

僕が文章を書く際にいままでずっと悩んできたことを質問させていただきます。
それは、綴り方の問題です。
たとえば、
(1)「人間的な感動が基底に無くて、風景を美しいと見ることは在り得ないと私は信じている。」
(2)「人間的な感動が基底になくて、風景を美しいとみることはありえないと私は信じている。」
これら2つの文章で、「ない」・「みる」・「ありえない」の3語は、漢字でもひらがなでも「アリ」だと思うのですが、自分で文章を書くとき、どうちらにするかどうしても悩んでしまいます。神経質なんです。「完璧な文章を書きたい」とも思っています。完璧なんてありえませんが、じぶんが納得できる文章を書きたい。
文章を書くことに慣れている方々は、自分なりの法則を持っているのですか。また、何か客観的な基準があるのでしょうか。
あ~、このぶんしょうをかいているさいちゅうも、どっちかなやみまくりました・・・。そして自分の文章の拙さが嫌で堪りません。

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>漢字でもひらがなでも「アリ」だと思うのですが、自分で文章を書くとき、どうちらにするかどうしても悩んでしまいます
漢字にするか平仮名にするかを悩むより、
「どうちら」は「どちら」のほうがいいです。
何か意味があって「う」が入っているかもしれませんが、見る人はちゃんと見直していないのではないか、と思うかもしれません。
文章を見直して、平仮名が続いて読みにくいなあとか、誤読が起きやすいときは、後から平仮名を漢字に換えることがあります。
多少強調したい場合は漢字にします。と言っても、鉤括弧を使うほどでもない場合です。
さーあっと、流してほしいときは平仮名にします。
「アリ」と鉤括弧付きで書いていらっしゃいますが、これは平仮名だったり鉤括弧なしでは、何か流されてしまうような気がしたから、そうしたのですよね。その感覚でいいでしょう。
私なら、「ありえない」は原則平仮名ですが、この文章では漢字を使いたいです。この文章で「ありえない」はかなり重要です。
ただし、「ありえない」の「ない」は助動詞であって、私なら漢字で書くのは避けます。
「人間的な感動が基底に無くて、風景を美しいと見ることは在り得ないと私は信じている。」
この文章では、読点が「無くて」の後ではなくて「ありえない」の直前でも良さそうな気がします。
そうすると、「ありえない」は読点の直後で目に止まるので、漢字にしなくてもいいかな、と思います。
また、読点は「と私は信じている」の直前でもいいのではないか、という気もします。そうするとやはり「ありえない」を漢字にしようか、とも思います。
「みる」は私の中では、原則漢字で、もし比喩的に使っているなど理由があれば平仮名にします。
この場合は、「風景を見る」という具体的な行為なので、漢字にしたいです。
「人間的な感動が基底になくて」の「なくて」はどちらでもいいと思います。この文章の場合は、「人間的」「感動」「基底」と漢字が続いてきたので、少し流すような感じで「なくて」と平仮名で良さそうです。
あと、文章の中で、同じ言葉はできるだけ同じ文字で書きたいです。「みる」「見る」「看る」「診る」「ミル」などが混在していると、きっと読む人は何か意味があって書き分けているのだろうと深読みします。
ご質問者さんほど漢字と平仮名の書き分けは意識していません。
文章を見直しても、後で見るとわけわからない文章になっていることもあります。そちらのほうが恥ずかしいです。
ご指摘の通り、ぞんざいな見直しをしてしまいました。
ご自身の中で一定の原則をお持ちとのことですが、それは多くの文章に触れられてきた経験則と察します。
最終的には、書き分けは書き手の感覚に委ねられるということ。そして意図のある書き分けが出来るように修練したいと思います。
ご回答ありがとうございます。
No.7
- 回答日時:
絶対的な基準というものは存在しませんが一応の基準として#4でリンクされているものが参考になるでしょう。
誤字でもなければ人の文章に「それはおかしい」と文句を付けるのもしにくいことです。書き手の何らかの意図が仮名/漢字の使い分けに反映されていることもあります。
具体的に、質問文の例について言えば「ない」「ある」は自分なら仮名で書きます。「存在・非存在」を強調したいときには漢字で書くこともあります。
「答えはない/無い・~ある/有る(在る)」
