性格いい人が優勝

民主主義とは多元論と言うか、多様な存在や価値観を(それに賛同するかどうかは別として)認めるものだと思うのですが、
近年の国会における党議拘束の乱用や自分たちの主張を半歩たりとも譲らない姿勢など、
およそ民主主義とはかけ離れた動向が見受けられるように思います。

マスコミ等においても、自分と考え方が異なる存在を全否定するような権力者の言動、
あるいは、それに反発する同様な言動を面白おかしく取り上げるのみで、民主主義という面からの
問題点を指摘するような論調は無いように感じます。

私の知見が足りないせいかもしれませんが、このような傾向が続く延長線上には、
民主主義が根付いた社会は形成されないように思われるのですが、何か見落としているものがあるのでしょうか。

何らかの方向性を示唆するような書籍なりサイトなりをご存知ありませんか。

A 回答 (10件)

>何らかの方向性を示唆するような書籍なりサイト



参考になると思われるページや書籍をご紹介します。
以下にリンクするページ・書籍に共通する主題は、「世間」です。

ウェブページ
世間分析の総括
http://imi.sfc.keio.ac.jp/lecture/textanalyze200 …
世間、社会、権力、そしてネット
http://d.hatena.ne.jp/essa/20040322/p6
日本は「許し」「世間様」「お上」で回っている
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/p/58/index …
世間の中心に対抗する方法
http://d.hatena.ne.jp/inflorescencia/20060525/11 …
「世間」という名の呪縛
http://kyasuhara.blog14.fc2.com/blog-entry-27.html
日本で民主主義は成り立つか。「世間」というSocial Dynamics
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/503 …
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/503 …
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/503 …
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/503 …
http://blog.livedoor.jp/konton_1937/archives/503 …
「日本社会の二元的構造」
http://jfn.josuikai.net/josuikai/21f/main53-1.htm

書籍
世間の目
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/0020 …
暴走する「世間」―世間のオキテを解析する
http://zatsugaku.com/archives/2008/05/post_791.h …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ご紹介のサイトを大変興味深く拝見させていただきました。
日本の文化に根ざしている問題とすると、なかなか難しいですね。

今のKYなどという流行語も同根なのでしょうし、多少異質なものが混じっても
生理的に排斥しようとする行動の延長線上に物事の単純化があるようにも感じました。

今回ご紹介いただいたサイトや書籍をベースにいろいろと考えていきたいと思います。

お礼日時:2008/10/23 19:47

偉い大学を出た公務員の女性主任でも


毎回「では民主主義にもとづいて多数決で決めます」
とやっているので無理だと思います。

いつも少数意見は「民主主義に基づく多数決」で全く反映されません。
倫社の参考書には「多数決で決定しても、できるだけ少数意見を反映させなければいけない」
と書いてあるのに、反映どころか、いつも完全無視です。

本としては「マークス寿子」さんの本なんてどうですか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

実に象徴的な事例のご紹介ありがとうございます。

日本だけかどうかは分からないのですが、役人の世界は「無誤謬主義」が原則なので
議論を経た「修正」という行為が入る余地が無い場合が多く、議論ではなく少数意見の主張の場だけ与えて(これをガス抜きと言いますが)
そのまま決を採るという場合が多々ありますね。

マークス寿子さん、はじめてお名前を拝見したのですが、興味深い著作がありましたので、何冊か読んでみます。


たくさんの皆さんからいろいろお答えをいただき、いろいろと考える素材が豊富になりましたので
ここらでこの質問を締めきらせていただきます。

この場を借りて、ご回答いただいた皆様に改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/25 07:26

すいません誤記がありました。



誤:又、アジアで最初の国会を開設されたのは
正:又、アジアで最初の国会が開設されたのは
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 とても真摯な良い質問ですね。


 
 > 民主主義とは多元論と言うか、多様な存在や価値観を(それに賛同するかどうかは別として)
 > 認めるものだと思うのですが、

 先ず民主主義の意味は、社会の構成員たる人民に権力があるという政治形態の意味です。なので、議会制民主主義も概念の中に包含しています。

 又、貴方が言っている「民主主義」は、主に「自由主義」の事を指しているのと思います。「自由主義」は、近代民主主義に大きな影響を与えているので、その理念を勿論含んでいるのですが、確かに日本は、民主化されていますが、近代民主主義は、根付いていないですね。

