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最近、サブプライム問題により破綻しそうだったファニーメイとフレディマックが、
政府により救済されるというニュースがありました。

両社の業務は住宅ローン債権を金融機関から買い取り証券化して投資家に販売することと、
住宅ローンの保証業務ということはわかりました。
しかしサブプライム問題によりどういう原理で(何がどうなって)両社は破綻しそうなほどの経営危機になったのですか?

A 回答 (1件)

基本的に銀行と同じです。

一定の自己資本が法律上の破綻範囲に入ったからです。でなぜそうなったのかというと住宅バブル崩壊により不良債権の再生産が始まってしまったからです。

まずサブプライムはいったん忘れましょう。テレビ報道ではことさらサブプライムサブプライムと言っていますが、これは完全なテレビ報道の間違いで(あるいはサブプライムという文言を入れたいだけ)、これら一連の問題は米国の住宅バブル崩壊が問題なのであって、その一環で起きていたサブプライムは発端でしかなく問題の本質ではありません。

で、回答ですが要は日本の不良債権問題と同じです。米国の住宅価格が永遠に右肩上がりに上昇していく事を前提にローンが組まれ、それを元手に更にお金を借りたり、金融商品を作ったり、それらを売ったり買ったりといろいろやっていたのです。
その一端で特にたちの悪いのがサブプライムローンであり、住宅バブルが崩壊したことでプライムローンでも同じ問題が起きているし、それらを担保にして売買されていた金融商品にも問題が起きたりとドミノ倒し式に広がっていっている所に政府が介入して、このドミノ倒しを何とか止めようと躍起になっているというのが現状です。でこれらの売りの連鎖が企業や公社の資産を減らし、その結果それら企業や公社の債券の価格を下落させ、更に売りの連鎖が続いてしまうという究極の悪循環に入りそうになっていたという事です。その悪循環の最大加速装置になしそうだったのがファニーメイとフレディマックという訳です。

また米国では、住宅ローンを組んで支払いが出来なくなっても、家さえ返してしまえば、ローンの負債返済の義務はなくなります。つまり個人は家から出た時点でこの問題とはおさらば出来るのです(個人としてはとてもありがたいシステムですね。)。それらの負債は金融機関などの債権者が不良債権として負債を抱える事になるわけです。
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この回答へのお礼

遅くなってすみません。
唯一の回答ありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします。

お礼日時:2008/09/26 18:59

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