クラシックを勉強して5年が経ちました。
18世紀の頃の黄金期の事をよく考えるのですけれども、当時の時代背景はともかく本当に19世紀まで華々しいものがあったのではないかと
空想しています。20世紀に入り、現代音楽などといって確かに
ラフマニノフを筆頭にそれまでの音楽を発展させたという功績は
偉大と思うのです。ただ、モーツァルトを例にとって見てこれから先
一体どのくらいの年数が経ってから同じような作曲家が現れるのかなと思うと物悲しくなってきます。20世紀のロシア音楽は正直、僕には
肌に合いません。最近でメシアンという作曲家で鳥の鳴き声などを
モチーフにした演奏会が話題ですが、一度聴いてみて何だか訳が分かりませんでした。
20世紀以降はシビアに見て、もう音楽全盛期から半分くらい
勢力が落ちていると思います。むしろ当時の偉大なる音楽家を称えて
それ以上のものは作れないとピアニストへ転向する傾向が強まったのでしょうか。そうだとしたら寂しいです。現代でも、世界のどこかに
モーツァルトやベートーベンに匹敵する作曲家が毎年、曲を作って
出版されているといったら夢のような話ですけれども。
もうクラシックの曲は大半を聴いてしまって面白くないのです。
やはり、芸術とは創造にありますし、所詮ピアニストは人の曲を
弾いているに過ぎない・・・・それでも演奏会には感動の渦が巻き起こっています。あの当時の才能を備えた人を同じ人間とは思えないと
僕は思うのです。ショパンにして、生涯モーツァルトを尊敬し
死ぬ間際には「レクイエムを演奏してほしい」と頼んだのです。
そんな訳で、偉大なる作曲家の不在には、正直物寂しいです。
長文、失礼致しました。ご意見聞かせていただけたらと思います。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
あなたが面白く感じる音楽ってどんな音楽ですか?”大半を聴いてしまって面白くない。
”と家かれておられますが、”全く信じられません”。というのは”演奏されず、楽譜も出版されない”作品の方が数倍も、存在すると思うからです。”CD",”LP"を全数購入されたと仮定しても、極僅かはパーセントでしょうね。要するに、好きな曲、好きな演奏家だけを聴けばよいのでしょう。私は
”へそ曲がり”ですから、自分の好みで聴く音楽を選択する場合が多いです。無論、聴いたことの無い演奏家/曲も聴きますがね。
偉大な作曲家の不在は、xxx。全く不遜極まりない言ですね。私は、その有無の阪大は控えざるを得ません。大層な言は控えます。私は作曲や演奏の専門家でもありませんので。
なるほど、確かに少し大仰でした。失礼しました。要するに現代の音楽は面白くないし意味不明・・・・・聞いていて退屈。と言いたかっただけです。また18世紀の頃の音楽が感じられません。それに演奏会も
ピアニスト達は少し萎えていて全然、感動が伝わってきません。
それに、10年前のような演奏家が現れてきません。一生懸命やっていない気がします。当然です、あまりにも便利になりネットの普及により皆勉強せずとも賢くなり努力しなくなったせいでしょう。下手な話
電車の時間から地図まで全部ネットで済むのだから苦労ないです。
ただ、それでは演奏家としてどうかな、と思いました。
くそ真面目にやることも実は重要で根性の世界も必要でしょう。汚い話ですが。
No.9
- 回答日時:
再度です。
>他の分野にも興味を向けたいと思います。
それが良いと思います。
有名な話に彼のカラヤンがLed Zeppelinの「Stairway to Heaven」を高く評価してましたね。
これは70年代のRockですし。
私は音楽を勉強した事は無いので「理屈」では解りません。
しかしClassicにも美空ひばりのフォークや歌謡曲にもロックやエレクトロポップにも好きなものが有ります。
音楽では有りませんが、映画評論家の故淀川長治さんはどんな映画でも必ず良い部分があると言うスタンスで映画を観ていたそうです。
凡人の私にはかなり難しいのですが、これって素晴らしい姿勢だと思いませんか?