> マスコミ等においても、自分と考え方が異なる存在を全否定するような権力者の言動、
> あるいは、それに反発する同様な言動を面白おかしく取り上げるのみで、民主主義という面からの
> 問題点を指摘するような論調は無いように感じます

 私も少数者の意見が重要であり、その意見に耳を傾け、論議して意見を修正する。最終的に多数決で決めるべきであり、なんでも多数意見であれば全て正しいというのは、大きな誤りを犯すと私もそのように考えています。

 何故ならば、多数意見により、少数者の利益、生存権、人権が必ず擁護されるかと言えばされないからです。

 反対に少数者の人権が蹂躙されたり、不利益を招く虞があるからです。だから少数者の意見は、尊重し耳を傾けなければいけない。少数意見の重要性は、J.S.ミルが「自由論」のなかで、ルソーを引き合いに出して言っています。

 私は、日本人にも民主主義の発展の可能性が、あると思っています。今では、信じられないでしょうが、明治時代に、J.S.ミルの「自由論」を中村正直が「自由之理」として訳して、自由民権運動の時は、一般民衆にも読まれていたし、ハーバート・スペンサーもたくさん訳され、読まれました。

 又、アジアで最初の国会を開設されたのは、日本の一般民衆の下からの力があったからです。これは、日本人が誇ってよい事だと思います。

> 近年の国会における党議拘束の乱用や自分たちの主張を半歩たりとも譲らない姿勢など、
> およそ民主主義とはかけ離れた動向が見受けられるように思います。

 他の民主主義の国でも党議拘束は、あります。例えばイギリスでも日本ほど強くはありませんが存在します。また、米国のように党議拘束が緩い場合、先の金融法案のように党の考えとは別に、否決されてしまう場合もあります。

 日本の場合、審議段階から党議拘束がかかること、少数政党の場合、委員会の質問時間が少ない事がおかしいと私も思っています。

 又、民主主義というものは、ネガティブな部分がある事も知っておく必要があります。

 福田歓一氏が「近代民主主義とその展望」の中で言ってますように、民主政治は、ギリシャのポリスから始まりました。ソクラテスの弁明で知られるように、ソクラテスは、民主政体の陪審により有罪が宣告されます。

 この事によりプラトンは、民主政体に敵意を持つわけです。これが「国家」という作品が生まれた理由です。このプラトンの「国家」は佐々木毅氏の著書「プラトンの呪縛」で言われるように反民主主義の理論支柱として、ナチス・ドイツに利用されます。

 又、フランスでは、フランス革命のロベス・ピエール(ジャコバン派)のイメージもあり、「民主主義」に対して余り良いイメージは、本場の欧州では第一次世界大戦まで持たれていませんでした。
 
以下を読んでみると参考になると思います。
・自由民権 著者:色川大吉 出版社:岩波書店
・近代民主主義とその展望 著者:福田歓一 出版社:岩波書店
・プラトンの呪縛 著者:佐々木毅 出版社: 講談社
・娘と話す 国家のしくみってなに? 著者:レジス ドブレ 出版社: 現代企画室
・国会学入門 著者:大山礼子 出版社: 三省堂
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

民主主義のネガティブな部分、理解できました。もう少し掘り下げて理解しておきたいと思います。

ご紹介いただいた書籍を読んでいろいろ考えさせていただきます。

いずれにしても、なかなか複雑で難しい要素が多々あるようです。

お礼日時:2008/10/25 07:11

>先進国といわれる国々が「民主主義」を採用している以上、日本がそれと異なる制度を採用するというのは極めて困難だと思慮しています。



私は、全く逆の考えなんです。

G8に限って考えますと、日本以外の国は、キリスト教が根付いており、その延長上に民主主義が存在すると考えてます。

G8の国でありながら、キリスト教が根付いてない日本という国に、果たして(G8流の)民主主義が根付くのか?というのが、私が考えるポイントなんです。

宗教と政治は、一見関係ないように見えて、実は非常に密接な関係性がある事が、調べていくほど見えてきます。

それが見えてくると、日本にG8流の民主主義を根付かせるには、無理やりでもキリスト教を根付かせないと駄目なんじゃないかとも思えてくるわけです。

仮にそうだとしたら、果たしてキリスト教が根付くでしょうか?
長年、一神教が支配した歴史を持たない国ですから、恐らく無理でしょう。
ならば、日本独自の方法を考えた方が近道ではないか?と思えるのです。

