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swallowという英単語は、「ツバメ」という意味と「〈食べ物・飲み物を〉飲み込む」という意味がありますが、

「〈食べ物・飲み物を〉飲み込む」ことを、難しい言葉で「嚥下(えんげ)」と言います。

口偏に燕・・・

「飲み込む」ことを意味する漢字に「燕」(swallow)の字が含まれることは偶然の一致に過ぎないのでしょうか?

A 回答 (3件)

過去問があります.



古英語で,つばめのswealwe, 嚥下のswelgan,同じくドイツ語でのSchwalbeとschwelgenの関係からみても,swe(.l.)とschw(.l.) が共通しています.
ヨーロッパでのはるか昔のことはわかりませんが,燕の子が母親から餌をもらう時の開いた口の大きさと飲み込むイメージが人々の潜在記憶にあったのではないかと推測できます.
日本においても,その意識は日本語での医学用語をあてはめる際にも対応つけられたのではないでしょうか.
まったくの偶然とまでは言い切れないと思います.
歴史的なことであって,説明できる人はいないでしょう.推定のみが可能ですから,どれが正解というものではないと思います.

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa177553.html
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。
中国人にとっても、ヨーロッパ人にとっても、
「呑み込むイメージといったら、なんといってもツバメだ」という潜在記憶があったのかもしれませんね。
スズメとかカラス、ハトだと、「呑み込む」「飲み下す」というイメージはもてませんものね。獲物を丸呑みするヘビも、そうたびたびは見られるわけじゃないですからね。

全く異なった文化の間での不思議な一致を見つけると面白く感じます。
wantという英単語と「欲」という漢字にも妙な一致があります。
wantには「欲する」という意味と「欠乏」という意味があります。
「谷」のように「欠」けたところ(欠乏)を満たすものが「欲」(谷+欠)ということなのでしょうか。

お礼日時:2008/06/29 10:59

偶然の一致ですね。



動詞は擬音語起源ではないかと言われていますがゲルマン系以外のつながりは不詳です。原始ゲルマン語の推定される形は swelgan- で、語中の g は現代英語では w へと変化しています(cf. dragan → drawe → draw)。

名詞はゲルマン以外の印欧系にも鳥の名前(ツバメ以外もあり)として同語源と思われるものが分布しており(ロシア語 solovej など)印欧祖語として suolui- / suolen- が推定されています。

両者の関係は一般には否定されていますが、古英語 swelgan(呑み込む)swealwe(ツバメ)が最終的に同じ形になるのが規則的なことであることは研究により明らかにされていることです。現在の綴りに落ち着くまで相互の連想や影響はあったのかもしれません。

「燕」の字はツバメが飛ぶ姿の象形で、「嚥」は形声文字で「口」が意味を「燕」は読みを表しています。ただ、ということは中国では「ツバメ」と「呑み込む」が同じ発音だからこのような字になったのは確かです。

同じような例として pupil と「瞳」があります。

pupil は元は広く子供、幼い者のような意味で瞳に小さく人の姿が映ることからの転用と言われます。子供と言えばまさに「童」ですが、漢字の方は形声文字で「童」は「読みを表し丸いという意味が『腫』に通ずる(新字源の解字)」ということで両者は偶然の一致です。
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手元に漢和辞典がないのではっきりとしたことは言えませんが、嚥という感じも「燕が口でのみこむ」といったような意味で作られたんじゃないでしょうか?


あいにく燕が何かを飲み込む様がどれほどのインパクトがあるのかは存じませんが、少なくとも中国(日本?)でも英国でも「飲み込む」という言葉に関連づけられるほど一般的なイメージだったんでしょう。
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