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 私は日本語を勉強中の中国人です。淡い青を表現したいのですが、それは水色と言うのでしょうか。それとも空色と言うのでしょうか。区別して使うのでしょうか。

 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それも教えていただければ大変有り難いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (12件中1~10件)

どういう場面で使うかによって表現は様々ですが、一般に薄い青色を表現する場合は少なくとも空色は使いません。

それは高原の青空のような真っ青な色を指す言葉です。
やや緑を帯びた薄青の場合は浅葱色(あさぎいろ)という表現もあります。

あれ、そう言えば少し前にそんな話をした記憶が・・・

ということで、下記も参考になさってください ( ^^

日没後の空の色 その名前 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3772703.html

この回答への補足

1.
詩的な表現として、「空色の便箋」と「水色の便箋」から受けたイメージはどのように違うのでしょうか。

2.
『枕草子』の一部の名文を集め、中国語に訳された文章を読みました。夏、女性が白い綾の衣を着て外に一着の淡い青の衣をカバーしており、習字を練習しているような場面は覚えておられますか。その淡い青の衣の色は中国語で「淡藍」(淡い青)と訳されてあって、それはいったい「水色」なのか、「空色」なのか気になります。その内容をご存知であれば、清少納言の原文で「水色」を使われたのか、「空色」を使われたのか、教えていただけないでしょうか。

補足日時:2008/06/25 23:28
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。薄い青色を表現する場合は空色は使わないというご意見は大変参考になりました。参考ページも拝見しました。日本の色は多すぎて覚えきれない感じがします。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/25 23:39

枕草子の問題はほぼ解決したようですので、改めて本題に戻ります。



> 淡い青を表現したいのですが、それは水色と言うのでしょうか。
> それとも空色と言うのでしょうか。

「空色」の概念を統一することは、詩文はもちろん散文においても困難だと思います。ANo.2において私は「それは高原の青空のような真っ青な色を指す言葉です」と言いましたが、それには根拠があります。
たまたま私は長年風景写真を撮っている関係上、「空」というものに求める色が基本的には「群青(ぐんじょう)」です。例えば次のページにある写真の青空のような色が、私にとっての「空色」です。

http://www.flickr.com/photos/tareteimasu/sets/72 …

ただ、これはあくまで私の感覚に過ぎません。「水色」という言葉を見た(聞いた)場合、大半の日本人は実際の水の色(ちなみに無色です)や水に映りこむ色ではなく、クレヨンや色鉛筆の水色を思い浮かべます。しかし「空色」の場合はそれと事情が違って、「空」というものに対する個々人の経験から得たイメージで思い思いの色を脳裏に描きます。

したがって、例えばある詩に「空色」と書かれていた場合、国語辞典の説明にあるような「うす青色」を想う人もいれば、私のように強いて色名を挙げれば「群青色」や「ウルトラマリンブルー」のような濃厚な色彩をイメージする人もいるわけです。

群青色 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4%E9%9D%92% …

以上の観点から言えば、「淡い青」のイメージを間違いなく読み手に伝えたいと考えるならば、「空色」という表現を用いることは非常に危険である(誤解される恐れがある)という結論になります。

以上、ご参考まで ( ^^
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。一部の写真は×の記号となっておりますが、すごくきれいな写真です。どういうイメージなのか伝わってきました。やはり私が思っている「空色」とは違います。大変参考になりました。何度もご親切に教えていただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/27 20:36

回答は出尽くしているようなので、ちょっとだけ余談を。



日本語の「青」は、必ずしもblueとは限りません。
例えば、諺の「隣の芝生は青い」(他人の物はいい物に見えること)の青は緑ですね。
信号の青も緑。(最近は本当の「青」信号もある)

白馬(はくば)は白い馬ですが、白馬(あおうま)と言う読み方もあります。青馬(あおうま)とも書きます。
しかも青毛(全身黒い)馬もあおうま(白馬or青馬)と表現します。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。興味深く拝見しました。挙げられた「青」の緑と黒の意味としての使い方は中国の昔の文章(漢詩など)の中でよく見かけ、かえってわかりやすいかと思います。ご親切に紹介していただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/27 20:17

再びANo.6様です ヽ( ^^ヽ)~~



> 枕草子85段
> 若き人のをかしげなる夏の几帳のしたうち懸けてしろき綾二藍ひき
> 重ねて手ならひしたる

おお、正に、これですね! V(^▽^ )