そういう意味で、「世間」の存在を無視して解決策を考えるのは無意味だろう、というのが私の結論です。

ちなみに、日本流の民主主義を考える上で、「世間」と同様に大きなヒントになると感じているのが「江戸しぐさ」です。
http://blog.goo.ne.jp/momotaro-1941/e/c8adc6a054 …
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この回答へのお礼

再度のお答え有難うございます。
宗教と政治は世界中の多くの国でかなり密接に関係しているとは私も感じます。
そういう意味では、日本では仏教なんでしょうね。信仰しているかどうかは別として
文化的な意味でも考え方の中にもかなり深く入っていますので。
「絶対」は無いなんて、まさに仏教の根本でしょうし。

日本流の民主主義が出来上がる(世間という意味を考えると、作るのではなく出来上がるイメージです)のであれば良いのですが、
先進各国を意識した安易な付和雷同に流れそうな気がしたものですから、日本だけ別の道というのは難しそうだと思い、
日本がそれと異なる制度を採用するのは難しいと考えたものです。

江戸しぐさについては勉強させていただきます。

お礼日時:2008/10/25 07:04

ご質問者様は民主主義をポジティブに考えていらっしゃるから根付いていないとお思いだと思います。



日本は世界的に見て、既に最も民主主義が根付いている国だと思います。

しかし、実は民主主義とはもっとネガティブなものなのです。

一般国民は、広範囲をカバーする行政の細部まで分かりません。立法作業がどのようなプロセスで行われるのかを正しく知っている人は多くありません。一つの政策が他の政策に及ぼす影響や予算の確保など、政策立案作業も大変なものです。国益の定義も難しいものです。

でも、それでよいのです。一般国民は日常の生活や仕事で忙しいわけです。国政全般を常に見るほど暇ではありません。だからこそ国会議員という議論のプロや、官僚という政策立案の専門家を雇用しているわけです。

その上で、マスコミ報道くらいしか情報源がない状態で選挙に行くわけですから、どうしても長期的な国益を考えた上での判断にはならず、短期的で日常生活上有利な判断(減税などを歓迎)になりがちです。でも、繰り返しますが、これでよいのです。民主主義とはそういうものですから。

こういう状態を「民主主義の失敗」といいます。一般国民は大局的な判断ができないのです。でも、そいうものなので、これでよいのです。

それをカバーするのが、選挙の洗礼を受けない官僚や、国会議員のうち任期が長い参議院議員なのです。参議院は旧憲法下は貴族院で、皇族、華族、高額納税者、学者など勅撰議員により構成され、任期は長期にわたり終身議員もいました。つまり、大衆に迎合せず長期的な国益を見据えた投票行動ができるわけです。民意は衆議院でカバーしていました。

現行の参議院は任期や被選挙権が衆議院とは若干異なるだけで、政局に影響を及ぼす意味では衆議院と差はありません。官僚も汚職や役得など私腹を肥やす者も少なくなく、真に長期的な国益に資する行動を取っているか疑問を禁じ得ません。また余りにもマスコミが官僚批判をするため、優秀な人材が官僚を避ける傾向もあります。

例えば、日本の民主主義は衆議院に担わせ、参議院は衆議院が暴走した場合のブレーキ役に徹し、官僚により国益意識を持ってもらい、待遇改善などにより優秀な人材が官僚になるような施策が必要だと思います。参議院議員は民選だとしても任期は終身とし、欠員(死亡、辞職)が発生したら、衆議院の総選挙と同時に補充選挙をするようにすれば、当選後は民意を気にせず(大衆に迎合せず、という意味)国政に取り組めると思います(もっとも、このためには憲法の改正が必要ですが)。

大事なのは、民主主義を根付かせることではありません。「民主主義は決してベストな制度ではない」という考え方をスタートに、「民主主義の失敗」をいかにカバーするか、という視点だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

制度を問題としたつもりは無かったのですが、そう受け取られたとしたら書き方が悪かったのでしょう。
ともあれ、政治を「議論のプロ」が行うという現在の制度は肯定した上で、そのプロ同士においても議論がなされないだけでなく、
議論がなされる「場」すら無いのが気になっているのです。

