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よくこの道路は連続雨量●●mmに達すると通行止めになります。などという看板を見かけますが、道路によって連続雨量はまちまちです。そこで、何を根拠にその道路の通行止め基準となる連続雨量を決めているのでしょうか?その道路における過去の災害データのような気もしますが、この道路は連続雨量150mmで、こっちの道路は連続雨量200mmなどと差がでるようには思えません。他に決めるにあたって考慮していることはあるのでしょうか?詳しい方教えてください。

A 回答 (2件)

日本の国道は2桁までの国道は国交省、3桁の国道は原則として都道府県が管轄し、これとは別に県道、市道、町道、村道はそれぞれの自治体が管理していますが、それぞれの道路はこれを取り巻く地盤等の自然環境の影響を受け、その安全度はすべて異なります。

所轄官庁、自治体は安全に関与すると思われる条件を勘案してどの程度の雨量で斜面崩壊が起きるかを予測し、通行止めをするときまでの連続雨量を何ミリとするかを決めるのです。これは大変難しい仕事ですが、どこかで線を引かなければならず、これを怠った結果、飛騨川でバスの転落事故が起きて大勢の死傷者を出した当時の建設省はその責任ありと最高裁で断じられたのです。
 これが契機となって、道路崩壊が起きる前に通行止めを行なって、飛騨川のような事故が繰り返されるのを防ごうとしているのです。決める側は難しいからと言って放置するわけには行かないのです。
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この回答へのお礼

早速のご回答感謝です。勉強になりました。「安全に関与すると思われる条件を勘案してどの程度の雨量で斜面崩壊が起きるかを予測」とありますが、これについて国交省などの監修で基準とかはないのでしょうか?あくまでそれぞれの自治体で個別に予測するのでしょうか?もしその場合、各自治体でばらつきでてしまうような気がします。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/06/23 23:14

>あくまでそれぞれの自治体で個別に予測するのでしょうか


 実はそれは違うのです。県の土木部や大きな市の土木部には国交省のキャリアが常時出向していて、土木行政すべてに渡って管理監督しているのです。他の小さな市町村はそこや国交省地方整備局へ出かけて行って教えを乞います。ですからその判断はほぼ統一されていると見ていいでしょう。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2008/06/24 00:34

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