しかし、そうなると「淡藍」(淡い青)という中国語訳の妥当性に俄かに疑問が生じます。
ANo.6にも書きましたが、一口に二藍と言っても、紅と藍の混合比率で色合い・濃淡に様々なバリエーションがあるようです。然るにWikipediaの記述を読むと、あの時代の二藍はヤング向けは赤紫に、シニア向けは薄青に近い色が主流だったようですから、「若き人の‥」と来れば、それは赤紫であった可能性が高いと考えられます。
まあその辺は個人の好みで、若い人でも薄い色を着たかもしれませんが、いずれにせよ「二藍」と称する以上必ず赤が混ざるわけですから、「淡藍」とはイメージが異なる気がします。
くどいですが、最早これは、国語の範疇ではありませんね ( ^^;

なお、原典の全文が掲載されているサイトを見つけましたので、参考にURLを貼っておきます。

原文『枕草子』全巻
http://www.geocities.jp/rikwhi/nyumon/az/makuran …
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。「淡藍」(淡い青)は明らかな誤訳ですね。「紫紅」だと思います。わざわざ『枕草子』の原文を探していただきありがとうございます。ぜんぜん読めないので、まず現代日本語訳の本を探してみたいと思います。何度もご親切に教えていただき誠にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 22:30

枕草子85段


若き人のをかしげなる夏の几帳のしたうち懸けてしろき綾二藍ひき重ねて手ならひしたる

ANo.6様の二藍説が正解だとおもいます
二藍
http://www.colordic.org/colorsample/2030.html
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「二藍」なのですね。すっきりいたしました。大変助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 22:04

ANo.2 でお話した「浅葱(あさぎ)」についてもう少し‥ ( ^^



私はこれを緑色を帯びた薄青と認識していましたが、Wikipediaの記述を読むと、古くは縹(はなだ)色と水色の中間の淡い藍色を指していたようです。したがって、1mizuumi さんがお尋ねになっている「淡藍」の原文における表記は「浅葱」だった可能性もあると思います。
ご質問の該当個所かどうかは原典が手許にないので確認できませんが、枕草子の中にも「浅葱」は登場するようです(下記URL参照)。

中間色の静かな主張(読売ニュースパッケージ)
http://www.news-package.com/t/wanosiki/0607/inde …

【以下まったく余談】
さだまさしの『精霊流し』という歌に登場する「浅黄色(あさぎ)」という色は、浅葱色とは別物で、こちらは文字通り薄い黄色を指します。しかし、これらは文字(漢字)を見れば違いは一目瞭然ですが、発音はまったく同一なので、会話で使う場合は非常に紛らわしいですね。
現に私自身、若い頃からまっさんのこの歌はよく聴いていますが、つい先ほど気になって調べてみるまで、下記フレーズの中の浅黄色をずっと “浅葱色” だと信じ切っていました! ( ^^;
------------------
あなたの愛した母さんの
今夜の着物は浅黄色
------------------
『精霊流し』 作詞・作曲 さだまさし
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この回答へのお礼

 度々ありがとうございます。「浅葱」のお話も大変参考になりました。さだまさしの曲もお好きでしょうか。日本が感じられるので、私は時々聴きます。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 21:55

こんにちは。

6/22のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<淡い青を表現したいのですが>

1.言葉は時代と共に変化します。現代では、ご質問にあるような淡い青を表したいとき、「ブルーマリン」「アクアマリン」「アクアブルー」という外来語を使います。

2.これは3月の誕生石である宝石の「アクアマリン」から来た呼び方です。この宝石の色はご質問にあるような、海水プールの水のような澄んだ水色をしています。

3.そのような色を表すのに、近年では上記のような外来語が流布しています。年配世代にはあまり馴染みがないかもしれませんが、女性や若年層には一般的に使われています。


ご質問2:
<それは水色と言うのでしょうか。それとも空色と言うのでしょうか。>

どちらもいいと思います。

1.色の感覚は個人によって主観的な意味合いが異なります。人によっては「水色」が濃い青のニュアンスを持っている人もいるかもしれません。それは、個々人の教育・地域環境によって決まることがあります。

