先日、福島県楢葉町が高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致の意向を表明しました。
以前、青森県東通村や高知県東洋町でも同様の動きがありましたが、東洋町は議会の賛同が得られず断念、東通村は県の威嚇?を受けてその後静観しているようです。
私は以前、たまたま東濃にある最終処分場の実験施設を見学したことがあります。地下300mの岩盤地層をくり抜いて作られる実際の最終処分場。300mといえば、地上なら世界の超高層ビルより高く、法律的には地下のその深度は私的所有権の及ばないところというふうに整理されるそうです。
経済的なメリットを考えれば、原子力発電関係施設の敷地に余裕がある場合、誘致を考えるのは当たり前だと思うのですが、反対する理由がどうしても分からないのです。例えば、ミサイル攻撃の標的になることを心配するなら、原発のほうがはるかに確率が高くしかも危険です。天変地異による施設の破損により汚染物質の外部への拡散を心配するなら、私は岩盤の内部の施設が破損するような天災なら、おそらく地上の建物は原発以外はほぼ残っていないほど壊滅的に倒壊するでしょうし、人間もほとんど死滅するでしょう。私には杞憂に思えることを理由に反対するのは腑に落ちません。どうか私でも分かるように反対の理由を教えてください。また、私の考えが間違っていないなら、その辺の考え方の補足をお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
kogane0611さんのように全員が理論的・科学的・理詰めで理解出来れば問題ないとは思いますが、問題は世の中そのような人ばかりでないからではないでしょうか。
原子力発電より危険性が少ないと言われる核融合発電ですら、「核」という名前が付くだけで危険だと思い込んでいる人すら世の中にはいますからね。
早速のご回答有難うございます。
NUMOも官僚的、電事連も他人事、国も腰が引けて・・、関係者全員総無責任体制がこうした事態を招いていると思います。罪深いことです。私はね、良いものは良いと、悪いものは悪いとはっきりしています。私にとっては、この件に反対するのは難くせとしか思えないんですよ。
No.9
- 回答日時:
なんだかもーって感じですが・・・。
>炎(=エネルギー)もまた、神が授けてくださった宝物です。
その炎が二酸化炭素を生み出す元となっているのです。ということは、温室効果ガスがもたらす地球温暖化も、偉大なる神が与えたもうた宝物ということなんでしょうか?
>原子力発電が有益であることもしかりです。しかも地球温暖化防止に絶大な効果が期待できるという利点もあります(スウェーデンが原子力発電の再開を宣言した数日前のニュースもありました。)。
そりゃ利点を挙げればいくつもありますよ。だからといって、後世に禍根を残すようなことになってもいいということにはならないでしょ?
正確な事象は伝えられていませんが、1957年9月29日におきたウラル核惨事は高レベル放射性廃棄物の崩壊熱を除去するための冷却系が故障してしまい、大気中に放射性物質が放出された事故となっています。何百年・何千年と安定して冷却しつづけるようなシステムを人間は見つけ出しているでしょうか?
>JCOで18%
JCOは核燃料の製造会社で、常に同じ濃度の核燃料を製造していたわけではありません。低濃度から高濃度まで、それぞれの濃度に応じた製造ラインを持っています。事故がおきたのは高濃度製造ラインを使っては手間隙がかかるので手っ取り早く作ろうと低濃度の製造ラインを使ったことが原因です。高濃度の製造ラインで手間隙がかかるのは、製造装置そのものが高濃度の溶液を扱っても臨海に達しないように設計されていたからです。その高濃度の溶液を、低濃度では臨海に達しないように設計された低濃度用の装置で扱った結果が臨界事故です。その辺の事情をご理解されているのでしょうか?
>「建築の専門家なのになぜ・・と」切ない話です。つまり、自宅にいても安全とは限らないということです。
どうも話の論点がずれているような気がします。もちろん専門家が設計したのですから、設計した当時では安全基準を満たしていたのでしょう。しかし、それらの安全基準を超えた災害も起こりうるのです。それらの人知を超える際が起こっても被害を最小限に食い止めることができるかが重要なのです。絶対の安全なんて物は存在しないのだから。
>いずれにしても、いろんな分野に問題意識、当事者意識を持って考えることはとても大切なことです。これからも大局観を養いながら、いろいろ勉強してみてください。
質問者さんご自身は勉強する気がないということでしょうか?
