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こんにちは。いつもお世話になっています。個別指導塾で講師のアルバイトをしている大学生です。

中学生を中心に小学生から高校生まで、英国数、ときどき理科や社会も教えているのですが、その中でも、来春都立高校受験の中学3年生への国語の教え方について皆さんの意見をうかがいたいです。

その子は漢字の読み書きは比較的よくできるのですが、文章読解がとても苦手です。そこで、教室に置いてある問題集を解いてもらい、解き終わったら、なぜ間違ったのか、文中のどこに解答の根拠があるのかを採点しながら解説するという形で指導しています。

例えば、論説文では文章全体の論理構成を確認し、小説文では登場人物の心情を客観的に捉えるために情景描写やセリフに注意するよう話しています。

しかし、このような教え方で本当に生徒の国語力が伸びているのかとても不安です。
というのも、私は大学受験の際、現代文で苦労し、予備校に通ったり、いろいろな参考書や問題集を解いて、やっと文章の読み取り方を身につけたので、週に1回塾に来て、1時間半問題を解いて解説を聞いただけで、国語力が身につくとは思えないからです。
英語や数学なら、理解のできないところがはっきり把握できるので、どんな問題を解かせたらいいのか、何を教えればいいのかがわかります。しかし、国語の文章読解の方法は、中途半端なやり方ではマスターできないと思います。実際、その生徒も「は~」とか「へ~」とかいうだけで、きちんと理解できていないようです。

前もって学習計画を立てて指導に望めばいいのでしょうが、その塾は、当日生徒と相談して何をやるか決め、わからないところがあれば、その範囲の問題集を、塾に置いてある中から選んでやらせる、という形なので、あらかじめ指導内容を予習するわけにもいきません。また、1対2の指導なので、隣で別の生徒の英語や数学も教えなくてはならず、その子の国語だけに注意を払うわけにもいきません。
「国語は教えられないことはないですが、きちんと教えることができるか不安です。」と塾長に伝えてはあるのですが、「あまり難しく考えずに適当に教えてください。」と言われてしまい、国語を教えられる先生が少ないこともあって、結局私が生徒を担当しています。

教えるたびに、こんなことしてて国語の成績が伸びるのかな、と不安に思い、うしろめたさを感じてしまいます。塾長も「難しく考えずに」と言ってるからバイトだと思って割り切った方がいいのかな、とも思うのですが…

長文になってしまいましたが、アドバイスをいただけるとうれしいです。

A 回答 (8件)

長年家庭教師をしてます。



ぶっちゃけ言うと、『○○評論家(特に野球)と国語教師はこの世に不必要』と常々思ってます。

が、今はそんなことを言ってる場合じゃないですので、私の国語指導のポイントを話しますね。

私が文系科目を教えるにあたって、最も心掛けている格言があります。それは『書ければ読めるが、読めても書けない』です。漢字て読めるけど書けないって経験ありますよね?でも漢字が書けるけど、読めないって経験はあまり無いですよね?

これはそっくりそのまま国語のテストにも当てはまります。

なもんで、私が国語を指導する場合は必ず作文と小論文が中核になります。作文は基礎の基礎で、小論文が書けるようにします。

特に小論文は自分の意見だけではなく、その反対説にも言及しながら、反対説を論破しなければならないです。そうすることで客観的な視点が身に付きますから、そうなるとだいたい評論文や随筆は読めるようになります。

そして、時として小学校5~6年あたりから国語に苦手意識が出てきますから、場合によっては小学校からやり直しする必要がありますよ。下位レベルの中学受験の国語の問題なんかもやらせておくといいですよ。

あとは英語的なノリで古文と漢文をやらなければなりませんし、社会みたいなノリで国文法の確認をしなければならないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>『○○評論家(特に野球)と国語教師はこの世に不必要』