2.人によっては淡い青を
「アイスブルー」「天色(あまいろ)」「ウォーターブルー」「薄藍」「薄はなだ」「薄はなざくら」「青磁色」・・・・
などと色々な呼び方をすることがありえます。

3.どれも淡い青色をしています。以下のURLで「あ」から順にクリックして、各色と色の名称を参考にされてみて下さい。対象となる淡い青色が微妙に色合いを変えて、名称が沢山あることがわかります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E5%90%8D% …

4.従って、人の目に映る「淡い青」は、人によって感性や呼び方が異なるので、客観的に定義付けることはできないのです。

5.ただ、個人的にはご質問にある「水色」「空色」が淡い青を言い得ているように思います。両方の色の範囲はかなり広いと思いますから、詳細を明記したければ「アクアマリンの水色」というように、詳細を添えるとわかり易いと思います。

6.日本人は小学校の授業で絵を描き、絵の具を使います。最初は12色の絵の具ですが、慣れてくると24色、36色と色の種類が増えていきます。24色ぐらいになると、「青」でも、「水色」「青」「藍色」と最低3色の選択があり、絵の具にその色名が記されています。

4.色合いは「水色」<「青」<「藍色」の順に濃くなっていきます。つまり、水色が一番薄く、ご質問にある淡い色に近い色になります。36色ぐらいになると、この水色よりさらに薄い水色が出てきますが、一般的に「淡い青」といえば「水色」で馴染みがあると思います。

常識的な色分類なら、「水色」「空色」でいいと思います。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。色名は大変参考になりました。詳しく教えていただき誠にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 21:36

● 補足質問1について


> 詩的な表現として、「空色の便箋」と「水色の便箋」から受けたイ
> メージはどのように違うのでしょうか。

詩でも散文でも水色と言えば、かなり薄い青色(シアンに近い色)です。

「水色」 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%89%B2

なお、水色については誰もが概ね同じ認識を持っていると思います。と言うのは、皆クレヨンや色鉛筆でその色を覚えますから。が、空色については人によって抱くイメージにかなりバラつきがあるかもしれません。一口に「晴れた日の空の色」と言っても、その土地の気候によってかなり違いますしね。辞書見ればそこには「うす青色」と書かれていますから、少なくとも国語的に定義付けられた?「空色」の濃さは、青と水色の中間のようです。しかしこの色を誰もが辞書の定義通りに認識しているかどうかは疑わしいと思います。現に私も‥ ( ^^;

「空色」 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E8%89%B2


● 補足質問2について
平安時代ですか!!!・・・ 参りましたね ( ^^;
枕草子は高校の授業で少しかじった程度なので、正直なところよく解りません。ただ、おっしゃっている色は当時広く愛好された「縹(はなだ)」または「二藍(ふたあい)」かもしれません。二藍は紅花の上から藍を重ね塗りしたもので青と言うよりは紫ですから、「淡い青」ということならば前者の可能性の方が高いと思います。ちなみに、どちらも濃さについてはかなり幅があるようです。下記ページに色見本がありますので御覧になってみてください。

「縹」 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%B9
「二藍」 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E8%97%8D

それにしても・・・
これって国語の質問じゃありませんよ! (笑)
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。「空色」の濃さは、青と水色の中間の感覚は納得できます。日本語は自然の中のもので色に名づけるということがとても好きです。平安時代にもお詳しいですね。感心します。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 21:11

こんなホームページがありました。

日本の色です。
http://www.colordic.org/w/
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。URLは大変参考になりました。ご紹介いただきありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 20:42

日本では戦中までは、現代日常的に使うより3倍ぐらいの


色を示す言葉があり、微妙な違いを区別していました。
その中で空色は珍しく現代に残った微妙な言葉です。
白絵の具に少しだけ青を混ぜると水色になります。
そこにほんのちょっと、料理の隠し味のように茶色を混ぜると
空色になります。
水色は壁のようにペタッとして単調な色ですが、
空色は遠くにあるような印象の、かすかに哀調を含んだ色です。

この回答への補足

>水色は壁のようにペタッとして単調な色ですが、

「ペタッと」はどういう意味でしょうか。辞書で調べましたが、見つかりませんでした。もう一度教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

補足日時:2008/06/26 20:29
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。わかりやすいと思います。空色にほんの少し「茶色」が入っていますか。とても意外です。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/26 20:37

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