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市場から自己株式を取得する際の仕分けを教えて下さい。

B/S上に自己株式取得分はマイナス(純資産)で記載されますが、仕分けの流れは下記のようになるのでしょうか?

株式発行時
借 現金/貸 資本金等

自己株式取得時

借 資本金等/貸 現金

上記の資本金等が純資産側に記載されるのでマイナスとなっているのでしょうか?

また、自己株式の消却(この世から無くす)は上記の仕分けで完了するのでしょうか?

基本的な事で恐縮ですが、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

(自己)株式の消却とは、消却対象株式を絶対的に消滅させることを言います。



>仕分けの流れは下記のようになるのでしょうか?

株式発行時
借 現金/貸 資本金等

自己株式取得時
借 資本金等/貸 現金

以上の仕訳は厳密には誤りと思われます。
自己株式取得の仕訳と自己株式償却の仕訳とは意味合いが異なるからです。

自己株式取得時の仕訳は
借 自己株式(公表用の表示は純資産の部のマイナス項目)/貸 現金等
となり、

さらに消却の際に
借 資本金等(※A)/貸 自己株式
借 (自己株式処分差損:資本剰余金項目(マイナス項目))or貸 (自己株式処分差益:資本剰余金項目)

となります。

消却の際の具体的な仕訳は、償却理由(and償却原資)によって異なります(※Aの具体的な勘定科目)。

例えば、減資(資本金を減少させて(原資に)株式を消却)する場合、
借 資本金/貸 自己株式

また、繰越利益剰余金を原資に(利益)消却をする場合(例えば償還株式の償還)

借 繰越利益剰余金/貸 自己株式

となります。

異常の内容はあくまで一例であり、自己株式消却の決議が行われていることを前提に解説しております。

株式消却の原資が何であるかによって仕訳が変わってきますので、仕訳を切られる質問者様自身が、株式償却の原資を決議した議事録(会社法上では取締役会or株主総会:会社によって異なります)の議事録を見て確認されることをお勧めします。


-以下参考-
自己株式勘定は、最終(公表用←有価証券報告書や有価証券届出書等の金融証券取引法がらみの報告)のB/S上、純資産の部の表示は具体的には下記のようになります。

純資産の部
1 資本金
 資本金  ×××
2 資本剰余金
 (1)資本準備金        ×××
 (2)×××       ×××
3 利益剰余金
 (1)利益準備金     ×××
 (2)その他利益剰余金  ×××
     ×××(任意積立金等) ×××
4 自己株式
 自己株式          △×××(マイナス項目)
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この回答へのお礼

非常によくわかりました。有難うございました!

お礼日時:2009/03/04 14:44

自己株式の会計と税務


http://www.sugino-jpcpa.com/biz-succeed/jikokabu …

こちらを参考にして下さい。
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この回答へのお礼

参考URL有難うございました!

お礼日時:2009/03/04 14:44

仕訳は次のとおりです。



株式発行時
借 現金/貸 資本金
      /   資本準備金

自己株式取得時
借 自己株式/貸 現金
この段階では、自己株式は効力を失っておらず、売却処分やストックオプション行使者等への交付に充てることができます。
自己株式の残高はB/S上純資産の部に「自己株式」の科目でマイナスとして表示されます。

自己株式消却時
借 その他資本剰余金/貸 自己株式
この場合、期末においてその他資本剰余金の残高が負の値となったときは、その負の値をその他利益剰余金に振り替えます。
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この回答へのお礼

非常によくわかりました。有難うございました!

お礼日時:2009/03/04 14:45

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