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谷崎潤一郎の文章読本を読んだのですがその中に、
読みやすい文体とsて七五調が挙げられていたのですが、
七文字と五文字で構成されている文体では決してないですよね?

……どういう意味なんでしょうか?

A 回答 (6件)

谷崎潤一郎が言っているのは、七五調と五七調の違いなどという細かな話ではなくて、読みやすい文体の一つに七五調があると言っているんでしょう。


七五調(五七でも同じ)は読みやすいです。
七五調というハッキリしたものではなくても、文体と調子は切り離せません。
詩、短歌・・・などの七と五の世界、これらの何もかもそぎ落とされた文体とは対極にあるような饒舌な小説家、野坂昭如の文章にも、調子はあります。
声を出して読んでみれば意外と読みやすいわけです。七や五でなくて、二十とか三十の調子でしょう(笑)。
調子は詩や歌に限ったことではありません。

七五調とは言いかねますが(ところどころ、七、五があります)こんなのも名調子です。
読みやすいです(笑)。
講談「赤穂義士伝」声入り
http://www.yougou.co.jp/teisui/file/index.php?pa …
(1)上部の「演目一覧」をクリック
(2)赤穂義士伝の「再生マーク」をクリック
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この回答へのお礼

氏が述べていたのはそういう意味なのでしょうかね。
よく分からないですけれど……。
二十とか三十の調子のもあるんですか……いやー何も言えねぇ(笑)
ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/17 12:59

NO4です。

どなたからかに指摘される前に、自分で付け加えておきます。
七五調と五七調を比べてどうなのか?差がないのか?という問いについては「七五調の方がより流れるようで調子がよいようだ」ということです。
うろ覚えで河竹黙阿弥の名文句を思い起こしてみたのですが、圧倒的に七五調のように思われました。
元のご質問に返って
>七文字と五文字で構成されている文体
とありますが、文字の問題ではなく音の(あるいは拍の)問題です。仮名で書いて8文字でも9文字でも読み方で七音になることもあります。
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この回答へのお礼

再び、ありがとうございます。
七語調と五七調ではやはり違いがあるのですね。
すげーなぁ。

お礼日時:2009/01/17 12:55

谷崎潤一郎の原文がどの様なものなのか今は調べようがないのですが、見る限りでは正しい使い方ではないように思います。


七五調というのは七音と五音がこの順で繰り返されるもので、短歌では三句切れのものがこれに当たります。これに対して五七調は五音・七音がこの順に繰り返されるもので、短歌では二句、四句切れのものです。「七五調」という言葉が「五七調」を包含するとは思いません。また七五調が五七調より、調子が良くて読みやすいということもないと思います。五音や七音がなんとなく納まりがよいということです。
現に『婦女の鑑』の冒頭も五七調で始まって七五調に転調していると言えるように思います。そういう意味では宮本百合子さんもおかしな日本語を使ったということになるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

五七調……なんだか奥が深いですね。

お礼日時:2009/01/17 12:53

「七五調」については簡単に検索できるでしょう。

しかし、「七五調の小説」なんてあるはずがないと、最初は思ったのですが、No.2の方が紹介していらっしゃる「宮本百合子」の文章で、木村曙(岡本えい子)の「婦女の鑑」という小説があることを知りました。ただ、現代から言えば文学史上有名とは言い難い作家ですね。
 もう少し調べてみると、これは現代かなり有名な筒井康隆氏にも「ヘル」という作品がありました。(ただし後半のみ)
 「それから執筆時間ですが、これは後半すべて文章を七五調にしたので、通常の三倍から五倍の時間がかかっています。それでも他の仕事をせずに書いたので、昨年の大晦日から今年の六月まで六カ月で書きました。」とあります。参考サイトをご覧下さい。

参考URL:http://www.bunshun.co.jp/pickup/allabouttsutsui/ …
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この回答へのお礼

筒井さんも七語調ものを書いてたんですね。知らなかったです。
意外といっぱいありますね。

お礼日時:2009/01/17 12:50

谷崎潤一郎の文章読本を読んだことはありません。



ご質問は「七五調と小説の文体について」だと思います。
七五調といえば詩ですが、七五調の小説はゼロではないようです。

共産党の宮本顕治の奥さんの宮本百合子は、下のように書いています。
七五調で綴った小説があったようです。
その小説は、全部ではないと思いますが、会話も七五調であったとなっています。

昔の活弁は、七五調のものが多かったと聞いています。
講談もそうです。
リズムに乗ると、調子よくドンドン筆が進むかもしれません。
読むほうもドンドン調子よく読めますが・・・、全部それでとなると・・・。

宮本百合子 「婦人と文学」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
明治二十二年一月から読売新聞にのった木村曙(岡本えい子)の「婦女の鑑」という小説は、トルストイの「クロイツェル・ソナタ」がかかれた時代、モウパッサンの「死の如く強し」があらわれた同じ年の作として読むと、様々の意味で私たちを駭(おどろ)かすものがある。この小説は先ず、「冬枯れし野辺も山路も衣換へて自づと告ぐる春景色花の色香に誘はれて」という七五調のかき出しで、・・・・・。
・・・・今日興味をうごかされるのは、この小説がその七五調を徹底させて「いざや何々候はん」と会話までその文体でおしとおしているばかりでなく、筋のくみたてが・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2927_ …

参考URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2927_ …
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この回答へのお礼

七語調のものがあるんですかー。そんなのがあるんですね。
知りませんでした。ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/17 12:48

「小説の文体で七五調というのは」あまり聞いたことがないのですが、[参考URL]の記事が参考になるかも。



参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E4%BA%94% …
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この回答へのお礼

ウィキペディアですね。ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/17 12:46

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