カラヤンが~全く存じ上げておりませんです。知識が狭く、もっと広汎的な勉強が必要だなと強く感じました。
何事にも、興味を持ってということですよね。仰るとおりです。
No.7
- 回答日時:
探せば今でも古典的な作風で音楽を作っている作曲家はいると思います。
サラブライトマンが歌っているtime say goodbyeは、ずっとイタリア歌曲だと思っていたのですが、現代の新作だと知ったときには驚きました。
ただし、自分の耳に心地よい世界に安住するのももったいないと思います。クラシックの年表を参照しながら、少しずつ新しい時代の音楽を聴き進め、耳を慣れさせる必要もあると思います。
理解ができなければ、何度も何度も聴く。それでも理解ができなければ、少し前の時代を聴きなおす。
かくいう私も、昔は20世紀の音楽は理解できなかったのですが、フォーレ→ラヴェル→メシアンと聴き進めるうちに、今では20世紀の音楽にどっぷりと浸かっています。メシアンでも、「三つのメロディー」という作品は比較的聞きやすいように思います。
ご回答ありがとうございました。そうですね、辛抱強く何度も聞くと
よさが分かってくるのは理解できます。音一つ一つ丁寧に聞いてみます。
またよろしくお願いします。
No.6
- 回答日時:
ラフマニノフはロマン派の作曲家だと思いますよ。
彼の技法はあくまでロマン派のそれであって、印象派や現代派のものではないです(自身、"私には現代音楽は理解でない"と語ったと言われています)
モーツァルトは確かに当時の枠にとらわれない作曲を行いましたが、以降の作曲家が才能において劣っていたとは思えませんよ。先の天才をなかなか超えることが出来ないというのはどの世界でも同じことです。
初期は発展の余地が残されていても時がたち、研究が重ねられるとその余地が狭まり、進歩するのはなかなか難しくなるものですからこれは仕方のないことなのです。天才といっても所詮人の子、その幅はたかがしれています。例えばモ-ツァルトと同等の才能ではそれ以下の進歩にとどまるでしょう。
また、前に天才がいればそれに続かせようとするのが人の親ですがこういった教育は可能性を狭めていくことにもなってしまい、なかなか後の世には残らなくなるのもたしかです(多くは小粒な模倣品にとどまってしまう)
演奏家については現代、特にピアニストは極々一部を除きコンクールによる弊害が蔓延しています。
良くも悪くも彼らの演奏は技術は達者だが小粒といわれてしまう状況になってしまい、それが感動とはほど遠い印象を与えてしまうのでしょうね。
参考意見有難うございました。仰る通りかもしれません。
人の真似になってしまっているということですよね。偉大なる人物は現代にも大勢存在しますが、それを模倣するのではまずいと・・・・
私もその傾向にあります。個性がないということのような気がして
青冷めました。ご回答有難うございました。
No.5
- 回答日時:
同感ですね。
クラシックを聴く人の多くがそう思っているのではないでしょうか。私が考える原因は、作曲家と演奏家が完全に別れてしまったということです。バッハにしてもモーツアルトにしても、そもそもは作曲家というより演奏家でしたよね。つまり、自分が演奏するために作曲するというスタイル、演奏家=作曲家ということです。たとえば現在のヴァイオリニストがみんな作曲家だったら、どうでしょうか? (しかし実際は、「お前の作曲した物なんて興味ない」と一けりされるだけですけどね。)
対して現代では、一部の「音楽理論に詳しい秀才」だけが作曲家になるわけですから、裾野が大幅に狭くなってしまっているわけです。演奏するのは自分ですから、おのずと「よい音楽」が生まれる、そうでない現代では「よい音楽」というよりも、技法的に難解な「音学」になってしまうわけです。
クラシックの曲を聴き尽くした(まあ、実際はそんなことはあり得ないと思いますが)というなら、バロックを聴くとよいと思います。バロックは旋律と通奏低音で出来ており、通奏低音には完成した楽譜がありませんし、旋律もクラシックのように楽譜通り弾くわけではありません。バロック音楽の演奏家は、即興で作曲しながら演奏しているんです。バロック音楽においては、「演奏」と「作曲」は、今ほど違いが無いということです。作曲家数も膨大ですから、聞き尽くすことは不可能です。