民主主義がネガティブだというgootarohさまのおっしゃる意味が今ひとつ把握できておりませんが、
民主主義がベストだとは思っておりませんし、もっと日本の文化に合った制度を考えるべきなのかもしれませんが
#5さまの「世間」という面から考えると、先進国といわれる国々が「民主主義」を採用している以上、
日本がそれと異なる制度を採用するというのは極めて困難だと思慮しています。

なお、「民主主義の失敗」に関しては、別に大衆に迎合しようが、それが選挙民の
選択であれば受け入れざるをえませんし、失敗とは感じておりません。
と言うか、議論の結果決定された内容の如何には触れない質問をしたつもりだったのですが。

お礼日時:2008/10/23 20:11

書籍やサイトの示唆はできませんが、個人的な意見を。



個人的には、むしろ今は日本なりの民主主義が根付く過渡期で、決して後退はしていない、むしろ前進している、と感じています。

民主主義は、もともと欧米から輸入された考え方ですが、誤解を恐れずやや極端にいうと、欧米は実質的に身分制が色濃く残る社会で、政治についてもそれを司るエリート・貴族層と、従うだけの平民層、という土壌が残っている面があります。

つまり、国家・組織のあり方としてトップダウンが前提となっていて、だからこそ少数派は報われないし、少数派の意見も尊重してこそ真の民主主義だという主張が浸透はしませんが、一定の理解を受けます。

それに対して、島国だからなのか、農耕民族だからなのか、理由は良く分かりませんが、日本国民は全体として緩やかな連合を好みます。下のさまざまな意見をトップが調整するという、ボトムアップの組織維持ですね。歴史的な天皇の地位や、戦後の首相の役割を見ても、この国民性というか、趣向が欧米と違うのは明らかに思います。

ですので、日本で共有すべき意識は「少数派の意見を尊重するのが大事」なのではなく、「少数派は、大きな目的のために自分の主張を取り下げることも時には大事」なのだと思います。

また、そうした意識を日本国民が共有する一歩前の段階として、これまで調整によってそれぞれがそこそこの待遇をしてもらってきた状況から、トップの決断で調整を図らず白黒つける、笑う人と泣く人が出てくるので、自分が泣く側にならないように、主義主張は明確に行って判断するトップにアピールする、という現在進行形の状況は決して民主主義の後退ではなく、日本的な「ボトムアップを前提とした民主主義」が組織としてレベルアップする(果敢な決断と実行力を兼ね備える)ために不可欠なプロセスだと考えています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、トップダウンとボトムアップの違いというのは面白い見方ですね。
確かに日本ではおっしゃられるような傾向があるようにも感じます。

ただ、「下のさまざまな意見をトップが調整する」前提として、トップは聖人君子あるいはそれに準じる者という暗黙の了解も必要な気がします。
そうでないと、簡単に全体主義に移行する危険性が拭い去れません。

また、「少数派は、大きな目的のために自分の主張を取り下げることも時には大事」というのは、確かに日本的な美意識を体現したものだとは思いますが
西欧風の政治体制とはマッチングしにくいかもしれません。

ともあれ、現在の状況が「過渡期」であって、この後には今よりも成熟した「民主主義」になることを願っています。

お礼日時:2008/10/22 19:56

国単位で一派ひとからげにして良い悪いは言えませんが、国民性の違いはいろいろな面で感じる事が多いこの頃です。


どういう理由によるものか、頭の悪い私には分かりませんが、日本の民主主義についてはご質問者同様首を傾げる事が多くあります。
しかしご指摘の政治家やマスコミの権利の乱用や数の横暴はそっくりそのまま我々国民の姿ではないでしょうか?
「民主主義は多数決」と嘯く人間がいますが、少数派の意見をも如何に取り入れるかが本当に成熟した民主国家であるか否かを決めるのでは?と私は思います。
意見や主張、考え方の同じ者同士だけが仲良し小良しで集まり、自分の意見だけが真実であると主張するのは傲慢以外の何ものでもなく視野狭窄の奇形な民主主義です。
考えが違えば話し合いが必要であるにもかかわらず、話し合いを喧嘩と見なすDNAが日本民族には織り込まれており、主義主張を熱く語る事を忌避し、「冷静に」という事を金科玉条のように掲げる日本人の中には民主主義は根付かないのでは?というふうに私も危惧します。
いつの間に日本人はこんなにシラケてしまったのか?いつの間に日本人はこんなに他を尊重しなくなったのか?いつの間に日本人は臆病な民族になったのか?
争わない事、意見の交換を忌避する事は、決して冷静である事とは一致しません。
たとえ、噛み合ずに終わったとしても、何等かの成果は残ると私は信じますが、白熱する議論の最中や、これからそうなる可能性を秘める時、必ず気勢を制するようなシラケた意見が飛び出す国民性は日本特異なものと思われます。
多様な意見を認め、真の民主主義を根付かせるためには「話し合う事」に尽きると私は思います。

