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けん化というのはエステル+水酸化ナトリウム→アルコール+カルボン酸塩と習いました。
しかし、
C6H5-OCOCH3+2NaOH→C6H5ONa+酢酸ナトリウム

という反応がある問題集でありました。
なぜアルコールも塩になっているのでしょうか?

C6H5-COOCH3+3NaOH
の反応では習ったとおりに安息香酸ナトリウム+メタノールとなってます。

この二つの式の区別がわかりません。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>C6H5-OCOCH3+2NaOH→C6H5ONa+酢酸ナトリウム



この式は間違っていると思います。
加水分解のもともとの式は
C6H5OCOCH3+H2O→C6H5OH+CH3OH
です。この式は平衡反応ですから
C6H5OCOCH3+H2O⇔C6H5OH+CH3OH
と書くほうがいいのかもしれません。
この平衡を右に動かすために酸の形を変えてしまうというのがアルカリを加えることだと考えるといいでしょう。右辺の酸が塩の形になれば逆反応が起こらなくなるという理解でもいいと思います。
両辺にNaOHを加えます。
C6H5OCOCH3+H2O+NaOH
  →C6H5OH++NaOH+CH3OH
  →C6H5ONa+H2O+CH3OH
両辺に共通にあるH2Oを消してしまいます。
C6H5OCOCH3+NaOH→C6H5ONa+CH3OH
です。
水溶液中での反応なのです。水酸化ナトリウムも水溶液です。
水溶液中での反応でアルコールのHが外れることはありません。

金属ナトリウムとアルコールの反応で生じた塩は水の中では元のアルコールに戻ります。

CH3ONa+H2O→CH3OH+NaOH
H2OはCH3OHよりも強い酸です。
フェノールは弱い酸ですが水よりは強いです。

こういう間違いを書く問題集があるのですね。
バイトの大学院生が書いたものかもしれません。

>C6H5-COOCH3+3NaOH
この反応の意味はよく分かりません。3NaOHが出てくるのは油脂の加水分解のときだと思いますが。

学校で先生に質問しましたか。
もしこの間違いが分からない先生であれば当てに出来ないという事になりますが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2009/01/09 19:10

C6H5-COOCH3+ NaOH → C6H5-COONa + CH3O



安息香酸メチルが水酸化ナトリウムで加水分解されて安息香酸ナトリウムとメタノールが生成する

C6H5-COOCH3+ 2NaOH → C6H5ONa + CH3COONa + H2O

アルコールが塩になったと言う解釈でなく・・・きちんと化学式をみてみれば解決するとおもいますが・・・化学は、暗記ではなく
きちんとした、流れで導く事が大切ですよ
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この回答へのお礼

ありごとございます。よくわかりました。

お礼日時:2009/01/09 19:11

http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/oka/2004/ …フェノール類

C6H5ONa=ナトリウムフェノキシド


アルコールの場合は、金属ナトリウムを加えたりしないとR-ONaにはなりません
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フェノールとアルコールの違いはわかりますか?

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