ご回答ありがとうございました。参考になります。バロック音楽となると16世紀頃ということになるのでしょうか・・・。難しそうですがチャレンジしてみようと思います。また、おっしゃるとおり過去の偉大な作曲家は全て幼少の頃から演奏をしていて、現代と桁違いの才能を
持っていた時代で感慨深く思います。
No.4
- 回答日時:
ほぼ同感です。
そうですね、20世紀に入っても、仰せのとおり、ラフマニノフ、ラヴェル、ドビュッシーなどがそれまでの音楽を継承、発展させていました。
しかし、確かに、モーツァルトなんかに比べると、やや勢い、音楽の奥底から訴えかけてくるものが衰えました。
そして、その後、完全に途絶えました。
メシアンは良い例だと思います。メシアンは「現代音楽」という完全に新しい局面で功績をのこしました。
その継承者として武満徹がいます。
しかし、今までの、本当に音楽らしい音楽から比較し、その「音楽らしさ」をそこに見出そうとすれば「聴いてみて何だか訳が分か」らないとtなると思います。
僕は、「現代音楽」には好きな作曲家はいます。もうそれは、これまでの音楽を脱していて、まるで雨や、風の音のようです。作品によっては、「音楽」のもつ、生暖かさや、土足で感情に踏み込んでくるような、押し付けがましさがありません。
僕はこれを新しい音楽として好きです。
しかし!ここが重要ですが、これまでの、つまりバッハやモーツァルトが作ったような、「本当に音楽らしい音楽」を、ぐっと胸を掴んでくる聴き応えのある、本当の音楽を、もっともっと聴きたいです!
そしてそれは、非常に残念なことに(本当に残念です)、たしかに18世紀が黄金期で、20世紀なかごろには急速に勢いが衰え、ついに絶滅しました。
もうどこを探しても、モーツァルトに匹敵するような作曲家はいません。
そしてこれは、趣味の違いなどでなく、歴然とした優劣ですよね。
モーツァルトの時代に比べ、現在「音楽」として流通しているものは、明らかに、しかも話にならないくらい、劣っています。
それは音楽として劣っています。
僕はポップミュージックが好きです。ビートルズや、スティービー・ワンダーが好きです。それは、ポップミュージックとして一つの楽しみを僕に与えてくれます。しかし、音楽としてどうか、といえば、モーツァルトの方が、比較にならぬほど優れています。
具体的に言えば、鳴り始めた主題に、どういう方向性を持たせ、またそれに追従する和声のバリエーションをどう吟味しているか、と言う点で、現代のポップミュージックや、クラシックごときのもの、に比べてモーツァルトの時代のものの方が遥かに深いです。
バッハの曲の数秒間に、ビートルズ全曲分に匹敵する、和声構成が詰め込まれています。
ではなんで、こんなことになっちゃったんでしょう?
もうこれは、現代人が忙しすぎるからでしょう。
本当の作曲を行うためには、一音一音と常に対峙しながら、極度の集中力でもってやらねばなりませんが、今の社会や環境、経済、産業発展優先の思想では、そういう作曲をできるような、恵まれた条件に生まれてくる人間は皆無でしょう。
しかし、聴く事はできますよね。
クラシックのよさが分からない、と言う人は、物欲を満たしたり、地位を守るのに忙しくて聴く暇がないのでしょう。
それと、そのバッハやモーツァルトがやった音楽は、もうやりつくされて発展の余地がないかと言えば、そうじゃないでしょうね。
まだまだ、新しい主題、和声の構成法はあると思います。
音楽は、ほぼ無限に、作曲し続けられるものだと思います。
なので、誰かやるしかありませんね!
長くなりました。
自分も作曲をしている経験から書きました。
非常に詳しく且つ参考になる回答で、感謝しております。
やはり、近現代に至って音楽は調性崩壊?というのか忘れましたが
不協和音の連続にうんざりします。それでもピアニストとなると
スポンサーの依頼からやらねばならないのでしょう。
プロコフィエフの協奏曲などよく入っていけるなと10代の演奏家には感心します。
確かに、今の時代と18世紀では環境そのものが俄然と異なっていたのでしょうかね。どうもありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
■「作曲」されてるんですか?
