初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

極真空手って創始者、故大山館長の後継者問題で分裂しましたよね。

今回聞きたいのは極真会館、新極真会、極真館・・・・・・・・の分派とはまた別に各分派からまた分派する脱退するという現象です。

私が考えるに個人道場をコンビニに例えると、「極真」をフランチャイズのチェーン展開している企業とします。

極真会館○○支部を経営している支部長は売り上げから数%上納する?
ブランド目当てに入門してくる生徒もいるが、ある程度軌道に乗ればブランドの力を借りずとも経営していけるし、上納金がもったいないって考えると連盟脱退や新たに「超極真空手」なんて道場を開いた方が収益増えるのかな?って思ったのですが違うんでしょうか?

理念の違いからとかで極真の看板を下ろすのでしょうか?
それとも経営者側の損得勘定もあるのでしょうか?
極真の道場通っていたのに極真の看板下ろした道場に通っていた経験のある方いらっしゃいます?
どのような経緯があったのでしょうか?
その時は月謝とか下がるのでしょうか?

A 回答 (6件)

最初に月会費を一万円にしたのは松井派本部だったと記憶しています。


また年会費を徴収し出したのも松井派です。
そして地方支部も会費が少しずつ上がっていきました。
松井派の年会費を批判していた他派も年会費を集めはじめたり
会費を上げましたから、やはり松井派の影響は大きいと思います。

極真は常設道場が多いので、家賃、光熱費の問題、
そして専任で指導している支部長の生活費、直轄道場の指導員への給料、
道場によっては内弟子の世話など、
また大規模な大会開催のための費用もかかるため、他団体に比べて
お金はかかると思います。

審査料は昔は色帯は五千円、昇段のみ一万円でした。
今はだんだん高くなっていますよね。

道場により事情が違うと思いますので断言できませんが
極真から独立した場合、道場の会費は少し下がる傾向はあると思います。
これは小規模、マイペースでやる、良心的な会費で抑えるという
道場主の気持ちのあらわれだと思います。

また他のフルコンタクト空手団体では昔から会費を抑えて
指導しているところが多いです。JKJO加盟道場も比較的会費が安いです。
いろいろサイトをご覧になってみるとよいでしょう。

独立後も会費はそのままという道場もあると思いますが、
経済事情もあるので利益に走っているかは一概には言えません。
先輩と話してみたら、道場の台所事情を話してくれるかもしれません。
顔には出さないですが意外にも師範はお金のため、道場存続のため、弟子のために
苦しんでいるかもしれません。

ただ極真は他のフルコンタクト空手に比べて、常設道場で昼から夜遅くまで
思い切り激しい練習ができるところが素晴らしいと思いますよ。
師範の指導、熱の入れ方もすごいです。
これは大規模な大会があるためです。選手の質もとても高いです。
他団体でもやはり極真を意識している、目標にしているところは多いです。
ですから大きな舞台で活躍したい方には極真は良い団体だと思いますよ。
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この回答へのお礼

とても参考になりました有り難うございます。

お礼日時:2009/03/05 13:03

上納金、フランチャイズ料について少し述べると


大山先生の生前には確かにありました。額は言えませんが、月額、年額いくらと
決まっていました。しかし各支部はフランチャイズ料さえ払えば、細かい拘束規定も無く
統制も比較的ゆるやかなものでした。

現在はフランチャイズ料の他に、会員から徴収する年会費があったり
指定の道着だけでなく、防具、グッズを購入させたりする団体もあります。
今のほうが微に入り細に入り金を取られると言う人もいます。

この回答への補足

やれ合宿だ、審査だ、合宿に行かないと昇進できない、高額な審査料+新しい帯代、極真ブランドのグッズ、連盟への会費・・・・
そこまで極真にこだわりは無いですが、入り口は極真ブランドに惹かれた面もあるのは確かです。
道場が連盟を脱退して極真の看板を下げた場合、月謝等は下がるのでしょうか?審査料は下がるのでしょうか?少なくとも審査料帯代含めて1万円程度の金額は普通の町道場では妥当なのでしょうか?
脱退しても金額的にそのままってのは利益に走ってると考えて良いのでしょうか?

補足日時:2009/03/04 09:40
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大山先生は亡くなる9日前に遺言をのこしています。

口述筆記の危急時遺言でこの時立ち会ったのは旧知の弁護士、医者、会館役員、そして元弟子たちでした。遺言の立会いに遺族は外されましたが、これは遺言の中に韓国のもう一つの家族について言及されていたからでした。法的に遺言の立会いには3人必要ですがこの時は5人いました。

聖路加病院に入院した時には肺がんの末期だったことを院長の日野原重明医師は証言しています。そして容態が急変。遺族は無知、怠慢さから病状の変化には気づかず、臨終後に「大山は殺された、極真は乗っ取られた」と主張し裁判にまでなります。また、分裂した他団体からも遺言書の無効を主張され、極真の商標権利使用について訴えを起されます。