>勉強方法が間違ってさえいなければ、その先に見えてくるものがきっとあるはずですから。
質問者さんの勉強の方法が正しいという前提でのお話でしょうか?
>頑張ってください。
なぜ「ともに学んでいきましょう。」ではないのでしょうか?
結局この質問自体、「自分の説は正しい、なんで異説を唱えるのだ?」ということなんでしょうか?
異見を求めているならば、謙虚にその意見を検討すべきではないでしょうか?そうでないならばアンケートのカテゴリーで賛成・反対を募るだけにしてください。
ご回答有難うございました。
二酸化炭素排出量の急激な増加は産業革命以降ですね。つまり、化石燃料の使用が産業、運輸、民生部門に急速に普及していった時期と符合します。
有難うポイント4100のあなたにして、電気は使う、高レベル廃棄物は今後も増える→「それでいいのだ」、まるで某アニメキャラクターでしたね・・・。現にあるものに対して賛成も反対もありませんよ。反対しても消し去ることはできないし、どうにかしないといけないという事実は避けて通れないのですから。言葉じりをとらえてのご批判は某革新政党の常とう手段をほうふつさせました。
この質問により、反対を唱える方々の問題意識の分布状況と危機意識のレベルを垣間見ることができました。他の方のご回答も尽きたようですので、ご要望どおり閉じさせていただきます。御釈迦様が手あましし、「渡し難き人々」とお嘆きになった人々は古今東西を問わずいるものですね。残念なことです・・。
No.8
- 回答日時:
>100年後に赤信号が点っているのに、千年、万年の青に近い黄色にかまっているのが安全ボケだと申し上げているのです。
だから、「未来に悪影響を及ぼすかもしれないけど自分が生き残ればそれでいい。」と割り切って考えられない人が反対しているのです。
「このままだと100年後には人類が絶滅するから、1000年後・10000年後のことなんて考える必要がない。」というのでしょうか?
100年後の危機を回避するために、1000年後・10000年後に危機を押し付けてもいいのでしょうか?
>「明日、地球が滅ぶとも、今日、君は林檎の木を植える。」
その林檎が甘い林檎か毒林檎かその区別がつかないから厄介なのです。
>JCOの事故は(中略)あの建屋は新型転換炉のための燃料を作るもので、通常の原発より濃縮度が高く、それだけ危険性も高い作業でした。
・・・。JCOの臨界事故は高速増殖炉「常陽」用の高濃縮ウランの製造中におきたました。年数回しか製作しない高濃縮ウランを通常の低濃縮ウラン製造用のラインで生産しようとしたことが問題だったのです。作業効率は悪いが安全な本来の高濃縮ウラン製造用ラインを使っていれば、危険性そのものは低濃縮ウラン製造と同じです。
>まず、原発について正しく知ってください。
自分は専門家ではありませんが、果たしてどこまで理解されているのでしょうか・・・?
