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長期化する不景気や所得の二極化が騒がれています。
非正規雇用者の増加など、いわゆるサラリーマンの所得が長い目で見るとだんだん低くなっていくことはまず間違いないと思われます。
それに比べると農業は国際価格という厄介な相手はいますがいわゆる景気にはあまり影響は受けないように思います。
今まで、農業は低所得の代表みたいに思っていましたが、今後はサラリーマンとの所得差が小さくなっていくのではないでしょうか。
すると、農業へ転職する人が今後増えてくることは考えられないでしょうか。
食料自給率40%の国ですのでそういう意味では農業は人手不足の状態です。
サラリーマンの所得の低下は、農業転職者が増えるチャンスといえないでしょうか。
A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
農業関係の仕事をしております。
勤めの傍ら、水田50aと、畑を20aほど耕作しています。平成10年頃から、自営業の方が農業を始めるようになりました。16年くらいから、お勤めをしていた人がリストラにより農業をやりたいという相談を、年に1~2件くらいいただくようになりました。ご本人、または配偶者の方の実家が農家で、それを受け継ぎたいという事例がほとんどで、全く新規に参入したいという方は、ごく少ない状況です。
質問者様のおっしゃるように、不況は農業への新規参入者を増やす要因にはなると思います。しかし、積極的にやりたいのか、消去法で「農業でもやるか」という動機でやるのかでは、天と地ほど違います。
たとえば、ド素人の私が木工所を始めたいと言ったら、業界の人に失礼です。というか、「お前、どうかしてるぞ」といわれるはずです。技術も伝手もなく作業場を作り機械を買ったって、親の代からやってる人のレベルに達するのは一生かかっても無理です。まずは木工所に勤め、見習いから初めるのが常道です。
農業も同じで、とにかく技術を学ばないと話になりません。会社でしたら新人を戦力として育てるシステムがありますが、農業では技術の伝承が徒弟制度的に行われてきました。国や府県の就農準備校や就農講座などが実施され、一定の効果があると思いますが、雇われている人間には自営業の経営感覚までは教えられません。優秀な農家で研修するとか、一定期間雇用してもらうかなどの経験が必要です。
勤め人は恵まれています。組織の仕事の80%は、20%の人間がやっているという言葉の通りです。しかし、人間関係の巧みさだけで組織にぶら下がっていたり、口先で切り抜けるようなタイプの人は、農業ではやっていけません。野球ではライトで8番だって9人のうちですが、農業では後方支援というポジションはありません。勤め人の世界にリストラがあるように、農業だって経営管理や生産技術が悪ければ、負債がたまって土地を処分するような事態もあり得ます。この点は自営業に共通することではあります。
厚生年金、社会保険、雇用保険、労災が会社持ちというのは、ありがたいことです。農業は売り上げのうち半分以上が直接経費で手元には残りません。手残りのうちから国保、国民年金の掛け金を支払い、次の生産のための投資をします。その残りが生活費です。生産が軌道に乗るまで持ちこたえられる蓄えがないと、実際には難しいと思います。
農業で唯一恵まれているのは、一定のレベル以上のものさえできれば、値段はともかく売れるということです。米はJA等の集荷団体に委託販売すれば売れますし、野菜は卸売市場に出荷すれば、市場が立て替え払いをしてくれますから、現金は入ります。集金に回るとか、半年手形で支払いなんて言うことはありません。最近は直売所が増えてきましたから、小ロットなら売れます。ただし、独自の販路を開拓するのは自己責任で、個人の力量次第です。
ご回答ありがとうございます。
どんな分野でも新規に入ってくる人を拒んではいけません。
私たちは占い師ではないので、出来る出来ないを予想する必要もありません。
先輩は後輩に仕事のしかたを教えるだけで生活の保障をすることはできません。
楽な仕事など無い、どの分野でも共通ですね。
No.7
- 回答日時:
追い風にするのもしないのも人次第ですが総体的な流れを書き込ませて頂きます。
まず日本国の人口が小子化の影響で増えていない事。
非正規雇用等で外国人が増えていてはいても減少を補える程ではない事から食料の需要は総体的に今後伸びないと思います。またダイエット等で食の制限を設ける風潮もあります。運動し健康体質になっていく時代は食べて当然ですが、運動しないで食べ物制限では需要は増えません。
よって追い風にはならないと思います。
今後の農業の流れとしては、食の安全から自分で畑を作りレジャー志向でトマトやレタス等を作って食べるそんな世の中に流れていくと思います。それを儲け心で農業やっても結局は長続きはしないかと思います。
ご回答ありがとうございます。
自給率40%ということは需要が60%分あるといえないのでしょうか。
ダイエット・・・・お百姓さんに関係あるんでしょうか。
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_03.png?5a7ff87)
No.6
- 回答日時:
>不景気は農業にとって追い風になるか
残念ですけどなりません。
サラリーマンの所得が減るということは食費を減らす方向に動くと
いうことです。となると円高の追い風もあって輸入品(加工品含む)
の増加に拍車がかかっていくでしょうし、流通側からの下げ圧力も
一層強くなると考えられます。
つまるところ、農業に転職してきたところで、商工業のワーキングプア
が農業のワーキングプアになるのが関の山という事態になるだけでしょう。
そもそも農業というのは農地を工場とする食品製造業です。
贅沢品の製造業程には不況の影響を受けないでしょうが、
さりとて製造業が駄目な時には同じように駄目になりますよ。
ご回答ありがとうございます。
不景気の国の通貨が高くなるというのはよくわかりませんが、
まあ、この不景気楽しませていただきます。
No.5
- 回答日時:
農業を魅力的な産業、職業にするためには、現役の農家、農業従事者が希望と生きがいを持って働けること、労働にみあった所得が得られること、労働時間が長時間にならないことなどが考えられます。
