プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

子どものころ(1990年代前半)、学校の授業で「あと30年くらい経つと世界の原油が枯渇する。だからガソリンがなくなり、今の車が使えなくなる。だからガソリンに代わるエネルギーで動く車の開発が求められている。 」といった趣旨の授業を受けました。
それをずっと信じていて、最近のガソリン価格の高騰は「あぁいよいよ原油が底をつきかけてきたんだなぁ~」と思っていました。

しかしこの話はどうも本質を突いた話ではないらしい(というか嘘!?
)のですが・・・

・原油がいつかは枯渇するというのは本当でしょうか?(だとしたらいつごろ?)
・ガソリン(車の燃料)は原油以外から作れるのでしょうか?
 (廃油やとうもろこしから車の燃料がつくれる、という話をどこかで聞いたような気がしますが)

素人じみた質問で申し訳ありませんが、ご回答お待ちしています。

A 回答 (9件)

石油の埋蔵量には色々な定義がありますが、主なものに原始埋蔵量と可採埋蔵量があります。


原始埋蔵量は、文字通り地球にどれだけ原油があるかを示していて、一般の人がイメージしているのはこれにあたると思います。
一方可採埋蔵量は、今の値段でとれる原油の量になります。
当然原始埋蔵量と可採埋蔵量では、文字通り桁違いです。
現状原始埋蔵量は200年弱、ただしこれは今の消費量を基準にしているので、消費量が増えれば縮むし、値上がりで消費量が減れば伸びます。
あとオイルサンド・オイルシェール(砂や岩に混じった原油)は計算に入っていないので、これを加えたらもっと多くなります。


可採埋蔵量はずっと数十年で推移しており、これを根拠にあと三十年で石油がなくなると、石油王アウレリオ・ベッチェイが吹聴しました。しかし可採埋蔵量とは今の値段で取れる埋蔵量なので、この数字から言えることは、数十年したら原油は値上がりすると言うことだけです。つまりあと数十年で原油がなくなるというのは明確な間違いです。石油が値上がりしたら、今の値段が上がるので、その値段で採掘可能な油田は増え、可採埋蔵量も増えることになります。

また、毎年新たな油田の発見で、可採埋蔵量・原始埋蔵量ともに増えています。特にブラジルは深度4000m以上のところの原油を発見し、これまで考えていたよりはるかに深いところにも原油は豊富にあることがわかってきました。これは国策事業的に原油価格が高い時期に始めた事業なので、おそらく今の原油価格では赤字になるでしょう。ただもしまた原油高になれば、次は世界中の大深度から油田が発見されると思われます。

なおガソリンは原油以外から作るとなると、バイオエタノールが有名です。これはトウモロコシ、サトウキビなどをアルコール発酵して作りますが、エネルギー的に(経済的にも)採算に乗っているのは、ブラジルのサトウキビだけです。ただブラジルのサトウキビだけは完全に軌道に乗り、ブラジルの車の多くはバイオエタノールで走っています。

他には戦争中にドイツ軍が石炭から作っていました。ただしこれは石油が無いからやった方法で、現状では高コストで話になりません。植物油や油脂や食用廃油をディーゼル燃料にする研究も進んでいますが、これは量的に少ないので大勢に影響を与えないでしょう。あとアメリカ議会で藻から原油を生産することが一企業により発表されていました。これは一企業の発案レベルなので、技術も企業秘密でしょうし採算性・現実性もまだまだなぞと思われますが、既存の農業生産とバッティングしない新たな方法になるかもしれません。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E6%8E%A1% …
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確かに、昔は、土の中にある原油鉱脈を探し出す技術が無く、それこそ「山勘」で掘り当てていた物が、次第に技術が向上し、海底のそのさらに地下深くにある油田まで見つけられるようになってきた事、


さらに、そこから原油をくみ上げる技術が向上した事により、油田の隅々まで、原油を吸い上げる事ができるようになったかもしれません。

だから原油がどんどん増えているように見えるかもしれませんが、いずれ無くなるだろう事は間違いないでしょう。
井戸水のように、水をくみ上げて使っても、巡り巡って雨となってやがて又井戸水になるような仕組みはないでしょうから。

それが、20年後か、50年後か、200年後まで持つかは、はっきりは分からないかもしれませんが「いずれ無くなる」事は確かだと思います。

さらに、石油は、自動車の燃料だけでなく、プラスチック類や化学薬品などありとあらゆる物に使われています。
例えば、米や野菜など食料品にしても、石油が無くては
それを、生産する事も、消費地まで運ぶ事も、それを加工する事もできません。
今の日本で、石油に全く依存にないで生活できる人は何人いるでしょうか。
今の技術の状態で石油が無くなったら相当数の人が餓死するでしょう。