「~ではない・~である」
「風景を見る」「やってみる」
「山ができる/出来る」「理解できる」
「事の重大さ」「~ということ」
「時を稼ぐ」「~するとき」
「成り上がり」「病気になる」
具体的な内容のときは漢字、形式的な言葉は仮名というのを目安にしています。これは大抵の参考書にも書かれていることです。また新聞などでは漢字の制限から「あっ旋」のような仮名漢字混じりがされることがありますがどうにも見苦しく、「斡旋」のようにしますがこれは個人的な好みです。
絶対的な基準がない以上、完璧があり得ないのはその通りだと思います。しかしある程度の基準、自分が文を書くときの指針になりそうなものとしてはやはり書かれた文をたくさん見ることにつきると思います。
教科書の文(文芸作品が載っている部分を除く)、新聞雑誌(これも文芸作品やマンガのセリフ、広告文を除く)などはちょうど良い手本になるでしょう。
また文芸作品や広告文からは、特別な雰囲気や気持ちを込めるときはどのように基準から外れた表記を使うかが学べるかもしれません(ただしこれは難しいと思います)。
それからネット上の「素人が誰でも書けるところ」の文はあまり参考になりません。仮名漢字変換に任せると必要以上に変換されますし、書いた人が自分好みに変換プログラムを学習させていることもあります。変換プログラムは初期状態ではおおよそ基準的な漢字の割合になるはずです。
「どちらにするか悩む」というのは仮名漢字の使い分けそのものよりもどんな目的の、どんな意図の文であるかによってどの程度漢字にするかで悩むといいでしょう(変な言い方ですみません)。
物語の中なら(1)も大いに「アリ」でしょうが、広く人に読んでもらう文(文芸ではない)に「無い」「在る」は「ナシ」と思います。
具体的な内容は漢字、形式的な言葉は仮名という基準は、今まであまり意識していませんでした。今後1つの目安として覚えておきます。
僕は自分の専門の学問分野の本ばかり読んでいるので、教科書や新聞雑誌を手本にすることは、文章感覚を磨いていくうえでとても有効な気がします。
「広く人に読んでもらう文」という目的をまず念頭に置くこと。意識して書いてみたいと思います。

No.6
- 回答日時:
文章の魅力を決めるのは、漢字、ひらがなだけではありません。
当たり前ですが、文章の構成、言葉の選択、段落の変え方、句読点の打ち方や括弧の入れ方なども大きいと思います。
漢字の「ひらき」について、私は普段はあまり気にしませんが、自分の中で大切な文章を書くときは、漢字とひらがなを気にして何度も書き直します。
以前書いた読書感想文で、かなり悩みました。
「そう、ほんのひと握りだけ。」という一文。
「一握り」とするか、「ひとにぎり」とするか「一にぎり」とするか…
結局上のように「ひと握り」に落ち着きましたが。
格別にこだわりがないときは、見やすいように、配慮しています。
ひらがなばかりだとわかりにくいし、漢字ばかりだと抵抗がありますから。他人と比べて、漢字を「ひらく」ことが多いと思ってはいます。
法則はありませんが、漢字にするかひらがなにするか、それぞれが持つ雰囲気を考えます。
古来より漢字は男性の文字ですし、ひらがなは女性の文字です。漢字だと力強さが出ますし、ひらがなだと、やわらかさや優美さがおのずと出てきますよね。
前に進みたい文章を書くときには漢字を、絵筆を置くように大切に書きたいときには、ひらがなを多用します。
たとえば、「大切な人」と書くとき、「大切なひと」と書くことがあります。これは、本当に大切なのだということを知らせたいからです。
このような一語は、漢字で書くよりもひらがなで書くほうがより伝わると私は感じます。
質問者様が例として出された文ですが、私でしたら
「人間的な感動が基底になくて、風景を美しいと見ることはありえないと私は信じている。」と書きます。
これは、ただの好みです。
ですが文の感じからするとフォーマルな感じもするので、「あり得ない」としてもいいと思います。
あと、私が悩むのは訓読みの漢字だけで、音読みの漢字は基本的に漢字で書きます。ですから質問者様の最後の一行は「この文章を書いている最中も」にします。
好きなように書けばよろしいかと思います。この文字は漢字、この文字はひらがなと決めつけず、場面に応じて変えたほうが素敵だと私は思います。そして読みにくくない程度に、大切なこと、伝えたいことを文字にのせればよいのでは?
