初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

老朽原発について、次の5点について回答願います。

質問(1) 原発の存在は、電力会社の経営を苦しませていませんか?

質問(2) 原発からの撤退はあり得ますか?

質問(3) 活断層問題は、原発の存在を否定しますか?

また 40万年基準は適正な基準と思いますか?

質問(4) 原発維持費の1.2兆円の電気料金への算入を、どのように思われますか?

質問(5) 日本の原発の全基廃炉を促す仕組みづくりには、何が必要ですか?

老朽化した原発の多くが適合できない恐れが出てきた。電力会社は廃炉の判断を迫られる。原発依存度の高い電力会社はさらに経営が厳しくなる。
老朽化した原発が新基準案に適合するのに難しいのが火災対策だ。新基準は、燃えにくい電源ケーブルの使用を求めている。しかし、福島第一、第二原発を除く、運転年数が30年を超える原発全14基のうち、日本原子力発電敦賀原発、東海第二原発、関西電力美浜原発全3基など12基が使っていない。
規制委が求める耐火性の担保は難しく、交換が必要となる可能性が高い。ケーブルすべてを交換するのは技術的にも難しい。
田中俊一委員長は「新基準を全部クリアするとなると金と時間がかかる。事業者がお財布をみて、判断するのではないか」と話した。
敦賀原発2号機のように原子炉建屋直下に活断層がある疑いが濃い場合も、新基準案に適合できずに廃炉の判断が迫られる可能性が高い。北陸電力志賀原発1号機などの直下にも活断層があるとの指摘を受け、近く規制委が調査する。
今回の新基準案では、活断層かどうかを40万年前まで対象を広げて調査することを求めた。これを受け、東京電力柏崎刈羽原発1、2号機も原子炉建屋の直下にある断層が活断層と判断される可能性が出てきた。
原子炉建屋などの直下に活断層があると国が判断すれば、再稼働は認められず、電力会社は廃炉にせざるを得なくなるからだ。
原発だけで発電してきた日本原子力発電が厳しい。3基のうち敦賀原発1号機は40年を超え、2号機の直下には活断層が指摘されている。東海第二原発も地元の反対が強く、いずれも再稼働のめどはたたない。
一方、原発は動かさなくても人件費などで巨額の維持・管理費がかかる。日本原電から電気を買う5電力は電気を送られていないのに、12年度上半期だけで「購入電力料」として757億円を払った。
これも含めて原発を持つ9電力は原発維持のために年間で計約1・2兆円をかける。費用は電気料金に含まれ、家庭や企業の負担に回されている。
原発維持にこだわるか、廃炉に踏み出すか。電力会社の経営判断が問われるとともに、政府が費用を助けるなどして廃炉を促す仕組みづくりも課題になる。

A 回答 (2件)

1.


東電に関してはそうですね。他の電力会社に対しては、事故をしていないのでそうでもないでしょう。

2.
推進論者や必要悪論者がなんといおうと、現実的には原発は袋小路へ進んでいるのは明らかだと思います。だってさ、世界的に見て原発に力を入れているのはイギリスとフランスと日本くらいです。あとの国で原発に力を入れるのはイランや北朝鮮などの「核兵器を開発したい国」です。
アメリカやロシアなどははっきりいって原発にはもうあんまり興味はなくて、なぜなら原発よりシェールガスや天然ガスを使った方がよっぽどコストが安いからです。
日本では天然ガスが高いんですが、なぜ高いのかというと、シベリア(ロシア)から天然ガスパイプラインがないから。もしこれが完成すると天然ガス発電のほうが原発より低コストになってしまうので、原発を推進したい人は必死になってシベリア天然ガスパイプライン計画を阻止しています。プーチンさんは「作ろうぜ」ってずっと提案しているんですけどね。原発推進派は「ロシアとトラブルになってガス栓を止められたら(実際にプーチンはウクライナを相手にそれをやって締め上げたことがある)エネルギーが立ち行かなくなるのでやめたほうがいい」といっているのですが、それをいったら原発の燃料棒も輸入品なんだけどな。

