No.2
- 回答日時:
ちょっと話は逸れてしまうかもしれませんが、哲学的にいうと「唯我論」はとても古いものでもあります。
デカルト辺りの「コギト(cogito, ergo sum)」ぐらいかな…と思います。唯我論の否定には直接繋がりませんが、近代の哲学だったら、なんらかの方法でコギトの矛盾を説いている部分がたくさんありますよ。すぐに否定にはならないかもしれませんが、ハイディがーの「存在と時間」やサルトルの「存在と無」なんかはとてもおもしろいです。なんというか、唯我論からそれぞれの関係性に視点を移したというか、そんな感じです。もし興味がありましたら読んでみてください。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんな思考実験を考えてみました。
あなたAと、あなた以外の誰かBさんを連れてきて
未来の医療技術で脳細胞を一個づつ交換移植してゆくのです。
未来の技術ですので出血もないし、細胞をまったく傷つける事のなく
細胞同士の接合も完璧です。しいて言うなら脳細胞の瞬間移動みたいなもんです。
もちろん、免疫問題も完全にクリア、
ちょうどお互いの脳細胞を100%交換した時あなたの意識が
Bにあり、その手術中あなたの意識が連続していたのであれば
意識のある人は自分だけでは無いといえるのではないでしょうか?
なにせその間最大で他人の脳が50%の状態があってその時でも
(50%の時あなたの意識はA、Bどちらにあるのでしょうね)
意識があるのですから、きっと他人の脳100%の人も意識があるのでは
ないかと思えるのではないでしょうか?
ちなみに100%脳細胞を交換した時、あなたの意識がAにったとすれば
自分の意識に自分の脳は関係ないと言えるかもしれませんね。
50%でははまだ不満なら100人で脳細胞を交換しあえばそれぞれの人の脳細胞が
99/100が他人の脳という状態になる時があります。それでもあなたの意識がどこかに
あるとすれば、きっと自分と違う脳をもった人もそれぞれ自我があるのではと
思えるのではないでしょうか?
まぁ実際実験する事は今の技術ではできませんでしょうけど・・
No.4
- 回答日時:
A1です。
明らかに心理学カテ向けのこのご質問を哲学カテに投稿したのはより根本的解決を考えてのことだろうと思います。
ひつはいずれ死を迎える。
簡単で当たり前のことです。
どちらかというと孤独がつらいのでしょう。
答えならどんな啓発書にも書いてありますが自分自身で判ったと思えるまでは本当に悟ったことにはなりません。
人の話に慰められるよりも何でも良いから行動しながら自分自身について学んでいったほうが良いでしょう。
とりあえず部屋の掃除や整理整頓から始めてはいかがでしょうか。
部屋の散らかっている人は頭の中も散らかっています。
掃除しながらわかることは多いと思います。
No.6
- 回答日時:
「自分だけなのではないか?」という問いを突き詰めて厳密に考えるには、
「自分」という言葉が示す領域がどんな性質を持っているかを厳密に定義
できていなくてはなりません。
「自分とは何なのか?」をハッキリさせておかなければ「自分だけ?」という
問いすら意味を成さないですから。
まず前提として、あなたにとって「自分」とは、常に何かを認識する側の何ものか
であり、認識される側の何ものかではありません。どういう事かと言うと、
あなたが自分自身を頭にイメージして「これが自分だ」と捉えた自分像は
すでにあなたそのものではなく、あなたによって認識された対象物と化している
ので、「自分」そのものではありません。
あくまでも「認識する側」の何ものかがあなた自身であり、
対象化されて「認識される側」と化した自分像はあなた自身ではないのです。
つまり、あなた自身が自分そのものを認識する事は不可能です。
「自分が作り出した観念」を「自分」だと誤認しているだけなのです。
「自分」とは常に主体であって、客体にはなり得ません。
無限に奥に逃げていってしまいます。これは無限遡及です。
自分という存在を定義するには、自分を正しく観察して検証する必要がありますが
上記の理由で自分そのものを認識できないので、自分を観察する事は出来ません。
したがって自分を正しく定義する事もできません。
「自分だけ?」という問いそのものが、問いの中に不十分な要素を含むため、
正しく成立していませんので、結論としては問いを否定できます。
No.7
- 回答日時:
<<最近意識を持っているのは自分だけなのでは?などと考えてしまい
夜も眠れません…>>
まず、「自分といっているもの」について五感と意識の六根や五蘊を観察してみたら如何でしょう。
舌があり味を感じる。舌も常に変わり味も常に変わる。
目があり色を感じる。目も常に変わり色も常に変わる。
耳があり音を感じる。耳も常に変わり音も常に変わる。
肌があり触を感じる。肌も常に変わり触も常に変わる。
鼻があり匂を感じる。鼻も常に変わり匂も常に変わる。
意識があり法(概念・思考)を感じる。意識も常に変わり法も常に変わる。
色蘊・物質は常に変わり行くもの。
受蘊・良い感覚。悪い感覚。良くも悪くも無い感覚。も常に変わり行くもの。
想蘊・物事の区別判断する働きも常に変わり行くもの。
行蘊・原初的な何かしたいという心も常に変わり行くもの。
識蘊・上記しています六根などから「知る」ものも常に変わり行くもの。
我々を構成するもので他に発見できません。
全ては常に変わり続け常に他のものに移り行くものですね。これを納得するならば。変わらない「私」「自分」は成り立ちませんね。
しかしこの滅する性質があるにも関わらず、怒り貪り、死なないと思い、変わらない自分がいるという錯覚が生まれてしまいますね。
そこには我々の無知と言うものが根ざしていると感じます。
我々は得た情報を思考によって、妄想によって散々に捏造しています。結果煩悩が生まれ多くの心の苦しみを受けています。
その捏造をなくす道が「仏陀の教え」です。
(僕の信を置いているのは理性の塊のパーリ語のほうです)
「生きること」=「知ること」だと感じます。
確かに貴方の言うように他の生命は「自分の憶測」ともいえるかもしれませんが、知る範囲は限られているのは当然ですし、それはそれで自分の知る範囲をきちんと知れば問題ないのではないでしょうか。
理性的に考えれば事実として生命はいるでしょう。
あまり不買う考えなくて良いと思います。
ブッダの言葉でこのようなものがあると聞いたことがあります。
「他者を鏡だと思ったらどうだろう。鏡に対して自分が何をして何をしなかったか、みせてもらえる。」
怒りを持ったなら鏡に自分の心の怒りが見える。
欲を持ったなら…妬みを……
慈しみ・抜苦・喜・捨を持ったならそれが見える。
しかも大抵はその見えたものがその生命から帰ってくる。
そのようにしたら良いと思います。
ブッダの語られた実践などを実験してみたら良い結果があると思います。
今の貴方なら他者に踏み込みすぎることなく観れると憶測しますので早い結果が見られるかもしれません。
慈悲の瞑想などで慈悲喜捨の心を育ててみてください。
貴方の不安が減ることと思います。「現代人のための瞑想法」「自分を変える気付きの瞑想法」がオススメです。
<<死んだら世界がなくなってしまうのでは?などと考えると目が回ってきてしまいます…>>
死んだら世界は関係ないでしょうw
そんな未来の不安より前述したようにいかに善く生きるかの実践を日々実験なされてください。
死に関しては「まさか「老病死に勝つ方法」があったとは―ブッダが説く心と健康の因果法則」をオススメします。
問題は悩み苦しみをなくすこと。
ともに精進いたしましょう。
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