生れ落ちたのが、試験場内で、父親の仕事をとおして、農家の苦労をみてきました。今、なにができるかよくわかりませんが、農家を苦しめるいろんな政策のなかに、まちがった政策、条約締結があったのでは、とかんがえます。
「聞き書 ○○県の食事」という農文協の本を1冊もっています。もう絶版で、古本屋か、ネットオークションで入手するしかありませんが、先日、秋田出身の上司に、「聞き書 秋田の食事」をプレゼントしたら、大変喜ばれました。
全国の農業改良普及員、生活改良普及員の先輩たちが、農家や、山村、漁村をまわって、伝統的な地域の食事を記録してこられたのでした。
行政(農政)のひとつの成果だと思います。
日本の農業を守りそだてていくには、農業に参加する人をふやすこともたいせつでしょう。プロの農家を目指す人も必要でしょう。それぞれの都道府県の気象条件、土地柄など、適した作物を育てながら、国民が安心して食べられる農作物を供給するしごとが、もっと評価されることが大切です。
No.4
- 回答日時:
私は、農業の経験がありません。
父が、試験場に勤務していたので、牛のたくさんいるところで育ちました。農村漁村山村文化協会(農文協)のホームページをご覧ください。
http://www.ruralnet.or.jp/
http://www.ruralnet.or.jp/zensyu/syoku2.htm
http://www.ruralnet.or.jp/zensyu/syoku.htm
http://www.ruralnet.or.jp/zensyu/thaer/
農業の素人ですが、父親の職業柄、農業には関心があります。
http://www.jcp.or.jp/faq_box/syokuryo_nougyo_ind …
http://www.jcp.or.jp/seisaku/index-01-05nogyo.html
福岡正信さんの本を図書館で読んでみて下さい。
ご回答ありがとうございます。
現代農業は毎月読んでいます。
福岡正信さんの本も読んだことがあります。
政治家の言うところの農政には興味はありませんが農業に新しい血が必要だとはいつも思います。
No.3
- 回答日時:
日本の農業総生産額は、実は、フランスやオーストラリアなどの農業大国よりもずっと多いのです。
http://www.gyoukaku.go.jp/dokuritsu/dai3/3siryou …
(最後のページの表)
そして、ある農業系雑誌の記事によると、「日本の金額ベース自給率は主要国のなかで、すでにNo.1である。」とのことです。
http://www.farm-biz.co.jp/2008/11/
また、食料自給率の高い国の農家が豊かかというと、そうでもありません。
日本よりずっと経営規模が大きいアイルランドの専業農家でも、平均農業所得(補助金を含む)は34,486ユーロ(約517万円)だそうですし、
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/euro …
農業大国フランスでも、「農業専業世帯の4分の1以上が7740ユーロ以下の最貧世帯となっている」そうです。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/euro …
今後、消費者の年収の低下による低価格商品への消費シフトは一段と進むと見込まれることから、むしろ、零細家族経営から集落法人化による企業的経営に脱皮し、生産コストの低減を実現しないと、日本の農業は生き残れないであろうと思います。
人手不足というのも、経営主体が細分化されているために後継者のいない経営体数が多いだけで、経営統合を実現すれば、現在の農業従事者数でも過剰なくらいです。
1集落1法人化で経営統合を実現した地域では、30軒以上の農家の農地を5人ほどのオペレーターで耕作している例もありますからね。
ご回答ありがとうございます
世界的に見ても農家の生活はきついようですね。
私は昔ながらの農業に魅力を感じています。
もちろん効率化をすべきところはしたほうがいいとは思います。
まあお米は機械化が進んでいますので30を5にするのも難しくはないでしょうしするべきですね。
No.2
- 回答日時:
お金からどのくらい自由になっているかで決まってくることではないでしょうか。
食費が零に近くなってもお金が必要でしたら労働のきつさから言えば決して楽な仕事ではないと思います。むしろ国際的な無制限自由競争の歯止めの方が農業を安定させると思います。そういう意味では各国がお金の犠牲にならずに自国の産業を健全に育成する方法を考えさせるきっかけとして今回の出来事で農業が見直されるように思います。ご回答ありがとうございます。
農政については色々な考えと思惑があるでしょうから答えというものはないのかもしれませんね。
自由というのは聞こえは良いですがそれに伴うリスクを理解する必要があります。
あと、農業と自給自足は別に考えるべきだと思います。
自給自足の夢をみて農業に入ってくるようでは先が思いやられます。
No.1
- 回答日時:
確かにお説の通り増えるチャンスではあるでしょうね
中国でも今、どんどん今度は地方で農業するため逆流現象で、人民がなだれ込んでいると報道されていましたね。
ただ、従事者程度段階であれば、比較的簡単で就業できる道はあるかも知れませんが、農業経営者となり採算性をかんがえますとこれは相当に難しい仕事業種でしょう。
まずは肥料・農薬、施設関連から始まり、生産技術ノウハウから販売ルートの確立まで、始めて取り組むに課題・問題は山積していますし、よしんばそれをクリアしても天候との勝負もおまけにありますから、ある意味ギャンブルとも言えなくもないのです。
自給自足程度のことスラも、実際やってみると、考えているほど甘いものではないですよ。
どなたが言ったかは知りませんが
百姓は馬鹿ではできませんが、利口過ぎてもやれません・・という言葉を思い出します。
ご回答ありがとうございます。
農業の敷居が高いのは確かにあります。
農地や機械類をどうするのかという問題もあります。
全く違う分野に入るわけですから難しいのは当然ですね。
それでもチャレンジする人はいるので、そういう人たちがたくさん農業に参入することを期待します。
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