
『赤血球は普通の細胞に比べ、核が無く、細胞分裂をしないだけで、普通の細胞と同じく細胞である。』と聞きましたが、細胞膜の違いに関してはどうなのでしょうか?
HepG2やHeLaなどの様に、細胞膜は脂質2重層に覆われているのでしょうか?
疑問を持った理由は以下の2点です。
(1)あるサイトに、「トリパンブルーによる細胞染色(生死判定)は、死細胞の細胞膜の透過性が、損傷などにより上がり、トリパンブルーが細胞内に入り込んで全体を青く染色する事を利用している。」と書いてありましたが、赤血球の場合、細胞内を全て染色してしまうため、生死判定が出来ませんとも書いてありました。
損傷により細胞膜の透過性が上がるのであれば、染まらない赤血球もあっていいのでは?と感じました。
(2)赤血球は、溶血します。しかし、普通の細胞が浸透圧により破裂する姿が浮かびません。
長文になってしまいましたが、とても気になっているため詳しく教えて頂きたいと存じます。お願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
若干の「構造的な違い」があると思います。
この「構造的な違い」というのは「赤血球の膜は脂質二重層ではない」ということではありません。
細胞膜には様々なタンパク質が膜を貫通して浮かんでいます。
例えば、ナトリウムポンプです。
http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/a-cg/a-100/a-140 …
もしくは
http://webmap.torikyo.ed.jp/ipa/a-cg/a-100/a-140 …
ここの「ナトリウムポンプの作動のしくみ」へ
このようなポンプの役割を担うタンパク質がいろいろあります。
トリパンブルーの排出についての詳しい機構は知りませんが、
細胞の種類によって、浮かんでいるタンパク質の違いがあり、
細胞外への排出能が違います。
No.1
- 回答日時:
(1)
>死細胞の細胞膜の透過性が、損傷などにより上がり
それと生きた細胞ではトリパンブルーを細胞内から排出する能力も高いです。透過性と排出の力加減で、生細胞は染まりません。
ここからは推測ですが、赤血球では排出能力が低いのではないでしょうか。
(2)浮かびませんと言われても、普通の細胞も浸透圧により破裂します。
その破裂を利用して、細胞内のタンパク質を抽出する方法もあります。
Hypotonic Bufferというのを調べてみてください。
回答ありがとうございます。
なるほど。
(2)に関しては私の適当な発言をお許しください。
(1)に関してですが、やはり構造的な違いは無く、細胞の持つ機能としての性質に問題があるという事でしょうか?
この議題に深く興味を持ってしまいましたので、とても気になります。
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