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エチレンの植物に対する作用は、
・果実の成熟
・屈地性の消失
・開花の調節
・落果、落葉の促進
・細胞の伸長抑制
などがありますが、
幼植物にエチレン処理をしたところ、茎が太くなったのと、茎と葉の付け根が屈曲している現象がみられました。
この二つの現象は、どの作用にあてはまるのでしょうか!?
どなたか、分かる方お願いしますm(__)m

A 回答 (3件)

参考にした文献がいささか古いですが。


結論から言えば、いずれにも当てはまらないかもしれません。

1)茎が太くなる
伸長成長の阻害が原因かもしれません。
エチレンによってオーキシンの極性移動性が減少するのが原因だそうです。
オーキシンの移動速度はほとんど変化しないものの、移動する総量が減るそうです。
屈地性の消失も、オーキシンの極性移動の変化が原因だそうです。

2)茎と葉の付け根が屈曲している現象
エチレンによって上偏成長が促進されたために葉が垂れ下がるそうですが、
この現象を指しているのでしょうか?

参考文献:倉石晉.植物ホルモン・第2版.東京大学出版会(UPバイオロジー).1994年

参考までに、エチレンの作用は、他に、性の決定、種子発芽、等々、色々あります。
一度、植物ホルモン関連の文献を調べることをお勧めします。

この回答への補足

詳しい回答、本当にありがとうございます!!!m(__)m
そこでもう一つお聞きしたいのですが、上偏成長というのは、どのような現象なのでしょうか!?
ぜひ教えて下さい。お願いしますm(__)m

補足日時:2002/12/24 23:24
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>上偏成長というのは、どのような現象なのでしょうか!?


植物器官の向軸側(上側)の成長が背軸側(下側)の成長より速く、その結果屈曲する現象です。
アベナテストや屈光性を思い浮かべていただければよろしいかと思います。
これにもオーキシンが関わるので、エチレンが影響するとしたら、その極性移動に変化を及ぼすことが考えられます。
岩波書店の「生物学辞典」にも載っていると思いますよ。
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この回答へのお礼

上偏成長のことまで詳しく答えてくださって、本当にありがとうございました!!!
オーキシンの作用がよくわかりました。
本当にありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2003/01/04 00:50

エチレンは,基本的にオーキシンを抑制します。

オーキシンが無くなったらと考えたら理解できるのではないでしょうか。

「茎が太くなった」
・細胞の伸長抑制 で説明できないでしょうか。
オーキシンは,極方向の細胞壁を軟化させることにより,伸長成長を促進します。エチレンがそれをうち消すと,細胞は当然太くなるのではないでしょうか。

「茎と葉の付け根が屈曲」
・落果、落葉の促進 で説明できませんか。
オーキシンは,落果・落葉を抑制しています。アブシジン酸等も関係しますが,葉でのオーキシンの合成が止まり,オーキシン濃度が葉>茎でなくなった際には,離層が形成されます。当然葉柄は,伸びずに太くなります。

屈地性の喪失も同じにオーキシンが無くなったと考えれば理解できると思います。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございました!!
助かりました(^o^)丿

お礼日時:2003/01/04 00:47

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