今「代替エネルギー」などと呼ばれている物も、技術的には可能になっても、石油を使って行われている事のすべてを石油以外の物で代替できるようになるまでは、まだ相当時間が掛かるのではないでしょうか。
例えば、トウモロコシから自動車の燃料を作る技術があるそうですが、そのために、本来人間の食料となる物が減って餓死する人が増えるなどと聞くとちょっと疑問を感じます。

しかも、今の代替エネルギーと呼ばれる物は、それを製造する為にかなりのエネルギー(結局そのエネルギーの元は石油)を使うとも聞きます。

なので、かつての石炭のように、新しいエネルギーが発見開発されてそれが普及したため見向きもされなくなるまでは、大事に使わなくてはなりません。
その時点で大量に余っていても良いじゃないですか。

たとえ少しでも節約する事は間違いではないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

原油は、いつになるかはわからないにせよ、いずれは枯渇またはそれに近い状況になるのは間違いないようですね。
石油に代わるものはいろいろと考えられてはいるけれど、費用対効果の面からはやはり、これ!っていう技術なり原資なりはまだないようで。
一人ひとりが限りある資源を節約していくべきというのは間違いありませんね。

お礼日時:2009/03/02 11:13

所詮人の書いたものなのでどこまで信用できるかはわかりませんけど、こういう話は参考になるんじゃないですかね。


http://www.yorozubp.com/0408/040819.htm
「容易に採掘できる大型の油田が発見されなくなった」ということですね。だから埋蔵量に関係なく、石油は足りなくなると。

埋蔵量が勝手に増えたり減ったりするのは政治的な意図の影響だというのは説得力がありますが。

一方で中国とインドが先進国の仲間入りをするとすると、一気に先進国人口が数倍に増大しますので、今の採掘量で間に合わなくなるのは目に見えてます。

代替燃料への切り替えはすぐには出来ませんので、今から騒いでおく必要はあるでしょうね。

今の我々の生活を考えると、富はほぼエネルギー起源ですので、エネルギーの選択肢は常に持って置かないと、積み上げた生活の基盤そのものが危うくなります。供給源をアラブに頼ってるというのも気に入らないところかもしれませんが。

>それをずっと信じていて、最近のガソリン価格の高騰は「あぁいよいよ原油が底をつきかけてきたんだなぁ~」と思っていました。

それは勝手に勘違いしてるだけ。今回の原油値上げは理由がはっきりしてて、世の中で余っているお金が、行き場をなくして原油に殺到したので急激に値上がりしたということです。一過性であることは誰でも知ってました。

>しかしこの話はどうも本質を突いた話ではないらしい(というか嘘!?
)のですが・・・

あなた一人の勘違いを根拠に、エネルギー政策がウソに基づいてると言われても、、、

>・ガソリン(車の燃料)は原油以外から作れるのでしょうか?
 (廃油やとうもろこしから車の燃料がつくれる、という話をどこかで聞いたような気がしますが)

作れるのははっきりしてます。コストの問題です。とうもろこしについては、とうもろこし栽培に石油を使ってるので意味がないと言われてます。アメリカはごり押ししてますけど、これはエネルギー政策というより農業政策でしょう。

廃油も大きな供給源にはなりえませんね。

いずれも経済の話と切っても切れないので、自分で真偽を確かめたいなら、いろんな人の意見から考え方を学び、数字を追いかけていく必要があります。

今、日本が環境を旗振りをしてるのは、、、
・原油の価格に振り回されたくない
・原油に頼る限りアラブに金が回る (それがいいかどうかはわからないが)
・今後発展途上国に車を売って行きたい
・ガソリン車は発展途上国の追い上げがある
・原子力発電を推進したい
・環境が金になると読んでいて先に権利を押さえたい

など様々な意図があるからです。

疑問を持つのが研究の始まりですので、是非頑張ってください。ただし、この話は政治にまみれてますので真実が見えにくくなってることは確かです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

参照リンク、これぞまさに知りたかったこと!が満載です。
政治に関わる人が、自分の利益のために動く、不利益なことはしない、
というのは様々な分野で言えそうですね。

お礼日時:2009/03/02 11:07

確かに昔から石油が無くなると言われているのに無くならないマジックの様な話ですよね


でも地球が限られているから当然埋蔵量はたかが知れているのは確かです
ただ新油田が開発されたりして伸びているだけですから、いつかは無くなります≪いつまで続くか?≫
原油以外でも実際にバイオ燃料が開発されていますし、使い終わった天婦羅油などで走れるディーゼルカー等開発されていますよ
ブラジルなどでは、トウモロコシ等から作ったエタノール入りのガソリンなども入れて走っているようです、エタノール用エンジンの開発では日本は遅い方ですね(^^)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