私は以前、「あなたの文章(読書感想文)は叙情的ね」と国語の先生に言われたことがありましたが、漢字の「ひらき」もその理由のひとつなのかもしれません。
もし私の文章で読みにくいところがありましたら、おっしゃってください。私も自己流ですので…
魅力的な文章には漢字と平仮名の書き分けだけが重要なのではない、との指摘をありがとうございます。
fumie0725さんの「好み」は、ご自身の中でかなり確固とした原則として形づくられていると感じました。僕も自分自身の「好み」を、作文の訓練を通じて形成していきたいです。
ご回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
以前このサイトで回答したら、ひらがで書いていたところを
漢字で書けとか説教されたことがあります。それはその人の
考えに過ぎないでしょう。
そのように漢字かどうかはセンスの問題で、強制できるもの
ではありません。フランスの日本語学者ピエールグリマール
氏は川端康成と説話文学との比較研究でこのことを見事に論述
しています。
この回答への補足
最終的にはセンスの問題ということは、僕自身じゅうぶん認識しています。
書いていて「なんか不格好だな」と感じるのは、まだまだ感覚が研ぎすまされていない証拠ですね。
日本語学者の研究には興味があります。どのような言説なのか、もしよろしければお教えいただけると嬉しいです。
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
表記方法は書き手の個性ですが、読み手にとっては、見栄え的に漢字が多いと堅苦しく古臭い感じがします。
また、接続詞や助動詞、補助動詞などに漢字を多用すれば、「僕はたくさん漢字を知っている」と自慢しているようにも感じるし、逆に推敲が足りなくて間の抜けた文章だと受け取られることもあるでしょう。
一般に「在る、無い」は「ある、ない」と表記するのが妥当でしょう。
例文については、「人間的な感動が基底になくて、風景を美しいと見ることはありえないと私は信じている。」と表記するのが無難かと思います。
下記はネット上のサイトですが、”平仮名書きの原則”(推奨)が列挙されています。
http://homepage3.nifty.com/longstay-yokohama2/k_ …
客観的な基準については、新聞の表記方法に倣うのが一つの手段かと存じます。
下記は、「朝日新聞の用語の手引」の紹介ですが、この書籍で「漢字と仮名の使い分け」が具体的に記載されています。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_i …
この回答への補足
リンクを参考にさせていただきます。客観的な基準として参考になると思いますが、平仮名書きの奨励があくまで1つの立場であることを留意しなければならないのでは、と感じました。
ご回答ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
子どもの絵本はひらがなばかりで書かれていますが、大人にとっては読みにくいですよね。
だからといって、漢字が多ければいいかというと、「過ぎたるは及ばざるがごとし」、
それはそれで読みにくいものです。
漢字が多すぎると、その意味があふれかえってしまい、ひらがなばかりの文章と同じようなことになってしまいます。
小学生のころ、国語の時間に「習った漢字はなるべく全部使うようにしましょう」と言われました。
教育上はそういうことも大切なのでしょうが、大人になってもそのくせが抜けないので、覚えている漢字は全て使ってしまおうという気持ちになりがちですね。
漢字が適当に配分されている文章だと、直感的な理解を助けてくれる気がします。
「ぶんしょうをかいているさいちゅうも」
「文章を書いている最中も」
このふたつを比較してみてください。
漢字を中心とした数文字がひとつのかたまりになって、簡単に読みとられますよね。
そういう意味では、質問者様の(2)の文章が読みやすいと思います。
私の場合ですが、どうしても漢字で書きたいことばは、一文字のことばです。
「ひ」は、日、火、 「め」は、目、芽、 「ち」は、地、血、 「はな」は、花、鼻、 「は」は、葉、歯、刃など。
これらのような同音異義語は、誤解を避けるため注意します。
二文字以上でもありますね。
「あつい」は、暑い、厚い、熱い、か、「じしんがない」は、自信か、地震か、
わかりにくいですから、これらも必ず漢字で書きます。
逆に、そのことばを強調したい場合、ひらがなで書くこともあります。
食べ物を、「たべもの」、人間を「にんげん」などです。
文章全体のバランスがおかしくなければ、臨機応変でよいのではないでしょうか。
こうは言いましたが、私自身も自分の文章には全く自信がありません。
参考にならなかったらごめんなさい。
読み手の読みやすさ、書き手の意図の伝わりやすさ、この2点がひとつの基準となりそうですね。
そして文章全体のバランスを考慮すること。ご指摘ありがとうございます。
ご回答ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
「人間的な感動が基底に無くて、風景を美しいと見る事は有得無いと私は信じて居る。
」という書き方も無い訳では無いと私は信じて居ます。参考にしてください。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20080 …
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