この回答への補足
明日、地球が滅ぶとも、今日、君は林檎の木を植える。
これは、故開高健氏が好んで引用しましたが、東欧の詩人ゲオルグの言葉とも、マルチン・ルターの言葉とも言われています。
林檎は欧州人にとって単なる果実ではなく、父なる神から授かった知恵の象徴であり、神聖な果実として大変重用されています。
牛や馬を経済動物と区分したのは人間です。罪深いことですが、人類が生きていくためには血の通った動物を食すことは必要です。炎(=エネルギー)もまた、神が授けてくださった宝物です。炊事、加工、暖房、照明、そしてまた昔は猛獣から身を守り安眠するためにも役立ったことでしょう。エネルギーの確保が人間にとって不可欠であることに議論の余地がありません。他で代替出来ない以上、原子力発電が有益であることもしかりです。しかも地球温暖化防止に絶大な効果が期待できるという利点もあります(スウェーデンが原子力発電の再開を宣言した数日前のニュースもありました。)。
アフリカのガボン共和国オクロ地区 のウラン鉱山では,約20億年前の原子炉の化石が発見されています。ウラン鉱床のウランが自然と核分裂反応を起こし,「天然原子炉」として存在していた証拠であるとされています。ウランの挙動を人間の技術によって制御したのが原発であり、まさに知恵の炎とも言うべきものです(炎と言っても燃焼(=酸化)ではありませんが)。人類はもっと謙虚でなければならないと思います。人類には知恵の炎を厳粛に維持し利用していく責務があります。
そして人類はいかなる困難な状況でも希望を捨てることなく、神のご加護のあらんことを信じて最大限の努力をする、その姿こそが冒頭に引用した言葉であろうと私は思うのです。あなたの良識を信じます。
ご回答有難うございます。
ウラン235の濃縮度は通常の原発で4~5%、JCOで18%、原爆で90%以上となっています。
事故(被害)がおきることを心配するなら、確率の問題ですね。飛行機が落ちる確率、新幹線が事故を起こす確立、自動車が事故を起こす確率・・・いずれもゼロではありません。被害を心配するなら、飛行機にも新幹線にも自動車にも乗らず、歩いて移動するのが一番です。しかし、暴走する自動車が歩道に乗り上げて来て跳ね飛ばされ廃人にされた人が間近にいます。外を出歩かなければ一番安全です。しかし、阪神淡路大震災では、京大大学院建築学科を出た一級建築士さんのお宅が大きな被害を受けて大切な息子さんを失ったという痛ましい記事が朝日新聞に載っていました。奥さんはだんなさんを責めたそうです、「建築の専門家なのになぜ・・と」切ない話です。つまり、自宅にいても安全とは限らないということです。全てにおいて安全に絶対はありません、絶対を求めたら生きていくことは不可能です。
中国野菜とか、食の安全は故意が多いですよね、これは故意犯、明らかな犯罪行為ですから、ちょっと違いますけどね。
いずれにしても、いろんな分野に問題意識、当事者意識を持って考えることはとても大切なことです。これからも大局観を養いながら、いろいろ勉強してみてください。勉強方法が間違ってさえいなければ、その先に見えてくるものがきっとあるはずですから。頑張ってください。
No.7
- 回答日時:
>「数千年・数万年・数億年を確認するすべがない」とは、いかにも平和ボケの象徴のようで、私はそういう考え方で果たして子々孫々を守れるのか不安になるのです。
「今現在は安全でも数千年・数万年・数億年後も現在と同じ安全性が維持できるかは確認するすべがない」ということが伝わらなかったようですが・・・。子々孫々を守れるか不安であるからこそ反対する人がいるのです。
ちなみにNUMOによると、地下施設全体に高レベル放射性廃棄物を埋め終わると地上施設を撤去する考えのようです。それで本当に安全性を確保できるのでしょうか?
また、高レベル放射性廃棄物処分場を運営する管理団体がつぶれた場合は、今のところ管理団体がつぶれたときに対応を相談することとなっています。これで、長期的な安全性を確保できるのでしょうか?
不安がある以上は反対する人がいて当然です。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3859048.html
再度のご回答有難うございます。上記質問の#13は私の回答です。地球温暖化は人類が経験したことのないような異常気象の頻発など、生命を脅かすような事態が忍び足で近づいています。子供が私ぐらいの年齢になるとき、この地球はどうなるんだろう、気候は?食料は?エネルギー確保は?と孫の時代には果たして・・・。
地球温暖化防止のためには一義的に二酸化炭素の排出量を減らさなければならないと言われています。その意味でエネルギー消費において比率の大きい民生部門の利便性を下げずに二酸化炭素を減らす最も有力な手段は原発建設促進であることは間違いありません。そうすれば、再処理方針をとっているわが国では確実に高レベル放射性廃棄物は増え続けます。それをどうするか・・他人事ではありません。国民みんなが子供や孫の未来のために真剣に考えなければならないのです。
反対派のカリスマ、高木仁三郎氏の論文を読んでも、最終処分場の危険性の部分についてはトーンがかなり下がっています。長々と書かれた内容の中で、ほんの申し訳程度しか触れられていません。これは何を意味するのか。
#13に書いたように日本の科学の最高権威の一人は、このまま地球温暖化が進むと早ければ80年後には人類の滅亡に瀕するような事態になると警告しています。ましてや100年後、200年後はかなりひどい状態になる蓋然性が高いです。
私は100年後の人類の生存と生活環境を守るために敢えてこういう質問をさせていただいているのです。100年後に赤信号が点っているのに、千年、万年の青に近い黄色にかまっているのが安全ボケだと申し上げているのです。現実から、そして問題の本質から目を逸らしてはいけないと思うのです。
No.6
- 回答日時:
では、質問者さんの家の地下300メートルに高レベル放射性廃棄物の最終処分地ができても反対しませんか?
