No.2ベストアンサー
- 回答日時:
資本主義の特徴は、その柔軟性にあると私は思います。
たとえば、近代資本主義はアダム・スミス流の古典的自由放任主義で動いていましたが、20世紀に入ってアダム・スミスの理論では大恐慌が克服できないとなると、今度はケインズ理論が登場し、20世紀末になってケインズだけでは身動きがとれにくくなると、また新自由主義といったものが出てきたりします。
共産主義国家の計画経済の場合、マルクス主義という体系化された理論があって、それに基づいて人為的に構成された経済システムです。
そして、マルクス主義に対する疑念が共産主義国家では許されなかったので(苦笑)、経済システムがうまく機能しなくなっても、ベースとなる理論の批判ができず、結局は崩壊するしかありませんでした。
今の資本主義も、完全ではありません。矛盾や問題は散在しています。
しかし、柔軟性についてはまだ損なわれていませんので、成功するかどうかはわかりませんが、また新たな発展した考え方が芽生えてくる可能性は常に残されています。
結局のところ、資本主義の方が生命力が強い(笑)ということなのでしょうね。
No.4
- 回答日時:
> 資本主義で失敗した国が存在しない
これは間違っています。「資本主義で失敗した"大国"はない」という話です。
現在、アメリカの裏庭といわれたラテンアメリカでは、続々と左派政権が生まれアメリカと対立が色濃くなって来ています。これまでアメリカ主導による資本主義によって貧困と格差がもたらされ困窮した結果、民衆が大きな反発を持ちベネズエラなどにおいてはレジュームチェンジとしての社会主義国が誕生しました。
そのためベネズエラはアメリカと大きく対立し、現在アメリカはベネズエラ隣国から武装集団(テロリスト)への資金援助や軍事支援を行うなどし武力による実力行使と共にベネズエラ政権の打破を画策しています。
また、奴隷制度システムが資本主義の中で形成され、その仕組みは資本主義に現在でも内在されている事にも注目しておく必要があるでしょう。植民地国や奴隷制度などを見ても分かるように、ある意味ではレジュームチェンジが行えないほどの強固な権力システムが出来上がってしまう事があるのが資本主義の姿ともいえるでしょう。そういった不合理を解消出来る可能性は、民主主義システムによって担保されているともいえるかも知れませんが、これも政官財の癒着などにより腐敗がすすめば機能が失われてしまいます。
No.3
- 回答日時:
中国、ベトナムなどいまだ共産主義は存在します。
社会主義も資本主義により、資本主義も社会主義による中間がおおいのですが、日本は自民党の中で左派、右派が政権を担当し、わかりにくいのです。でも西洋では左派、右派が担当してます。中道です。今の情報を共有して、厳しいというのも広汎にとらえれば、そうかもしれません。No.1
- 回答日時:
>資本主義は採用国すべてが順調なことがその正しさを証明している、それが現状だと思います。
そうですか?
中間層の減少と貧困層の増大・格差の拡大と固定化などといったワーキングプアの問題は無視ですか。
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