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こんにちは。
現在大学三年生なのですが、卒業研究のことで悩んでいます。
日記史料を読むのが面白くて好きなので(今のところ活字でしか読めませんが…)、平安時代の貴族日記を扱いたいなぁ、と考えています。自分なりに調べてみたら、国文学的には日記研究は多いですが、歴史学的にはあまりないように思いました。有名な御堂関白記と、同時代の日記史料などを使って研究ができたら面白いかも、と思っていました。
しかし、担当の教授にテーマを提出したら、「日記研究よりもっと他のやつをやった方がいいんじゃない?つまらないし、君には難しいよ」と言われてしまいました。この先生、悪い方ではないのですが、2人いるゼミ生のうち院進学を考えてない私を、あまり目をかける気がないみたいです。もちろん、ずっと研究を続けるわけではないので、卒論の質にも限界があるかもしれませんし、学部卒とわかっている子にまで忙しいのにかまう暇がないことはわかっています。
ですが、わたしにはやる気があります。今までだって遊んでいたわけではありません。ちゃんと勉強してきた証として、先生に認めてもらえるような卒業論文を一年後に提出できたらいいと思っています。適当に書いて卒業しようとは思っておりません。

そこで、アドバイスをいただきたいのですが、先生に面白いと思ってもらえるような切り口、アプローチはないものでしょうか?日記を扱った研究を史学の学部生がやるのは難しいですか。また、扱ってみたら面白そうな史料があれば参考までに教えていただけたらうれしいです。
最後にどこまでやれるかは、自分次第です。
やはりちょっと寂しいので、先生に認識してもらいたいです。
長文&グダグダで申し訳ありません。

A 回答 (3件)

史学科学部卒です。


質問者さんより少し時代は下りますが、中世史をやってました。
本当は平安時代が大好きなので平安やりたかったです。
そこで卒論は、平安末期~鎌倉初期の法親王の著作と日記をもとに、彼の文化的貢献と寺院における文化サロンの発展について書きました。
(仏教研究で有名な人なので、歌集も残しているわりにそっち方面の研究があまりなかった)

日記研究おもしろそうですね。ひとつひとつ追っていくのは大変そうですけど。
私は藤原実資の「小右記」が好きですよ。あの記録魔のおかげで、平安時代の実態が少しみえてきますから。
史料を読んでみて、素直に「なんで?」とか「作者はここにこだわってるのかな?」というような疑問点をテーマにしたらどうでしょう。

私の友人は、学部2年生のときある史料で感じたふとした疑問をまとめてゼミで発表したら、指導教授に「そんな観点で考えたことなかった!」といわれて、卒論はそれを発展させて書きましたよ。
学部生なりの素朴な視点ってのもあるかもしれません。

がんばってください。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

私のゼミも古代・中世ですが、平安時代が好きなので。
わたしも「小右記」は面白いと思いました。一部しか読んだことはないですが、道長の「望月」の詩が詠まれた日のこと、実資は何行にも渡って皮肉をこめながら書いているんですが、道長の「御堂関白記」ではたった一行くらいしかその歌会について触れてないんですよね。それなのに「小右記」のおかげで道長の「望月の」が残ったと考えるとなんだかおかしいです。

アドバイスありがとうございます。学部生なりに「これなんで?」というものを探せればいいと思います。意外と素朴な疑問から深みにはまって発展していく場合もありますもんね!卒論まではいかないですが、以前レポートを書いたときもそんな感じで1本書けたときがありました。
大変参考になり、また、面白そうといっていただいて勇気がわきました。がんばって勉強したいと思います^^

お礼日時:2008/07/15 23:50

前の方が適切に回答されておられるので、蛇足でしかありませんが‥



私は専門家ではありませんが、専門家への道を断念したあとも20年以上趣味で天皇家や公家の研究をしています。

>国文学的には日記研究は多いですが、歴史学的にはあまりないように思いました

私も上記には疑問です。公家の日記研究はかなり古くから歴史学方面で行われており、国文学の方は物語・随筆・説話文学の方に力点があると感じています。

>先生に面白いと思ってもらえるような切り口、アプローチはないものでしょうか?