理論的に考えれば問題ありません。しかしその理論が数千年・数万年・数億年にわたって成立するかは確認する術がありません。
質問者さんが一生を終えるころには完全に安全でも、子々孫々まで大丈夫でしょうか?
「影響が出るとすれば何千年も先だからそんな杞憂だ。」といえばそれまでですが、反対派の大多数の人はそれを気にかけているのです。
ご回答有難うございます。
保護区域(放射線管理区域)が施設の真上に設けられるので、残念ながら施設の真上にはどなたも住むことはできません。施設周辺の法制度上住める場所なら私はなんの不安も感じないで喜んで住みますよ。ホルミシス効果と言って、ラジウム温泉のような健康効果も放射線にはあるので、むしろ健康には良いかも知れませんしね。
ETCを普及させ高速道路の自家用車利用を促進することは、ガソリンの消費を促進させてCO2の排出量を増やすことにつながります。こういうノー天気な地球環境への危機感の乏しい日本、そして宗教や民族対立で年中いがみあい殺し合いを続ける世界各地の人々・・・この地球は、そして人間はこの先どれほど長らえることができるのでしょうか・・。もっと危機意識や警戒心を持って臨まなければならないことはたくさんあるはずです。「数千年・数万年・数億年を確認するすべがない」とは、いかにも平和ボケの象徴のようで、私はそういう考え方で果たして子々孫々を守れるのか不安になるのです。
No.5
- 回答日時:
貴方の家の庭にゴミ置いていくと同じです何の心配も要りません安全です
迷惑料としてこれ位の迷惑料で置かせてください
島国故に土地に関するしがらみは捨てきれない
未来永劫子々孫々まで影響がないだろうか
私の田舎の町では鶏の鶏糞問題で困っていますそれに又産業廃棄物の埋め立て申請が出ています
住民は皆反対してますわが町わが地区はゴミ捨て場じゃないと
過去の環境問題水俣窒素イタイイタイ病で信用されて無いのではその市町村に国から国民の税金が迷惑料がはいります
過疎地だから田舎だから人がいないからではそこに住んでいる人いるのです
貴方の考えが間違ってなければ貴方の街にどうぞ誘致してください
東京の真ん中でもいいです。
この回答への補足
生産コストに占める人件費が高すぎて国際競争力が低下した英国の英国病。今の日本は、もはやプチ英国病といわざるを得ません。今後、BRICSやベトナムなど東南アジアの台頭で、日本製品の活路はますます先細りが心配されます。
一方、発展途上国では電力需要の高まりから新たに原発建設に名乗りを上げるところが増え、またいったん脱原発を宣言して、最近、また原発回帰を明言している先進諸国もあります。その中で、三菱重工、東芝、日立という原発御三家は海外での建設受注に血眼になっています。
すなわち、技術立国こそが日本が国際社会で生き延びる唯一の道であり、原子力産業もその枢軸になりうる分野です。高レベル放射性廃棄物の最終処分についてもゴアレーベン等まだまだ先進事例が少ない中で、日本の高い科学水準の粋を集めて模範を示すことは、ある意味国際貢献であり、国際社会で日本の評価を高める有力な手段であると考えます。
国もNUMOも事業者も誇りを持って、当該事業を進めて欲しいです。
併行して、もっと具体的なイメージが思い浮かぶような事業広報をしっかりやって欲しいと念願しています。
ご回答有難うございます。回答者様の切迫した生活環境上の不安、お察し申し上げます。
一般論として申し上げれば、以前はごみに過ぎなかったものが、リサイクル技術の進歩とリサイクル製品の安定的な市場確保によって、ごみではなくリサイクル原料になってきています。だから、「よそのごみを持ってくるな。」というイデオロギー的な反論のみをもっては、地域振興の観点から勢いを失いつつあります。
鶏糞も臭いはきついですが、有機肥料としてかなり流通していますよね。しかし、生ごみや焼却灰や鶏糞など風向きによって悪臭・異臭が漂うというのは施設周辺住民にとって、日常生活上耐え難い苦痛を伴うというのはよく理解できます。また、水俣病やイタイイタイ病、十日市喘息なども存じております。
