これ何て呼びますか

10代の学生です。最近保険について考えるようになりました。例えば話題になっている派遣の人に関係する雇用保険、よくCMでみる医療保険、生命保険、そして健康保険。保険っていろいろありすぎてよくわかりません。カンタンでいいのでどんな保険があって、どのようなものなのかご説明をお願いします!

A 回答 (1件)

保険とは基本的に「確率的に発生する事象を対象に、多くの人から資金


を集め、発生した事象に対して給付を行う」ものです。ですので「保険料」
を支払う多くの人と、「保険金」を受け取る少数の人が居るのが「保険」
の基本になります。

ここで「保険金」の支払いを「人の生死を条件する」物が「生命保険」
になり、「物の損傷を条件にする」物が「損害保険」になります。

また、上記のうち「政府など公的機関が実施しているもの」が「公的保険」
でして、公的保険は大概の場合、加入者本人以外の負担者(例えば雇用者
や国)が存在します。例えば「健康保険」は「疾病を条件に患者に支払う」
公的保険の一種で、保険料は本人以外に国庫(自治体)負担分があります。

一方、民間が行っている保険は、「火災を条件に支払う」火災保険や、
「自動車事故を条件に支払う」自動車保険などは「損害保険会社」が
商品として販売していますし、「死亡した場合に支払う」死亡保険や、
「病気になったとき健康保険と別枠に支払う」医療保険は、「生命保険
会社」が販売しています。

とにかく「確率的に計算できる事象」なら、なんでも保険として成立する
のですから、ゴルフの「ホールインワン」が出ちゃったときに、周囲に
行う「お祝い」を補填する「ホールインワン保険」なんてのも実際に
存在します。

ということで、一般的に「○○保険」と言う場合は「○○」を事象として
お金を払う金融商品だと思えば、まあ、正解です。ただ、最近はニーズ
が多様化したため、複数の事象を組み合わせて商品とするのが一般的
でして、「生命保険」と言っても「死んだ場合」「何らかの大病をした
場合」「規定年数まで生存した場合」を複雑に組み合わせるのが普通
ですし、その「大病」でも「ガン限定」とか「成人病限定」とか、
とにかく簡単じゃないことが普通です。

「アヒル相談」なんてのが出てくるのは、「組み合わせる事象が複雑化
しちゃった」のが原因で、まあ、ある意味当たり前なんですけどね。

一方、保険は「お金を集める」~「お金を支払う」間にタイムラグが
存在します。ですので、発生確率が大きく変動した場合だけでなく
(地震時に火災保険が適用されないのはこれが原因です)「資金運用」
が失敗した場合にも、支払うはずのお金が足りない、ってことになります。
記憶に新しい「大和生命の破綻」も、この「集めたお金の運用に失敗した」
のが原因です。

「保険」と一言に言っても、扱う範囲が広い(政治的なことから資金運用
まで)上に、確率論を駆使した複雑な商品構成になっていることが普通
ですから、簡単には理解できないと思いますが、上に書いた原則論さえ
理解していれば、後は何とかなると思います。
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