なんとなくわかります。既に出来上がった文章を解説するしかない国語の教え方って、普通の教科と違うんですよね…

回答を読ませていただき、なるほどな~と思いました。「自分で書かせてみる」というのはいいかもしれませんね。

文法は何度も何度も教えているのに、底に穴があいたバケツみたいに全然覚えてくれない…他の先生に聞くと、その子は他の教科もそんな感じらしいんですが…

お礼日時:2008/09/16 22:34

私の『先生』がうまくなる最大のコツは『自分に酔う』ことです。

『俺は世界一教え方がうまい』とか『学校の先公にだけは負けない』っていつも思いながら、私は教えてます。無論、『この教え方が一番だ』と金太郎飴みたいに定型化するのでは無く、世界一うまい指導を維持していくべく日進月歩していく努力もしてい続けてますよ。

自分がいうのも何ですが、この『先生』という職業は『苦労を知っている人間が最適』な職業です。私のプロフィールを見ると分かりますが、勉強にめちゃくちゃ苦労しました。

しかし今時の『先生』たち実はあまり苦労してない方が多いように思います。「進学校→まあまあな大学→教員」と学校や塾や予備校といった狭いコミュニティしか知らない連中が教えている訳です。我々が生徒だった時の先生の多くは、戦争を経験していました。人を殺した先生もいれば、空襲を経験した先生もいれば、食べ物が無く道端の雑草を食べて飢えを凌いだ先生もいました。都会から疎開してきて田舎に永住した先生も多かったです。私はそんな彼らのイズムが注入されてますから、『学校しかしらないハウス栽培型純粋培養人間である学校教師』よりは少なくともマシな指導をしてると思ってますよ。


話が脱線しましたが、職業柄色んな家庭教師をする学生の指導方法見てきた経験で話すと、『生ける解説書』的な教え方をしてる人や、『進むこと』ばかり気にしすぎる人が実に多いと思います。多分学校の先生イズムに毒されてるんだろうなと思います。私みたいに、徹底的に書きを教える人や、同じ問題を何度も何度もやらせる人が少ないこと少ないこと。

『公文式』は『100点を取るまで前に進まない指導』と『その子が分からなくなっているあたり』からやり直しさせます。時に中学生なのに、小学校5~6年、甚だしいとそれ以下からやり直しを強要させます。

が、それ故に世のお母様方から『公文ではテスト対策をやってくれない』とか、『公文では一点にもならない小学校の勉強をさせられる』とか、『公文では同じ問題ばかりやらせて意味がない』とか、『公文は黒板を使わずプリントばっかり』と言われ、なかなか公文式の指導に拒否反応を示す母親がすくなくないです。

しかし、確かに点数には直結しませんが、点が取れない子に関して言えば、わかるところまで戻らないと基礎が無い以上はどうしようも無いのも教える側からしてみたら、偽らざる事実です。例えば、中2で20点しか取れてない子に中2の指導をするってことは、極端な話し『あたかも幼稚園児に東大の赤本を解かせるような暴挙』だと私は思っています。

ゆえに、『バケツの底に穴があいたような』というのは、幼稚園児に東大過去問の解法を仕込んでるようなもので、生徒に知識となりうるバックボーンが無いことを意味してます。解法がわかるための前提知識がスッポ抜けていることを証明しているんだと思いますよ。

よく多いのは英単語や漢字の書き取り、歴史年表などの暗記、国文法の語呂暗記をさせると、こういう地味な作業から逃げてきた連中には拷問以外の何者でもありませんから、そういう生徒には、あたかも幼児教室のような暗記方法を活用するしかないですよ。幼児教室のような暗記方法とは、絵や音楽、踊り、紙芝居、ゲームを活用した暗記方法ですな。

中学生以上を教える人って、どうしても『○○高校に何人合格させました』ばかり気にしすぎるので、私は『馬鹿を秀才にプロデュース』することが、『先生』という職業の花形だと常々思っています。

『頭がいい奴を、より頭を良くする』ことなら、猿が先生やっても出来る仕事です。先生という職業は『生徒の知的下剋上』をさせることが最大にして最難関の仕事ですから、私はそれにとことん挑戦するのがライフワークなんですよ。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。また、お礼がとても遅くなってしまい、大変申し訳ありません。