大山先生の遺言の中にははっきりと後継者は松井章圭であることが述べられていました。生前にも大山先生は「私の後を継ぐ者は、日本チャンピオン、世界チャンピオンになり、そして百人組手を達成した者だ」と公言しています。生前その条件に合うのは松井章圭のみでした。(死後には元日本王者八巻建弐が世界チャンピオン、百人組手を達成) 更に兵庫支部長で元世界王者の中村誠が病院を見舞った時にも、新会館建設のメンバーは大会実績のある松井、桑島、八巻、緑、増田などの若手が中心となることを明かしています。新しい極真本部の建設は大山先生の悲願でした。そして新しい会館はイコール次世代の極真を意味しています。

しかし、遺言書は裁判で無効とされます。端的に言うと遺言書作成が「身内」的な性格の者たちの立会いであったため客観性、公正さに欠ける、そして遺族が外されたことによりやはり信憑性を認めることはできない、という理由からでした。大山先生は遺言をのこさなかったのではなく、その作成の仕方に失敗したというのが本当のところです。そしてこれはその場にいた弁護士の重大な判断ミスでもあります。少なくとも後継者問題のところだけでも遺族を立ち合わせるべきでした。結果、裁判で無効とされたことから、更に分裂が加速しました。

しかし、仮に遺族が立会い、遺言書が有効となり、後継者が松井章圭であることが晴れて公にされても、極真は分裂したでしょう。それは、極真には二つのヒエラルキー(階層)が存在するからです。一つは大会の実績、もう一つは先に入った者を先輩とする序列です。

松井は大会の実績は申し分なかった。しかし古参の弟子たち、先輩たちからすれば「一後輩」でしかなかった。また後継指名を受けた当時は30歳と若く、指導者としての経験も少なかった。優勝経験は無いが先輩である多くの支部長たちが反発したのも無理はありません。こう言っては失礼ですが、大山先生は遺言の内容そのものを誤ったとも言えるかもしれません。

そして分かったのは、弟子たちの本音です。本当は腹の中でなにを考えているのかがはっきりと見えた。皆、生前は大山先生を神の如く敬い、死後も大山先生の遺志を継ぐと言いつつ、結局はそれぞれ自分が極真の長になりたがっているし、また、かつての先輩、仲間たちにも少しも親愛の情を持っていなかった。

今いったい幾つの団体が極真を名乗っているのでしょうか。遺志を継ぐのであれば松井館長を支持するはずです。そして支持できないのであれば名を変えて独立すればいいでしょう。そのほうがはるかに潔いと思います。

分裂した多くが極真を名乗るのは、やはりブランド力、集客力でしょう。大会を開くにしても選手、観客を集めやすい。多くのフルコンタクト空手団体がありますが、道場生すら集められずに四苦八苦しているところもたくさんあります。道場経営は簡単なものではありません。ましてやこのように多くの団体道場が乱立している現在の状況では尚更です。

上納金に関しては各団体の違いがありますからここでは言えません。なぜ上納金を払ってまで極真の支部でい続けるかというと、人が集まったからと言って極真の看板をはずすと、道場生が減る、なかなか入門者が来ないという現実があるからです。

また、独立後に看板を変えた道場は、比較的月謝を安くして指導している傾向はあると思います。
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この回答へのお礼

有り難うございます。
詳しいご説明とても勉強になりました。
お礼が遅れて申し訳ありませんでした。

お礼日時:2009/03/04 09:32

大山総裁の没後の主な問題は、他の方も指摘する後継者の指名と、それに向かう体制を確立していなかった事によるでしょう。

ただ、そもそも創始者の総裁というカリスマ性や人徳で集まっていた門下生が、誰か違う人に今日から付いていってくださいといっても、それはなかなか承諾できない。人間に代わりはいません。同じようでもどこかしら違う。で、総裁のこういうところが好きだった、そこを継承したいという感情は、各人で異なる。いわば、本家と元祖の争いみたいなもので、カリスマが亡くなれば、おおむねの団体なりがたどる運命でもあるのです。増井さんや緑さん、その他の方、誰が正しく、誰が間違ってるというわけではない。イデオロギーの問題ですから。

そもそも、総裁の生前も、破門や分裂なんて、いくらも起きてました。空手バカ一代に登場する登場人物含め、多くの門下生が生前に極新でない道場を立ち上げています。黒崎、添野、芦原、大山茂、真樹、石井・・・
このころも、イデオロギーの違いでおきたことではあるでしょうが、大きな団体では良くあること。極新だからどうのという問題でもないと思います。コミッショナーがしかりした大リーグやボクシングでも、独立リーグや新興団体ができることがあるわけですから。

確かに損得勘定もあるでしょうが、それより、信じた道や経営方針の違いって感じでしょうね。
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この回答へのお礼

