すみませんでした。

読んでると 私たちの見えないところで努力されている方々には本当に頭が下がる思いです。

「隣のバラは赤い。ヨーロッパの取組みもバラ色に見えます。自分の庭でも花が開こうとしています。」
この表現いいですね。

あと東京電力の風力導入量増大は知りませんでした。最近のニュースなんですね。(無知ですみません…)
以前は導入をしぶってたと思ってたのですが、変わってきたのですね!
なんかうれしいです。

お忙しいなか フォローと回答をありがとうございました。

お礼日時:2008/06/01 11:09

あと、書き忘れてしまいましたが


エントロピー(廃棄物)増大の法則により
環境に負荷をかけないクリーンなエネルギーは存在しません。

参考サイトの記載も忘れてました。
http://env01.cool.ne.jp/index02.htm
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この回答へのお礼

「環境に負荷をかけないクリーンなエネルギーは存在しません。」
そうですか。限界がありそうですよね。

今は子育てに終われ時間がありませんが、いつか趣味で勉強したいと思います。(アタマが追いつくかわかりませんが)

お礼日時:2008/05/31 14:03

石油に関して危惧されていますが


あと、100年くらいの採掘量はあります。
埋蔵量というのは確認済みの油田ということです。
たとえ油田と確認しても、油田にふたさえすれば
未確認ということになります。


さて、本題ですが
火力発電にくらべ、
他の発電がなぜ普及しないのはコストがかかるからです
火力発電 8~円/kWh
原子力発電 20~30 円/kWh
風力発電 25円~/kWh
太陽光発電 70円~/kWh
なお、原子力発電が普及しているのは政府が無理やり電力会社に
作らせたからです。電力会社にとって、自社の首をしめるようなものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
オイルピークだ、ピークオイルだと海外では話題になってるみたいなんで、日本は大丈夫かと心配してました。最近ブラジルで大きい油田が見つかったらしいのですが、国有化される可能性が高いから日本はもらえないかも、という話を読んだからです。

100年でも有限な資源なんですね。

まだ見ぬ孫の時代はどうしましょう…と思って調べたら、「石油の元となる炭化水素は、メタンガスという形で自然界にも大量に存在しています。メタンガスを石油に変換できるのなら、石油資源は再生可能のエネルギーとなります。(それゆけ石油探検隊より)」という説明がありました。

専門的な科学(化学)の知識について????の私ですが、枯渇資源だと思ってた石油が再生可能エネルギーになりえる、という説はビックリです。常識がひっくりかえります。

回答ではコストの比較もありがとうございます。
太陽光発電なんかは高いですね。なんとかならないのですかね。

政府が無理やり電力会社に原子力を作った経緯があったのですか。
それは今後も普及を続けなくては(ヘンな表現ですが)格好がつかないですね。

うーん 難しいテーマに投稿してしまったけど勉強になります。

どうも教えてくださってありがとうございました!

お礼日時:2008/05/31 14:29

何より、国民の無理解が一番の原因といえます。



たとえば、ほんの2~3年前まで、日本は「世界一」の「太陽発電大国」でした。
「なぜ、日本が太陽光発電で世界一になれたのか」
http://www.nedo.go.jp/informations/other/190619_ …
ですが、そんな事実も国民はほとんど知らず、「日本は再生可能エネルギーの普及には消極的だ」と、たいした根拠もなく思い込んでいたのです。いや、いまだに多くの人がそう思っています。

その結果、有益であったはずの施策が評価されず、設置する事業者も、開発・販売するメーカーや技術者もろくに評価されず、とうとう「衰退」し始めたのです。もちろん、現在の太陽光発電の世界一は日本ではありません。

ドイツなどは近年、めきめきと成果を挙げています。それには、自分たちが「環境大国」であるという自負があってのことでしょう。今の日本に一番欠けているのはその点です。そのためには、評価すべきことを評価し、それを伸ばしていく努力が欠かせないのですが、そういう評価はまったくといっていいほどされていないのです。

今の日本で一番必要なことは、ちゃんと努力している、事業者なりメーカーなりをちゃんと評価することでしょう。それを「新エネルギー対策に日本は消極的な感じですね。」なんていわれてしまっては、当事者はそれこそやってられません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
国民の無理解…そうですよね。世論の問題もあるかもしれませんね。

ソーラー事業で 日本のシャープはドイツのメーカーに追い抜かされてしまいましたね。技術は日本も素晴らしいのに、普及してないのは、ひとりの市民として残念な気がします。

国内で高普及率になる仕組みがないために、シャープなど優良メーカーは海外でばかり販路を延ばしているようです。

でもその中で、メーカー側も海外での政策など(日本との政策の違いと通して)をリアルタイムで政府や電力会社以上に学んでるかもしれません。

あと個人住宅に太陽光発電システムを設置する場合、国からの補助金がでるようになったことで、太陽光発電システムを取り扱う専門業者が、近年急激に増加してきたのは良いことなのでしょうが、営利のみを追求した一部の販売店などはとてつもなく高額な見積もりを提示しているケースもあるそうです。

また太陽電池を設置してもあまりよい発電量が得られない条件でも、「屋根に載れば会社が儲かる」からそれでOKといった例もあります。

やはり買い手の素人には判断できないことなので、設置する施設の地理的な気象状況、発電予想・採算のシミュレーション(イニシャルにはいくらですが、何年で採算とれますよ 等)など、第3者的な機関などがソーラー発電に伴う客観的な調査をして 適正なランクなどを買い手にも提示する、など誠実さが販売・設置業者にも求められるのでないのでしょうか。(素人の発言でスミマセン。もしかしたら既にそのようなサービスがあるかもれませんね)

海外では悪徳業者を排除する仕組みがあるのでしょうか。
日本の現状では ちゃんとしたモノ(メーカー)があって、仮に国民の理解(ニーズ)があってとしても まだ 一部でコスト面や設置のプロセスで課題が残るのではないでしょうか。

再生可能エネルギーに関して、それぞれの立場の人(政策を考える人も)が様々な問題を解決して、市民の意識・政策・メーカー技術など機が熟したら普及してほしいです。

お礼日時:2008/05/31 11:35

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