プロフィール拝見させていただきました。私も宮城県出身、都内在住で将来は司法試験を目指している身なので、なんとなく親近感を持ちました。

確かにおっしゃる通り、この生徒を見てると、核になるものがないのに中学3年の内容を教えてもしょうがない、勉強の根本的なところがわかっていない、というような気がしてきます。
これからは、回答いただいた暗記方法も取り入れて指導していきたいと思います。

>頭がいい奴を、より頭を良くする』ことなら、猿が先生やっても出来る仕事です。先生という職業は『生徒の知的下剋上』をさせることが最大にして最難関の仕事ですから、私はそれにとことん挑戦するのがライフワークなんですよ。

塾講師の難しさを改めて感じました。塾講師として、回答者様の足元にも及ばない身ですが、指導に対する姿勢、見習っていきたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 01:32

こんばんは



例えば、論説文では文章全体の論理構成を確認し、小説文では登場人物の心情を客観的に捉えるために情景描写やセリフに注意するよう話しています。

よほどの実力がないと、テクニック的なことは理解できないと思います。
一文一文が分からないということはないでしょうから、流れを説明してどんな話なのか要約してあげるといいと思います。

教えるたびに、こんなことしてて国語の成績が伸びるのかな、と不安に思い、うしろめたさを感じてしまいます。

お金をもらっている以上、重要なのは相手の満足度ですから、文句もなく来てくれているならいいのではないでしょうか。
教える側としては、自信を持って教えるということは大事だろうと思います
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。また、お礼がとても遅くなってしまい、申し訳ありません。

>お金をもらっている以上、重要なのは相手の満足度ですから、文句もなく来てくれているならいいのではないでしょうか。
教える側としては、自信を持って教えるということは大事だろうと思います。

こう言っていただき、今までは自分の教え方が不安でしたが、少し気が楽になりました。これからは自信をもって指導していきたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 01:22

とにかく読むことを指導してください。



問題を読んで、その答えがありそうな付近を探すという答え方をしている子供がほとんどではないですか?
問題すらまともに読まず、国語のみならず、他の教科もとんだ勘違いをして答えてますよね?

問題を解かせる前に、音読させる。
もちろん他の生徒の邪魔にならないくらいの小声ですけど。
文章と問題の両方を最低2回は読ませる。
国語は答えが文章の中にあるので、読む習慣をつけることが、国語力アップの基本ですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

これは確かにあるかもしれませんね。「問題文を読んで解く」というのを、当たり前に考えていたので気づきませんでしたが、生徒の様子を見てると思い当たる節があります。

「ちゃんと読んでから解く」というのを意識して指導していきたいです。

お礼日時:2008/09/16 22:24

以前塾講師(社会科)をしていました。


国語は代打で数えるほどしか教えていませんでしたが、
教える科目に興味を持ってもらうところから
はじめていくというやり方で、
テキストは塾のテキストは使わず、自分で漫画や紙芝居で
授業をしていました。
ただ、今回は読解力がないというのであれば、生徒さんから
どんな本がすきか聞いてみて、その本を題材にして、
設問をつくり、といてもらいます。
これだと本人に興味のない文章で読解力を聞くより
本人も真剣に考え答えてくれるでしょう。
基本は質問者様のやり方で間違っていないですが、
このように教科書や問題集とは違った
本人が興味を持つ題材から、
問題をつくってみたらいかがでしょうか?
塾長がそのやり方認めてくれればいいですが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、興味のあるものから入っていくというのも一つの方法ですね。
今度、塾長に提案してみます。

お礼日時:2008/09/16 22:21

>「あまり難しく考えずに適当に教えてください。


ひでぇ塾だなぁ。思わず笑ってしまいました(笑笑)(失礼!)

同業の同教科の者ですが、質問文の前半に書かれた、国語の指導方針についてはわたしも同じ(考え・やり方)です。


気になるのは、その現代文のテキストが、生徒のレベルにあっているのかどうか。「なるほど」「できた!」と授業の最後に思えるくらいのテキストがよろしいかと思うのですが、如何?