ご質問はとても重い課題を背負っていると感じました。
本当の意味で日本という国を愛するならば、無視出来ない質問ではないかと私は思うのですが。
お望みの書籍、サイト等、ご紹介出来なくて申しわけありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お答えの通り、「政治家やマスコミの権利の乱用や数の横暴はそっくりそのまま我々国民の姿」であると私も思いますので、
それを踏まえて民主主義が根付いていないと感じています。

議論というか、話し合いが苦手というより、そもそもお互いが相手を「言い負かす」ことが議論だと勘違いしているようにも思えます。
「議論」を行うためには、「相手」に理解してもらうことが何よりも大切なのに、
どちらも自分だけが理解できる価値観/言葉で「主張」するだけで、相手に理解を求める姿勢が感じられないのです。

国会における質疑がセレモニーであり、その前段にものごとが決まっていることは承知していますが、
前段の話し合いにおいても、その内容が議論ではなく単なる党派間の利害調整でしかなく、
議論を通じてより良い内容にしようという「場」すら無いという状況を考えると
道はなかなか遠いと感じています。

ともあれ、未来志向の前向きな手立てが何か無いかと思っている次第です。

お礼日時:2008/10/22 19:43

この間の日曜日にインターネットTVの収録に現れた


心臓の悪そうな某政党の党首の言です。
「あなたたちは政治の細かいことを知る必要は無い。
世の中を代えたいと思うのならば、我々に投票するだけでよい」

これはまさに真の政治家による力のある言葉であり、一理あると思います。
・・・・と思いますが、これは少なくとも民主主義ではありませんよね。





議会にしてみてもそうです。活発な議論が行われるのならば良いのですが
結局のところ、議員それぞれの不祥事の追求と椅子を何個確保できるか
に終始しています。これはここ20年あまり変わっていません。




民主主義とは何であるのか。それは政治家に全て任せる国家形態ではなく
我々のような民衆が主となり、政治を行う政治のしくみを指します。


民衆が主となる為には?まず、民衆同士が話し合えることが必要ですよね。
20年前と比べて今の社会が確実に良くなった点はここです。
つまり、インターネットの普及とそれによるメディア支配からの脱却。
これには今後、より良い変革をもたらす余地があると思います。


さらに国の規模を減らし、民間に任せるという議論が活発化しているのも
良い傾向であると言えます。例えば政府が「弱者救済」を唱えて
税金を多く徴収したとしましょう。しかしそれを分配する政治家や官僚が
仲の良い組織にだけ分ける恐れがあります。本当の弱者は弱者と認定されない
かもしれないのです。こういったことが過去において社会主義国で発生しました。

しかし、減税を行い政府の規模を縮小していくという議論が可能になったこと
これはとても素晴らしい可能性を秘めていると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ただ、直接民主制と間接民主制の違いという意味ではなく、
また、国家形態の話でもなく、「民主主義」という考え方が社会に根付くようになるのかどうかをお尋ねしたかったのですが
その点に関してはいかがでしょうか。

あるテーマに関して議論できるようになる/ならないの話ではなく、
議論の際に多様な考え方があるという点が無視されているように感じるのですが。

お礼日時:2008/10/22 05:43

日本に民主主義は根付くのか



ありえない話です、そんな制度採ってませんので無理です

日本は議会制民主主義です
民主主義とは違います
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ただ、浅学非才の身には「議会制民主主義」が民主主義と何がどのように異なっているのかが分かりません。
噛み砕いてご教示いただければ幸いです。

お礼日時:2008/10/22 05:32

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