>確かに損得勘定もあるでしょうが、それより、信じた道や経営方針の違いって感じでしょうね。

そうでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/23 09:39

色々な問題がありますね、大きな問題は空手界には柔道、剣道あるいは他のアマチュアスポーツのように統一した団体が存在しないことです。

極真以外でもほとんどの大手流派は宗家が死去して間もなく高弟どうしの分裂騒ぎがはじまります(剛柔流、空手協会、和道流など皆そう)。
柔道ならオリンピックや全日本大会に出るなら柔道連盟の主催する大会で認められたり、段位がほしければ講道館から免状をもらわなければなりません。
空手は権威ある大会が少ない上、最近はオープン大会も普及しているので上部組織に所属しなくてもさほどの痛痒を感じません。さらに極真会館はビジネスとしてやっていけるだけのブランドバリューがあったところへ持って他の流派に比しても組織としての存在が極めてあいまいでした。
地方の支部長は独立した商店主なのか、単なる雇われインストラクターなのか、本部とのライセンス(上納金)がどうなっているのかよくわからなかった。つまり昔はフランチャイズと言えるような存在ではなかった。これについては最高裁も「旧極真会館に法人としての資格はない」といったような判例が出ていたと思います。つまり組織は巨大でも法的には近所のおばさんが子供にピアノや習字を教えてお礼をもらう行為と同程度ということです。
お金の件ですが昔、発足直後の芦原会館や正道会館は極真の7割程度の月謝でした。今はどうかわかりませんが芦原が安かったというより極真のブランド価値が高かったのです。今でも極真は他に比してお金がかかりますが信者(?)となった人はせっせとお布施をしています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4212683.html

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1731241.html

この回答への補足

友人が行っている道場は昇進に審査料がかからないらしいです。
知人が行っている極真は10000円の審査料がかかるらしいです。
連盟だから審査料を上納するためにそんなにかかるんでしょうか?
個人経営だから審査料がかからないって匙加減が可能なのでしょうかね?

補足日時:2009/02/20 09:27
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この回答へのお礼

知らない世界に踏み込む時は安心感からどうしてもネームバリューで判断してしまいますね。
空手=極真、テレビ=ソニー、携帯=ドコモ・・・・
テレビや携帯は比較してネームバリューだけでは判断できないと確信出来たのですが、空手も信者になりつつありました。
道場主の資質とそれに見合った妥当な金額なら極真の看板は不要と思えてきました。

有り難うございました。

お礼日時:2009/02/20 09:26

マス大山が死ぬ前に後継者を選ばなかったのが悪いともいえますが、問題は極真空手には欠陥があることだと思います。

例えばフルコンタクトなのに顔面を殴れない、掴めない、投げられない、締められない等。「そうなったら空手じゃないじゃん」となりますよね。

格闘界で旗揚げする団体の多くは現在習っている打撃格闘技のやり方、ルールに多くの疑問を持っています。「こうしたらどうだ」と言っても絶対に聞いてはくれまれせん。「伝統だ」とか「役にたたない」とか言われます。ほんとうは取り入れてもいいのですが指導者も年を取り、新しいことはできなくもなり、何よりも食べていかなくてはなりません。

自分で設立した団体は数が増えるとやっぱり儲かってきます。そうなるとその地位を捨ててまで新しいことはできなくなるんです。ハングリーさがなくなっていくんですね。金と地位と加齢で。

それに業を煮やした若手が「じゃあ俺流の格闘技を作ってやる~」と言って飛び出すのです。本当の所は知りませんが、躰道、空道、修斗等がそうです。若手は理想を持っているのです。「喧嘩や実践で絶対負けない格闘技作ってやる」と。空手に投げや締めがある大道塾は空手をベースに実践向きに考案しています。修斗だってそうですよね。でもその団体にだって疑問をもつ反乱分子がいずれ出てきます。そしてエスカレートすると分けのわからない総合格闘技化してしまします。「それなら最初から総合格闘技を学べばいいじゃないかって?」そうはなりません。

総合格闘技は何か日本の礼・義・智にかける所があり、大きくなりきれないんです。実践で戦えば強いかもしれませんが、大会で名を上げないと指導者は食べていけないんです。しかしインチキ空手は3~5段持ってれば道場を開けるし自分の理論を展開できるし、親も子供に強くなってもらいたいし、かっこいい空手着を着れるから日本の格闘技は儲かるのです。いや人気があるのです。

あなたの言う上納金の話も中にはあるかもしれませんが、私は実践面からの視点を置いてみました。参考までにどうぞ。
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この回答へのお礼

>極真空手には欠陥があることだと思います。

そうですね。実戦ではなかなか極真選手は勝てないですもんね。
「伝統だ」とかの束縛も多いでしょう。
若さ故の独立ってのもあるんですね。

>総合格闘技は何か日本の礼・義・智にかける所があり、大きくなりきれないんです。

強くなるだけで礼儀作法等出来ないのでは仕方ないですもんね。
参考になりました有り難うございます。

お礼日時:2009/02/19 14:52

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