
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
おっしゃるように、似た意味で用いられます。
しかし、回答としては相違点を挙げてみましょう。「愚昧」
おろかでものの道理にくらいこと。
たとえば、明治の文明開化の世になっても頑なに合理的な思想を拒み、訓詁の学に終始する漢学者(これを(a)とする)。
「愚鈍」
頭の働きがにぶく、無知なこと。
用例の(a)は、旧時代的な知識や教養は持ってるが、いかにも古くさく、今となっては物の道理の分からない人ということである。よって、「愚鈍」というより「愚昧」であろう。
「魯鈍」
知能検査で、「普通人-魯鈍-痴愚-白痴」と分類していたそうだ。しかし、今どき「軽い知恵遅れ」などと口にしたら、舌禍事件になったりする。つまり、「魯鈍」は障がい者差別を連想させる言葉なので、ボキャブラリーから外しておく方がよい。
この回答へのお礼
お礼日時:2009/02/22 11:50
回答ありがとうございます。
とても詳しく説明していただけて、大変勉強になりました。
特に、魯鈍が差別用語になりかねないということには驚かされました。
絶対に使わないようにしたいと思います。
ありがとうございました!
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