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メーカー希望小売価格とはメーカーが小売店に対しいくらの値段で売りなさいと指示を出すことです。(強制力はない)これに対しオープン価格とはメーカーがいくらで出荷しますから、売値は小売店のお好きなようにという意味です。もともとは小売店間の値引合戦でメーカー希望小売価格と実売価格との間にあまりに差ができてしまい、自社の製品の割引率が高いとブランドイメージに傷がつくとの判断から始まったようです。

 では今のように全て値引きが基本になってきたデフレの時代にオープン価格は一部にとどまっているのでしょうか? メーカー側が販売戦略として値引き合戦させたい商品を決めて売っているからでしょうか?
  教えてください 

A 回答 (2件)

まず、希望小売価格とは、「この値段で売ると通常の利益が確保できますよ、この値段で売って欲しいです。

」と言う価格で製造メーカーが決めます。決して、「この価格で売りなさい。」と言う事ではありません。もし、メーカーが売値を指示すると独占禁止法の価格維持に抵触します。但し、国が定めている再販商品(薬や本)に関しては価格が決められており、その価格以外で販売することはできません。

次に値引率ですが、メーカーからみた場合、大きな値引きをした場合(例えば5割引とか7割引とか)、安売りブランドのイメージが定着し、メーカーのブランドイメージが下がります。しかし、他社の同等商品と対抗するにはそれくらい割引いた実売価格でないと売れないケースが多々あり、その場合に値引率がはっきり分からない様にオープン価格とします。
よくある例ではパソコンで、夏モデルとか冬モデルかが出始めの際は「公表していない希望販売価格例えば\128,000」で売り出しますが、次のモデルが出始める直前には市場価格が「\108,000」まで下がる場合が多々あります。この場合も小売希望価格を公表していますと消費者は値引率○○%と計算でき、ブランドイメージの低下につながります。
また、店頭で、提示された価格が10%しか値引きしていないとなると、「15%までは値引きしてくれるはずだとか、以前買った際は20%引きだったとかと言う客が出てくるため、それを防ぐ意味でもオープン価格の価値があります。
つまり、オープン価格とは市場原理に基づいて市場が求める価格で販売する事を意味します。

ここで忘れてはならないのが、オープン価格といってもメーカー出荷価格が決まっており、卸売り価格も相場が決まっています。
つまり、メーカー、流通段階では実売価格が想定されていると言う事です。商法上、仕入値より安い値段で一般販売することは出来ませんから、オープン価格と言えども最低小売価格帯は決められていると言う事です。

それと、競合他社が価格を下げて来た場合、こちらも工場出荷価格を下げるだけで競争できます。この際も客が「値引率が○○割引から××引に変わった。」と言う明確な計算ができませんからメーカーにも小売店にも都合が良いわけです。
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実際に消費者が、


「オープン価格の19800円」のTVと
「標準小売価格38000円を19800円」のTVを見比べて
後者の方が「イメージ的」に安く感じて買う人が多いんじゃないでしょうか?
家電店も売れる商品を並べたい(安売りチラシを配る時の「目玉」にしたい)と考えて、結局は「そのほうが売れる」のでメーカーも「売れるものを出す」ことになるのでは?
「ポリシー」ならば、同じメーカーなら全部オープンにしてもかまわないはずだけど。
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