3.
活断層そのものは原発否定の直接原因とはならないでしょう。そもそもどの活断層がどの程度のリスクを持って本当に地震を起こすかどうかがまだよくわかっていませんから。地震研究なんて、正直ここ50年程度の歴史しかありません。東日本大震災が起きるまでは、プレートが連動して大地震を起こすなんて考えには否定的な研究者が大半だったわけですし。

4.
嫌だけど、電気料金で反映するか税金で反映するかどちらかやんないといけないからそれはしょうがないですね。電力会社が自ら商売でもやってその儲けを投入するってんなら話は別だけど。

5.
ビジョンですね。廃炉にしたところで膨大な量の高レベル核廃棄物は発生するし、何十年も冷やさなければいけない使用済み燃料棒は存在し続けます。「即時停止したからもう安全」というわけにはいきません。そのへんが共産党も分かっていない。それをどう処理していくかは誰かがビジョンを描かないといけません。
自民党の河野太郎議員は自民党代議士なのに反原発の立場で有名ですが、ご本人は「反原発の人」といわれるのは本意じゃないそうです。ご本人によると、「原発について詳しく調べたら、とても成り立たないことが判明した。成り立たないんだから、肯定のしようがない。だから反対というのとはまた違う」とおっしゃっていましたね。
私も主張は似ていて、「事故発生で原発は詰んだ。ただ、どうにも認めない人たちが多くて困る」と考えています。

そういえば、こないだどこかの大学の理系の先生が「原発事故によってこれから先、優秀な理系の学生が原子力研究の分野に行くことはないだろう。そうすると研究者や専門家の質が下がっていくわけだからそういう意味で原子力は終わった」といっていましたね。「これから誰が原発事故の後処理なんて苦労多くて報われない仕事をやりたがるのか」って。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/04/18 15:32

 私の考えですが、原発は必要悪である。

 

 原発は電気を安定供給するために必要に成っている。いわば大黒柱。通常運転していれば問題が無いが、今回のように長期にわたって停止することが問題。
 原発から撤退は難しい。国民が不安定な電力でもかまわない。高度な医療とかネットワークとか無くても良いという考えなら。
 活断層で問題にするのなら、多くの施設も問題にすべき。消防署とか警察署、学校なども建て直す必要が有るでしょうけど、費用は?それも、活断層の定義がまともに議論も説明も無い思いつきに近い感じをうけています。先日も活断層だと言っていたけど違っていたという事例もあるように、すごく曖昧なものだと。 
 
 それと、温暖化対策として化石燃料の問題もある。原発は正しいとは思いませんが、人類が発展を求め続ける限り必要な物でしょう。産業を支える電気。生活を支える電気。いま普通に電話やインターネットなど使えているのは何故でしょうか? 今一度よく考えるべきでしょう。それに電力会社に文句を言っているけれども、それを今まで受け入れて使ってきたのですから、国民全体の責任でしょう。深夜料金ももともと原発は出力の調整ができないので余分な発電を行っている。昼間に大量に使われるのを避けるためにという考えで出来た物。もし原発反対を考えて居る人がこの制度を利用して利益を得ているのなら、それは原発の恩恵を受けてきたことにも成る。

 経営陣はともかく、現場で頑張って居る人達にまで罵声を浴びせたりするような行為はすべきではないでしょう。いざ電気が止まればパニックになるだけだぞ。

この回答への補足

>原発は正しいとは思いませんが、人類が発展を求め続ける限り必要な物でしょう。
南海トラフ地震の脅威に晒されながら どのような発展を kyo-moguさんはお望みですか?

補足日時:2013/04/18 10:14
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

昨日も三宅島と石巻で震度5の地震が起きましたね。

南海トラフ地震で日本が沈没したら、私も kyo-moguさんも含めて心中ですね。

お礼日時:2013/04/18 10:10

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