高レベル放射性廃棄物最終処分場の場合、騒音、振動、悪臭、水質汚濁、大気汚染などはありません。ただ、地上の管理区域内は立入ができないだけです。つまり、管理区域は施設と一体となし、周辺公衆への有為な放射線影響を及ぼさないとの考えに立って設けられるものです。しかも、想定しうるのは原子力発電関係施設として買収済みの敷地であることが濃厚です。したがって、単なる安全性に対する漠然とした不安だけと言うのでしたらせっかくご回答いただきましたが私の疑問を解くには残念ながら至らないようです。
No.4
- 回答日時:
原発は先数十年までを心配していればことが足りますが、処分場の場合先数百年までの心配をしなければなりません。
考える時間が長くなればなるほど不確定要素が大きくなります。
「地下300mで足りるのか」「環境中への漏洩はないか」「本当に管理できるのか」…もちろん、議論はされていますが、全てを完璧に予想することはできません。
人間、予想できないリスクには、(時に事実以上に)大きな不安を感じます。
当然、不安の感じ方は人それぞれです。
ある人は「大丈夫だろう」と考えるし、ある人は「きっと大変なことになる」と考えます。
koganeさんは前者なんだろうなと思います。
原発も、大きな事故が起こる「かもしれない」ことが大きな反対の原因にになっています。
処分場の場合、考えなければならない時間のスパンが長いので、不確定要素が原発よりも大きくなり、結果反対する人が多くなっても不思議はないと思います。
あと、経済的なメリットですが、確かに一時的にお金は得られるものの、原発と違って継続的に大きな雇用が期待できるわけではないですし、どこまでメリットがあるか疑問です。
三法交付金については、おっしゃるとおり有限です。固定資産税も永遠に続くものではない。しかし、調査地表明から建設、運転開始に至るまでに地元に落ちるお金は膨大で、やらないよりやるほうが良いに決まっているのです。国の三位一体の改革で地方財政は疲弊しきっていますが、新しい施策、住民が歓迎する大胆かつお金のかかる施策をどんどんやって、それでも黒字の団体は原発立地市町村やその周辺のいくつかぐらいですよ。
一度東濃の実験視察をご視察ください。岩盤の中を水滴が移動する速度は1万年に1cm未満。そういう精度の話なんですよ。地表に半減期を十分考慮して管理区域(一般公衆の用途にしないエリア)を設けて管理すれば危険なんて、私には想像つきません。とすれば、反対される方は想像しているのではなく、妄想しているだけなのではないかと思うのです。真実を知らずして反対するのはあまり感心しません。真実を知らせないのは国や事業者の責任です。彼らの広報・理解活動のやる気のなさがこのような情けない状況を招いていると思うと腹立たしい限りです。
三内丸山遺跡は5千年前です。私は一万年後もこの施設が人類に迷惑をかけることはないと考えています。
No.3
- 回答日時:
東海村JCO臨界事故
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7% …
覚えておられる方もおられるかも知れませんが、10年前に発生した被爆事故です。
本来被爆しないよう濃度を薄め、臨界状態にならないよう特殊形状の容器内で行うはずの燃料加工について
遵守すべきマニュアルを簡略化した「裏マニュアル」を作成、さらに当日はその裏マニュアルをも無視した作業工程を行っていたため
隔離されていないエリアで核燃料が臨界に達し、中性子線が20時間に渡り放出されました。
結果として作業を行っていた3人のうち2人が被曝により死亡、また臨界を停止させる作業のため20人以上が被曝しました。その他にも救急隊員や周辺住民に被曝が相次ぎました。
理論で述べられるとおりの仕様で確実に処理が行われるのであればこんな問題は起きません。しかしこういった事件・事故が起きるのが現状です。
理詰めで理解できない人が「処理側の人に」いるのが問題なのです。
利益優先、手間回避で密かに処理方法の手を抜かれた場合、その被害は計り知れません。
発生確率をいくら低く見積もったとしても、発生したときの被害が甚大なためにリスクが高くなってしまうのです。