人に聞くことではないと思いませんか?
それこそ、

>どこまでやれるかは、自分次第

だと、思いませんか?

>日記を扱った研究を史学の学部生がやるのは難しいですか

私は大学院進学を前提に学部3回生の時から、教授・院生がやっている「兵範記」研究会に参加させて貰いました。ついてゆく為に必死に予習しましたが、本番では自分が何も理解・把握できていないことに唖然とすることばかりでした。毎回たった1ページ程度のスピードだったのですが‥
結局、家庭の事情で進学は諦めサラリーマンになりましたが、未練たらたらだったので、卒業後も続きを読み進めながら5年くらいかけて研究?しました。
先日、研究者となった同級生に聞いたところ、研究会はまだ続いている(最後まで到達していない)とのことで仰天しました。恐るべきスローペースです。学部生レベルの平板な読み進めと専門家とのレベルの差ですね。

確かに、

>最後にどこまでやれるかは、自分次第です。

ではありますが、院進学を考えてないのなら、高望みする必要もないのでは?と思います。

ただ、院進学を考えてないからこそ、卒論は評価が低くても卒業できる最低レベルであれば良い訳で、教授の忠告を無視して思い通りにすれば良いという利点もあるにはあります。私は3回生の冬には進学できないことが決定しましたので、卒論は今まで可愛がってくれた教授の忠告を無視して思い通りにしました。評価は「内容はいまいちだが、独自の視点でやろうとした努力は認める」というものでした。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

趣味で勉強を続けておられるとはすごいですね。でも、歴史学は興味があればずっと好きに続けていくことができる(どの学問でもそうですね)ので、わたしもずっと関わっていければいいと思っています。

日記研究の歴史学、国文学云々は、おそらく自分の中で「日記」と「物語・説話」が少し混ざってしまっているからだと思いました。
ご指摘いただいたとおり、自分の研究ですから自分の責任でもってやるべきですよね。考えが煮詰まってしまい、ちょっと甘えがでてしまいました。アイデアしぼりだしたいです。

院進学を考えていないので、たしかに高望みをする必要はないかもしれません。高望みをする、というより、教授に認めて欲しいというのは、「もし院に行かないのならある程度のもので卒業させてあげるよ」といわれたので、少し悔しかったというか…。でもある意味では先生のやさしさかもしれませんよね。まだまだ自分の勉強不足は否めないので、精進したいと思います。回答ありがとうございました^^!

お礼日時:2008/07/15 23:39

史料がどれほど読めるのかに拠りますが。

女房日記じゃなくて普通の日記の場合和製漢文の読解力も問われますし。(時代は下りますが玉葉とかほんっとーに意味判らないですし…やめてくれー…)

扱ってみたら面白そうな史料はそれこそ自分で見つけて下さい。ご自身の卒論なんで。
参考文献をあげるとすれば
平安朝漢文日記索引 : 典籍文書名篇
っていうのはあります。漢文日記なので勿論貴族(女房を含まない)の日記です。

というか今私は大学の図書館にアクセスして検索をかけたのですが、史学方面からの本も普通にヒットしますよ。
国会図書館の論文検索でも相当数ヒットしますが。
きちんと検索かけられますか?
中古的に一級史料ですから先行研究多い分野ですし、教授が難しいかもね、っていうのもまあ判ります…。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

史料は漢文体なら読めますがかな文字はちょっと苦手です…。
たしかに自分の卒論ですから自分で見つけるべきですよね。
甘えがでてしまいましてすみません。
みなさんがどのような史料に興味をもっておられるのかも気になったので聞いてみました。参考文献ありがとうございます^^

わたしの捉え方が悪いのかもしれませんが、思想や心性でやりたいなぁ、と思って問題を考え始めると、「でもこれって歴史学?国文学になってないか?」とわからなくなってしまうのです。しかしながらまだまだ勉強不足なのは確かなので、きちんと検索をかけていろいろな文献にあたりたいと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2008/07/15 23:26

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