プロが教えるわが家の防犯対策術!

 名刺やポスター広告などの勉強をしているのですが、いまいちコンセプトの作り方がわかりません。どんなターゲットに対してもこれは外せないっていうものありますか?

A 回答 (4件)

一見、同種の質問が過去にありましたので


まずは下記URLをご覧下さい。
一見、と書いたのは、pjxxxさんは
どちらかといえば一般的な概念がお知りになりたいんですよね?

まず、これまでの回答にもあるよう
名刺や広告といった分野のデザインは
純粋アートではなく、商業デザインです。

よって、各々の制作物には商売上の、もう少しプロっぽい言い方をすると
マーケティング上の目的があるわけです。
その目的を、どうやって達成するか?の考え方が
コンセプトだ、と考えて構わないと思います。

広告やデザインのコンセプトまでを
お客様(=クライアント)が考えてくる場合もありますが
実際は、曖昧な目的程度の意識しかなく
よってクリエイターがちゃんと咀嚼して
提示してあげるべきですし
商業デザインをやっていくなら、そういう意識を持つべきです。

例えば名刺なら。
まず持ち歩いて配るものですから
持ち歩いて配りやすい形状や価格であるべきです。
次に、基本的には自分の名前、専門、所属組織を
明示するものですから、それらが見やすいことが大事です。
この辺までは、まあ当然ですね。
ここからが本質なのですが
なぜ広告行為(名刺を配ることで自分を広告することも含む)をするか?というと
他との違い=ウリを伝えたいわけです。
差別化、などといいますが
通常はこの「差別化」の為の方法論がコンセプトとなります。
要するに
・何が違うか
・それがどう優れているのか
・それをどう伝えるのか
といったことです。
センスが違う、というのであれば
そのセンスはどう違うのか/どう優れているのか?
そのセンスはどう伝えることが出来るか?です。

ちょっと教科書的な説明でしたので
もう少し実践的に説明すると
例えばポスター広告であったら
まず、広告する商品なりサービスといった対象があるわけです。
このとき
・この対象を、広告する相手に、あるいは世間一般に
 どう受けとめて欲しいと思うのか?
・その「受けとめて欲しい姿」を達成するために
 どんなアプローチが最適か?
を考えて下さい。
デザインで解決すべきアプローチの考え方が「デザイン・コンセプト」です。
コピーで解決すべきアプローチの考え方が「コピー・コンセプト」です。
他にも媒体の選択で解決すべきコト、PRで解決すべきこと
SPで解決すべきこと、いろいろありますよね。
そうやってトータルに考えながら
個々のアプローチの最適化を図っていくわけです。

この根幹となる
・この対象を、広告する相手に、あるいは世間一般に
 どう受けとめてと思うのか?
っていうのを徹底的にシャープにしていく作業が
コンセプトづくりです。
このとき考えて欲しいのは
・広告する相手が、この商品でなければならない理由を
 どうつくるか?
です。
・商品そのもののレベルで言えることは何か?(商品価値)
・この商品を使って欲しいと想定する
 ユーザーのレベルで言えることは何か?(生活価値)
・そのようなユーザーが増えることで
 世の中がどうなるか?(社会価値)
そんな様々な視点をつくりながら
とにかく徹底的に考えて下さい。
コンセプトが深い広告は、強度のある広告になります。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=221638
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この回答へのお礼

 返事が遅くなりましたが、分かりやすく教えていただいて、ありがとうございます。参考に考えてみようと思います。

お礼日時:2002/11/30 00:14

コンセプトと言うものは普通クライアントが考えることで、我々はそれに沿ったデザインをして、最終的にスポンサーのニーズに合えばお互い円満です。

クライアントはスポンサーとの間に立って、私達に打ち合わせを持ち掛けてきます(スポンサー直もありますが…)から、結局制作したものが気に入られるか否かしかありません。ですんで、あまり深刻に考えることではないと思いますが、独りよがりになってはならないことは事実です。クライアントはいいものを作りたいから事細かく我々に要求します。そしてスポンサーはチェックが厳しいので、自己満足で両者を押し切ってもいけません。自己を抑えることも多々あります。最後に印刷知識があるとデザインで有利になることが結構あります。私のクライアントも印刷のノウハウを知らない人がいますので、意外な所で得をしました。更にデジタルの知識があれば言うことなしです。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。ついつい自分が出てると思うので自己を抑えてを忘れず頑張ります。

お礼日時:2002/11/30 00:16

1.の方の意見はすばらしい。


売れるデザイン、人を呼ぶデザイン
かっこよくつくればよいという
わけではない、ところも難しい。
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やはりカッコよくつくることも大事ですが、それ以上に気を配るのは


私の場合、デザイン対象の本分としての機能性です。

たとえば名刺の場合、どんなにデザインとして優れていても、
名刺として「人と名前と所属を印象付ける」という機能を果たせない
名刺はただの紙切れと思ってデザインします。

あと、自己満足のアーティストと、商売のデザイナーは、別物である。
という認識を持つように努力しています。
あくまで「自分とお客様が共に満足して憂いの無い物に仕上げる」のが
第1目標で、場合によっては「自分の意見を殺す」のも致し方ないと。
ですからナカナカ自他ともに納得行く完成品というのは難しいもんです。

やはり、コンセプトを自分一人で1から10まで作るのではなく、
クライアントの1人になったつもりで、おんなじ立場で親身に話し合って
共同作業でつくりあげるのが一番イイコンセプトの素だな~、と
実経験から思います^^

私の場合、デザインと機能性の両立、クライアントの満足。
この2つが常なるコンセプトですね。 一意見ですが参考になればと思います^^
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。かっこよくばかり考えていたような気もします。
「自分の意見も殺し」つつ頑張ります。

お礼日時:2002/11/30 00:19

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