これをどのような管理体制で管理を行い保証するのかを説明して実行すれば多少は理解も得られるでしょうが・・・
その辺の意思疎通ができていないんでしょうねえ。
JCOの事故は、それまで築き上げてきた原子力発電への信頼性を瓦解させたまったく許しがたいものでした。おっしゃるとおり、慣れを原因としたマニュアル無視のヒューマンエラーの端的な例です。
あの建屋は新型転換炉のための燃料を作るもので、通常の原発より濃縮度が高く、それだけ危険性も高い作業でした。それなのにバケツなんて・・・床掃除の汚水とはわけが違うのに・・青い閃光が走った直後からまさに建屋内は地獄絵図だったでしょう。とはいえ、故人の冥福とご遺族の心が一日も早く癒されることを祈りたいです。
ただ、建屋の外には放射線物質は漏れていないのです。放射線は漏れましたが。放射性物質管理の基本は放射性物質を閉じ込めることであり、
管理区域外の一般公衆に有為な放射線影響を与えないことです。
以上のことから、ヒューマンエラーは否定しませんが、JCO事故があったから、地下300mの岩盤の中に多重防護で作られる高レベル放射線廃棄物の最終処分地が危険というのは、正直、論理の飛躍だと思えてなりません。
No.2
- 回答日時:
高レベルは、半減期が長すぎること。
その間高熱が、発生します。絶えず、冷却空気を、送り、冷やす。冷却装置に、トラブルがあれば、高熱でばくつします。大きな天災でなくても、
その冷却空気の排出の、状態に、放射性物質が含まれていないか。
そして、小さな地震などでも、空気の流れに、何らかの影響をおよぼさないか、やはり心配でしょう。子供さんなどのことのなると、将来の被爆の環境をいなめない。青森の六ヶ所村にはできていますね。
では、どうして、東京、大阪の、海の埋め立てに、捨てないのですか?
原発も、多量の海水で冷却します。そうすると、送電線の電力損失を考えると、なぜ、大都市につくらないのか?大都市には多くの高層の建物が作られています。地下深く、ほり、何故そこに、処理しないのですか?住民の少ない場所に原発、あるいは、処理施設をつくるのですか?融資、雇用と引き換えに過疎地を選ぶのですか?
被害を考えているからでしょう。貴方が子供を作りそのような環境で
育てたいですか?小さな子供が、大きく育つまで、負の影響を考えれば、いやじゃないですか?最後に高レベルが完全に収まり、捨てる場所は決めていません。やはり同じ場所じゃないのでしょうか?
御回答有難うございました。使用済燃料(燃料棒)、高レベル放射性廃棄物(ステンレス容器に入ったガラス固化体)、低レベル放射性廃棄物(ドラム缶)の区別はついておられますか?
六ヶ所にあるのは、高レベル放射性廃棄物一次貯蔵施設ですね。建屋は地上にあり、地表からすぐのところに縦に9個ほどのガラス固化体を貯蔵・冷却しています。ガラス固化体って確かに200℃以上の放熱は続きますが、冷却施設が故障すると爆発するって本当ですか?私は冷却施設が故障し、それが長期間に及ぶと施設の劣化が早まるだけかと理解していましたが。もちろん、長時間故障状態なんてありえませんが。最終処分地は地下300mの岩盤の中に作られるのでまったく構造が別なものです。ご存知でしょ?
ガラス固化しているのですから、放射性物質が排出するなんて考えられないですよ。JCOの事故の時に、あのずさんな管理をした濃縮建屋内には臨界によって放射性物質も濃縮設備のみならず建屋内にも飛散したのでしょうけど、建屋の外に出たのは放射線だけでしたよ。
原発ですが、今はコンパクトなものも出来てきています。石原知事も東京湾への設置を発言したほどです。まあ、現行の原子力基本法では、首都圏への原発立地はできないことになっていますよね。
いずれにしても高レベルの最終処分場にについては、イメージだけで反対されておられるような感想を持ちました。正しい情報・知識は必要です。ただ、あなたが知らないのはあなたのせいではありません。国や関係者が真剣でないのが諸悪の根源なんですから。
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