他に、解くときの集中力も、結果を左右するかと思います。本人が問題に取り組むときに、どれだけ集中できているかも、気をつけてみてください。制限時間を(短めに)設けて解かせることも、集中力を起こさせるきっかけにはなると思います。

>・・・採点しながら解説する・・・
とありますが、本人に説明させてはどうでしょうか。正解だろうが不正解だろうが、先生が解説する前に、本人に、その答えを選んだ根拠・いきさつを、まず説明させる。それから、先生が解説・説明されてみては。

学習計画云々ですが、宿題を出すわけにはいかないのでしょうか?宿題を出して、次回はその答え合わせから・・・と言う流れを作れるだけでも、大分違うと思いますが無理でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに、テキストが難しすぎるのかもしれませんね。でも、受験対策用のテキストは、今それしか塾に置いてない…
もう少し簡単なテキストを購入するよう、塾長に相談してみます!

制限時間はいい考えですね。「国語解いてると眠くなる」とよく言うので、集中させるために、今度から時間決めて解かせるようにします。

本人に説明させるのは、時間の関係で難しいかなぁ…というのも、質問にも書いたように、隣で別の生徒に英語や数学を教えているので、国語の生徒が問題を解き終わったら、今度は隣の生徒を待たせないようになるべく早く解説しなければならないんです。1対1だったら、もっと丁寧に教えられると思うんですが…

宿題も出してはいるんですが、あまり宿題を多くだすと、解説に時間がとられ、隣の別の生徒に教える時間が少なくなってしまうし…
「国語を教えるときは1対1の方がいいんですが」と塾長に話したら、「1対2分の料金しかもらってないんだから、そこは仕方ないよね」と…

とりあえず、宿題の出し方(分量・内容)を工夫してみることにしますね。

お礼日時:2008/09/16 02:47

文章読解、少なくとも中学国語では、答えは全て本文に書いてあります。

本文に書いていないことは答えになりません。勝手に連想してはいけません。

起承転結で考えるのが難しかったら、「日常A→事件→日常B」の主人公の心の変化、特に心の成長を捉えます。(例:いじめられっ子だった→捨て犬を拾った→犬から何かを学び、勇気がわいてきた)
心の変化は、感情移入して勝手に解釈する人もいますが、答えは本文に書いてあります。

哀しい気持ちを表すとき、「A子は悲しんだ」とか「A子は言った。"哀しいわ"」などと書きません。ストレートにわかりやすく書いてしまうと小説は面白さを失い、売れません。ここが作者の腕の見せ所です。
例;「A子は言った。"1人で海をみにいきたい…"」等、小説はご都合主義です。主人公が哀しいと雨が降ったりします。そしてここが問題文になります。

…と、いうルールを習ってから、私は読解問題が少し好きになりました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

おっしゃるように、心情を客観的に読み取ることができれば小説は得意になるのでしょうが…
何回こちらが言っても、その生徒は理解しているのかしていないのか…

お礼日時:2008/09/16 02:33

親戚の子や兄弟に家庭教師をした経験のある大学生です。


国語に関しては、なかなか伸びませんが、長いスパンで見れば、
比較的良い成績をつけることができたと思います。

国語に関しては、受験生としても、指導者としても、
伸びるのか不安があるのは共通ですが、

結局は、ある程度の論理的な読み+反復・演習が必要だと思います。
この「ある程度の論理的な読み」とは、結局はあなたが受験時に学んだようなものです。
それを教えれば良い。そして、その読みをすればどうなるかを強く教えて、
量をこなしたりすることが重要になると思います。

問題なのは、あなたの自信のなさ頼りなさからくる、生徒からの不信です。
生徒がこんなやり方でよいのかと懐疑的になってしまっては、
伸びるものも伸びなくなってしまいます。

結論としては、そのやり方で問題ないからあなたが自信をもつことが大事だということになると思います。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

やり方に問題ないと言っていただき、少し安心できました。

ただ質問にも書いたように、隣で別の生徒に英語や数学も教えているので、隣の生徒に問題を解かせている間に、国語の問題と解答解説をざっと見て、国語の生徒が問題を解き終わったら、今度は隣の生徒を待たせないように早く解説しなければならず、どうしても指導が雑になってしまうのです…

お礼日時:2008/09/16 02:29

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