モーツァルトやベートーベンに匹敵する作曲家が毎年、曲を作って
出版されているといったら夢のような話ですけれども。
■結局「好じゃ」ないですか。
モーツァルトやベートーベンはすごいと思いますが、
「篤姫」の挿入曲も鳥肌がたったので、CD買いました。。。
=*^-^*= にこっ♪
要するに、「比べよう」ないでしょ。
音符の数、数えて比べるわけにもいかず。。。
もうクラシックの曲は大半を聴いてしまって面白くないのです。
■また、この文が気になりました。
クラシックを勉強して5年なら、次は他のジャンルの音楽。勉強されたらどうでしょう。
私も曲、書きますが、できるだけ「好まないジャンル」の音楽も聴きますし勉強もします。当初は、抵抗感もありましたし、関係ないジャンルの音楽や理論は、いやだと思ってましたが最近は、結局「好み」の違い。。。につきると感じました。
なので、どんなにシンプルな曲でも、感動したりすることはあるわけで、「みんなのうた」なんか聞いていてもいい曲、結構ありますよ。^^
結局、音楽は、感情の描写なのですから、「★先入観」を持たずに聴けば、感動する音楽っていっぱいありますよ。ジャンルを問わず。
回答有難うございました。参考になりました。No1のかたと同様、
クラシックだけと固定観念に縛られている自分を発見できました。
今度、家の近くでヴァイオリンリサイタルがあるので見に行ってみようと思います。
No.2
- 回答日時:
幸か不幸か、20世紀初頭にエジソンによって蓄音機ができ、ロシアなどで電子楽器が開発されたことによって、近年では録音技術と通信・放送技術の発展によって、過去から現在までの世界中の音楽がひたすら聴ける環境になりました。
これは、貴族などパトロンの庇護を受けられる限られた人物だけの間でパトロンが望むような曲を作曲していくという中世のスタイルから、入手が簡単な電子機器や楽器が手元にあるだけで誰でも自由に作曲でき発表できる現代のスタイルに変わったことを意味します。
これによって、当然、過去の音楽を踏まえた上での新たな試みというものがなされるとともに、その頻度もスピードも人数も膨大となり、多くの枝分かれと奇抜さへの憧れが生まれます。あるものは大衆音楽となり、あるものは現代音楽となっていきます。
ここまで多くの人間が音楽を手がけるようになると、過去の物のモノマネに聞こえてしまうことを怖れる傾向が生まれます。差別化をはかるべく奇をてらった作曲や全く異なる電子楽器によるロック、テクノなどの分野ができるのも時代と技術の変化ならではのものです。
私は特にクラシックも大衆音楽も分け隔てなく聴きますし、フルートを吹きたくなることもあれば、ギターを弾きたくなることもあります。これらの2つの楽器ですら、材質や加工技術の違いで音質にも大きなバリエーションがあります。
個人的には、ホルストあたりの時代のイギリス弦楽の小品集が聴きやすく、絵画でいう印象派の連作を美術館で眺めているような感覚で受け止められます。また、ミュージカル音楽のオーケストレーションは、題材を中世に求めるか現代に求めるかで、弦楽奏の醍醐味と描かれる対象の新鮮さを味わえる点で楽しめます。
その点では、私はホルストやバーンスタインのような19世紀後半から20世紀半ばまで活躍した作曲家の存在から、今後もクラシックや弦楽器・ピアノなど従来の楽器の中でも新しい試みと融合を生み出す天才は現れ続けるものと信じています。
非常に詳しく教えてくださって有難うございました。
自分のやっていることはとても浅い分野だと思いました。
広く音楽に関わるには世界を広く知ることが必要で、ピアノ以外にも
やる事を探して頑張ってみようと思います。
No.1
- 回答日時:
人それぞれでは無いでしょうか。
確かに何十年、何百年経っても素晴らしい音楽は有りますが、あなたのようにClassicを素晴らしいと感じる人がいる反面「退屈」と感じる人も少なく有りません。
かく言う私もClassicはあまり興味が有りません。(言い方は悪いがClassic以外はくず音楽と言っている人たちと大差ないと感じます。)
とは言えフルオーケストラなどを聞くと鳥肌が立ちます。
逆に言いましょう。
モーツァルトやベートーベンの曲をエレキギター、ベース、ドラムで演奏するとどうでしょう?
あなたの肌に合いますか?
音楽なのです。
御託を並べすに純粋に楽しみましょう。
回答に対してお礼が遅れてしまいすみませんでした。少し理解に苦しみましたが、なるほどと思いました。他の分野にも興味を向けたいと思います。
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