No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ちょっとその本の記載では分かりづらいですよね。
その前に、保険の基本は4種類です。
○定期保険(ある一定期間の保障)
○終身保険(一生涯の保障)
○養老保険(死亡保険金と満期保険金が殆ど一緒)
○年金保険(いわゆる年金と保障が一緒になつたもの)
色々な保険商品がありますが、すべてはこの組合せです。
benioさんの性別、年齢が分かりませんが、仮に30歳男性で妻帯、子供2人
だと致しますと、最低でも3500~4000万の保障が必要になります。
これがbenioさんのいわれている「もしも」の金額です。
しかし、例えば30歳で4000万円の保障を「終身保険」で用意したら、べら棒に高いお支払いが生じます。終身保険は現在30歳契約ですと、30歳から109歳に4000万支払うという計算ですので、30歳契約の60歳払込満了にしますと、3200万円程度の支払い、年払いで100万円以上になります。
そこで、先程の定期保険を組み合わせるわけです。
保障が一番必要なのは、お子様が23歳(大卒時期)もしくは、成人の頃までです。先程の例で下のお子様が仮に父親が50歳になるときに卒業というのであれば、その年齢まで大きな保障を持っていれば良いということになります。
これが定期保険です。定期保険は配当もありますので、全く「掛け捨て」ということではありませんが、終身保険の様に貯蓄性が乏しく、それよりも、定期なので期限が来ると、その大きな保障はなくなってしまいます。
現在ある保険商品の殆どがこの定期保険と終身保険を組み合わせた「定期付終身」という商品で、その定期と終身の割合は区々です。
当然、終身部分が厚くなるほど、月々のお支払いは高くなります。
さて、お問い合わせの「元本割れ」についてですが、
定期付終身の場合は、この場合「元本」という言葉はどうかと思いますが、定期が厚ければ厚いほど保険料は安いのですが、その分「溜まり」が少ないので、当然満期時の受取額が少なくなります。
次に「養老保険」は、死亡時満期金と死亡保険金が殆ど同額ですから、これは貯蓄性の高いと同時に保険料も大変高いものです。
そこで予定利率の話になりますが、一番予定利率が高かった時代が6.0%。現在は1.5%です。当然現在加入している利率がそのまま運用されれば利益にはなりますが、例えば6.0%の予定利率を下げたとしたら、満期に受け取れる筈の金額も下がりますし、当然「保障額」が大きく下がってしまいますよね。
これが今さかんに話題になっている「予定利率引下げ問題」です。
大変長くなってしまいましたが、保険の仕組みをお分かり頂けたでしょうか。基本的には保険は「万が一」の保障なので、確かに貯蓄性の物もありますが、個人的には「保障」と「貯蓄」は分けられた方が宜しいということょお薦めさせて頂きます。
No.5
- 回答日時:
他の方も回答されている通り銀行などで言われる利率と保険商品の予定利率は少し違う性質を持ちます benio様が読まれた本にも書いて有
る通り保険の名の付くものには必ず保障部分が有りますので必ずその分の保険料が発生します 予定利率からその保障部分の保険料を引いた数字が実際の利率になるわけです ですから現在の予定利率で養老保険に10年や15年の短期間で加入した場合利息が保障部分の保険料を下回り元本割れをしてしまうと言う現象が起こるわけです 今の予定利率で貯金と考えて養老保険に加入するメリットは0に近いと言えますね ただ保険は掛け捨ての方が得 貯蓄は他にも良い物がたくさん有るとゆうと一概にそうとも言えません 例えば個人年金保険は個人年金控除を旨く利用すると単利ですが年間6%前後の利息が計算出来ますし死亡終身保険の場合これは予定利率に関係なく満了時に解約すれば払い込んだ保険料がほとんどそのまま返ってきますから極端な話100%の割合で死亡終身保険に加入しておいて満了時以降に解約して返戻金を受け取れば数十年間ただで死亡保障を得ていたのと同じで保障金額が同じ掛け捨ての保険に加入していれば払っていたであろう保険料を節約した事になります(当社の場合でしたら24歳の男性が60歳満了で1000万円の終身に加入した場合約600万ほどがトータルで払う保険料になり60歳での解約返戻金は約603万円です 同じ条件で掛け捨ての保険に加入した場合トータルで払う保険料は約150万円になり返戻金はもちろん0円 金額にして約153万円のお金を節約出来たことになります)保険を考える場合目先の月払い保険料で考えるのでは無く必ず長い目で見たトータルの保険料で考えてみることが必要です 今の超低金利の世の中ではお金を増やすことよりも減らさないことを考えた方が選択肢は多いですよ 話がかなりそれてしまい申し訳有りません><No.4
- 回答日時:
貯蓄性のある保険・・・ですね。
NO2の方の回答のとおり、掛け金の一部は保障を確保するために掛け捨てになりますが、残りの部分は保険会社の中で貯蓄されて運用され、将来の解約返戻金に当てられます。
で、その運用される部分については、保険に加入するときに○%で運用します、と言うことが決まります。預金の利率と同じ考えです。
加入時期が94年3月以前なら5.5%の予定利率でしたので、保障を確保するための掛け捨て部分を除いても、満期時、あるいは払込終了時の解約返戻金が総支払い額を大幅に超える・・・という保険もたくさんありました。
しかし、現在の予定利率は2%ですので保障にあてられる部分を除いて運用すると満期金(解約返戻金)は支払い総額を下回ってしまいます。
これが元金割れのケースです。
現在、保険に加入しようと思うなら一部の養老保険を除いてほとんど元金割れになります。
だから、現在は貯蓄兼保障で保険を選ばず、保障は保障と割り切るという考え方が多くなっていますね。
しかし、予定利率は加入時のものが解約するまで継続しますので、仮に予定利率の高い貯蓄性の高い保険に加入している方は安易に解約・転換しないほうが良いと思います。
後半、ちょっと余談でした。
参考URL:http://sk.aitai.ne.jp/~kawamura/sos/yoteiriritu. …
No.2
- 回答日時:
保険は万一の場合、掛け金の何倍もの補償が得られるものですが、何もなければ戻りはゼロ。
これが基本になります。貯蓄性のある保険もありますが、例えば1万円の掛け金に対して、保険部分500円、貯蓄部分9500円と考えます。保険部分は事故があろうが無かろうが、毎年保険会社が収入にします。のこりの9500円を元に、毎年積み立てて運用して増やして行きます。生命保険は期間が長いので、その間には金利の高い時期もあるでしょうから、馴らしてみれば、数%で回るのではないか? という予測で将来の解約返戻金を試算しています。
ですから、加入して1年もせずに解約すると、当然、払った金額は戻ってこない、ということです。その期間が何年か? ということは保険会社に試算してもらえばわかります。(商品により、契約内容により異なります)
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