なんの知識もない私にはわかりやすいお話です。
廃油が燃料に利用されれば、まさにエコ!ですよね。
課題はその費用でしょうか。
プラスチックや紙の再利用がなかなか進まないところもあるのは、
再利用するよりも、イチから作ったほう安上がりというのもあるようですからね。

お礼日時:2009/03/02 11:02

私が子供の頃はもっと短い期間(十数年位?)だったような気がします。


これは、現在見つかっている油田の推定埋蔵量から計算されているのではないでしょうか。油田は新しく発見されたりするでしょうし、消費量も随時変化しているとからだと思います(自信無し ^^;)。

ガソリン(車の燃料)は原油以外から作れるのでしょうか?>
廃油からはバイオディーゼル燃料、穀物からはアルコール(バイオエタノール)が作られています。ただ、ガソリンそのものを大量に作ることは出来ません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

別にガソリンじゃなくても車を走らせることはできるけど、現在の技術ではやはりガソリンを使うのがベストのようですね。
年収200万を切る私のような人間には、環境問題等よりも、できるだけ安価な手段で車に乗りたいものです。
(もちろん環境を汚すのは気分のよいものではありませんが。。。)

お礼日時:2009/02/27 22:15

いつごろ?って、難しいね



単純に、言えば、1990年代前半の石油採掘技術で、採掘し続けれれば、30年で無くなったのでしょうね
しかし、単純です
この20年で、石油採掘技術が、進歩してる
要は、採掘できなかった石油が、更に採掘可能になったと、言う話

技術進歩とともに、採掘可能な石油の量、再利用可能な資源の実現化が、違ってくるということね
特に、嘘をつかれててる訳じゃないという話
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

上のほうの返信を見て、学校の先生は嘘ついてたんだ・・・と思ってしまいましたが、そうですよね科学の進歩と共に常識は変わってくるわけで、学校の先生(文科省?)を責めることはできませんね。

そういえば小学生のころ、「スポーツ中に水分を摂るとバテる」と聞いて、暑い中汗ダラダラかいても、なるべく水を飲まないようにしていたことを思い出しました。。。

お礼日時:2009/02/27 22:10

以前テレビで「原油は今も地下で新たに湧き出ているのでは」という学説があると言ってました。


今でも新たな油田が見つかったり、見込んでいた埋蔵量より多く原油が有ることが分かる油田があったりと、正直本当にいつ枯渇するのかわかんないですよね。

昨年までのガソリン高騰は、原油取引に投機マネーが入ったことで取引価格が吊り上げられていたのが主要因で、すぐに原油が無くなるというような問題ではないようですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
そうですねこの大きな地球にどれだけ原油が眠っているかなんて正確にはわからないですよね。

価格高騰の原因は原油の枯渇によるもの、と勝手に漠然と思っていましたが、けどニュースでその原因が「枯渇」なんて言葉は聞いたことがない。投機とか先物がなんとかとかいう言葉が踊っていますね。(この言葉もよく意味が判りませんが・・・勉強します。。。)

お礼日時:2009/02/27 22:06

> 原油がいつかは枯渇するというのは本当でしょうか?(だとしたらいつごろ?)


本当です。
原油だって消費物ですからどうがんばっても埋蔵している物が地球のどこを探してもないという日は必ず来ます。
ただ、最近でも北極海に全く新規の油田が見つかったように埋蔵量が増えることもありますので、枯渇する日が正確に何時なのかはまだまだ不明です。

・ガソリン(車の燃料)は原油以外から作れるのでしょうか?
ガソリンは原油を精製してとりだしたものです。
とうもろこしなどはそれから抽出した「(バイオ)エタノール」をガソリンの代わりに使用することで車を走らせます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
学歴のない私にとってもわかりやすいお話でありがたいです。

それにしてもとうもろこしで車が走るとはやはりフシギな感じがしますね。

お礼日時:2009/02/27 22:02

石油は枯渇しません。


私が小学校の時(昭和40年頃)「あと20年で石油がなくなります」と教わりました。
亡母も小学校の時(昭和13年頃だそうです)やはり「石油はあと20年で枯渇する」と教わったそうです。
私の子供も小学校で(平成15年頃)「石油はあと20年で枯渇する」と教わりました。

いつになったら枯渇するのでしょうね。
今新しい学説があります。
それは「石油は化石燃料ではなく地球内部から湧き出している」と言うものです。

なるほどと思いました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
今の小学校でもそう教えられているのですね。

新しい学説、私もなるほどと思いました。
別にガソリンじゃなくても車を走らせることは可能のようですが、
そのために車ごと変えなくてはならなくて、さらに燃料も高くなるのであれば大変。
本当に湧き出してくるものであれば良い話ですね。

お礼日時:2009/02/27 21:58

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