
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
信頼区間は、母数のパラメーターを推定するときの確率を意味します。
言い換えれば、信頼区間90%でWISC-IIIのIQを推定する場合、90%の確率でその範囲に収まると、統計学的に考えられるという意味です。心理測定のような、実態のないものについて測定を行う場合、さまざまな原因による誤差を伴います。したがって、ある子どもにWISC-IIIを実施して得られたIQや評価点、群指数の標準得点にも誤差を伴いますので、まったく客観的な数値とは言えません。そのために、信頼区間をみることで、真の値がどの程度の範囲に収まるかを考慮した上で、心理アセスメントを行う必要があるのです。
90%と95%の相違は、95%の方が確率が高いため、信頼区間が90%に比べて広くなるのです。このあたりは、IQ、標準得点、評価点を求めるのに、正規分布の特徴をもとにしていることをお考えになると理解しやすいでしょう。
心理統計の本で、「正規分布」、「標準得点」もしくは「データの標準化」に関する部分を参照なさって下さい。
No.1
- 回答日時:
90%、95%の信頼区間というのは、10%、5%の有意水準と同じ様な意味だと思います。
KABCのテストのマニュアルには、「通常は10%で大丈夫だが、判定の時には5%を用いること」と書かれています。それで、それを準用し、日常の指導に用いる場合は90パーセントの信頼区分を使用し、何かの判定の場合は95%の信頼区間を使用しています。90パーセントの方が区間が広くなるので、伸びる可能性があると信じて指導しています。ところで、知人からWISC-IIIが改訂の予定があるために、集計ソフトを無料で配布しているという話を聞きました。Web上で検索しましたが、見あたりませんでした。誰か御存知の方こちらの方もよろしくお願いします。
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