プロが教えるわが家の防犯対策術!

特にジャンルは問いません。今まで読んだ「岩波“文庫”」の中でオススメがありましたらお教え願います。

 求めている岩波文庫のタイトルが近隣の図書館に置いていない場合、安く簡単に手に入れられる方法もご存じでしたら、併せてお教え願います。

A 回答 (10件)

こんにちは!みなさん熱いですね。

うれしい。「(^^「)
森の生活 ろうそくの科学、アイヌ紳謡集....読みました。どれも好きな本です。
つけくわえるに
ルソーの「孤独な散歩者の夢想」
ニーチェの「善悪の彼岸」
何とか自分を世のために生かそうと全身で思索するお二人です。
形をとどめずに栄養になってくれた本です(涙)
「梁塵秘抄」全部は読んでいないけれどとてもいいフレーズがあります。
シュバイツアー博士「水と原生林のはざまで」ジェーン・グドール博士とイメージが重なる。
最後に世捨て人に拍車がかかり過ぎないように、
新書で絶版になっていた松田道雄さんの本が文庫で復刻されていて感激しました。
「育児の百科」
こちらは現世に戻って来たいときにお勧めです。

(もし岩波文庫の本じゃない物が混ざっていたら、ごめんなさい。)
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この回答へのお礼

シェバイツァーは是非読みたいですね。松田道雄の「育児の百科」は名著です。家にあったのですが知り合いのブックカフェに寄贈しました。熱い皆さんにも感謝します。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/27 01:40

東洋文学系と東洋思潮とがあまりないので、それに気になる哲学系の書も抜けているので。


・東洋文学。
「完訳・水滸伝」(吉川・清水訳)
*四代奇書の一つ。我国で一番良い底本の内閣文庫本の訳。改訳で読み易く正確になった。
「西遊記」(中野訳)
*四代奇書の一つ。我国で唯一の繁本の完訳。改訳で訳者も統一された。
「金瓶梅」(千田・小野訳)
*四代奇書の一つ。詞話本の全訳。
**「完訳・三国志」(小川他訳)は、書簡文を候文につくるためお勧めする事は躊躇する。
・東洋思潮
「論語」(金谷)
「孟子」(小林)
「大学・中庸」(金谷)
*所謂四書。
「老子」
*旧い版も捨て難いが、新版は最新の研究によっており勧められる。
・哲学
「小論理学」(松村訳)
「精神哲学」(船山訳)
*これに「自然哲学」を入れるとヘーゲルの哲学体系が揃うが文庫には訳はなかった。両者ともグロックネル版の訳。「精神哲学」は全集の改訳したもの。(その後訳文を修訂して「改訳」として全集にはいる)
**釣り合いをとるためには「意志と表象としての世界」を入れたいが第一分冊で中絶のためいれられない。
「唯一者とその所有」(草間訳)
・経済
「経済表」(増井・戸田訳)
「国富論」(水田監訳)
*旧い大内訳は味のある訳文でした。
「経済学および課税の原理」(羽鳥他訳)
*第二版をベースにした訳。旧い小泉訳は硬くて読み難かった記憶があります。
「初版・人口の原理」(高野・大内訳)
「経済学原理」(ミル 末永訳)
「賃労働と資本」(長谷部訳)
*他にもあるがマークス(マルクス)はこれに留めておく。旧い河上訳の文体は独特のもの。
「自然弁証法」(田邉訳)
*訳註は他の訳本の追従を許さない。
***黄色帯、緑帯は失礼致します。(キリがないので)

この回答への補足

勝手ながらこの欄をお借りして、皆さんへのお礼かたがた質問を締め切らせていただきます。私からもオススメを二冊、とにかく読みやすい岩波ならではの本としました。

『銀の匙』 中勘助

『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎

 たくさん本を挙げていただき大変参考になりました。どうもありがとうございました。

補足日時:2009/03/31 10:57
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この回答へのお礼

お待ちしておりました。そろそろ西洋哲学も東洋モノも挙げられるかなと期待していたところです。個人的にはへーゲル学派を読み返して見ようかと考えていました。帯色、地理、年代、ジャンルは問いません。どしどしお寄せください。それから名古屋圏で岩波を多く扱う古書店をご存じの方もお教え願います。勝手ながらこの場をお借りして申し上げます。回答者さま、ご丁寧にたくさん挙げていただきありがとうございました。

お礼日時:2009/03/27 18:12

私が無人島に持っていきたい本が何冊か岩波文庫にはあります。



「論理哲学論考」ウィトゲンシュタイン
「伝奇集」ホルへ・ルイス・ボルヘス

この二冊はどう考えても作者に騙されるのが好きな人向けです。

「陶淵明全集〈上・下〉」陶淵明
「森の生活 ウォールデン〈上・下〉」H・D・ソロー

持っていってもサバイブできないことは分かってるんですが、心の慰めに。「森の生活」はサマセット・モーム曰く「雪山で小屋に閉じ込められたときには役に立たない」そうな。講談社学術文庫でも出ています。

佐藤春夫は私も勧めたいのですが、岩波よりも新潮文庫から出ている「田園の憂鬱」のほうが入手しやすいです(この本も昔岩波で出ていました)
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この回答へのお礼

「森の生活・・」で世捨て人への道を踏み出してしまいました。「伝奇集」はちょうど次に読もうと考えていたところです。楽しいですね、岩波文庫って。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/26 22:07

入手しやすいかどうかは無視して私が気に入ったのを。


★歴史or歴史からの題材
フリードリッヒ・シラー
 「ヴァレンシュタイン」
 「マリア・ストゥアルト」
 (一般にはメアリ・スチュワートと言われる人物の話)
カエサル(ジュリアス・シーザーって言ったほうがいいかな。)
 「ガリア戦記」
オーギュスタン・ティエリ
 「メロヴィング王朝史話」
★一般の小説・戯曲
ジャック・ロンドン
 「荒野の呼び声」
イプセン
 「民衆の敵」
 「人形の家」
レールモントフ
 「現代の英雄」
プーシキン
 「オネーギン」
 「スペードの女王・ペールキン物語」
ツルゲーネフ
 「ルーヂン」
チェルヌィシェーフスキイ
 「何をなすべきか」
シュティフター
 「水晶」
 「みかげ石 他二篇」
フーケー
 「水妖記(ウンディーネ)」
★SF小説・ユートピア小説など
カレル・チャペック
 「ロボット(R.U.R)」
ブルガーコフ(SFです)
 「悪魔物語・運命の卵」


作者不詳
「ニーベルンゲンの歌」★歴史・伝説関連
「金瓶梅」★一般の小説

☆旧字・旧仮名遣いがOKなら
メリメ
 「シャルル九世年代記」
A・K・トルストイ
(「戦争と平和」を書いたL・N・トルストイとは別人)
 「白銀公爵」
 「ドン・ジュアン」
フリードリッヒ・シラー
 「スペインの太子 ドン・カルロス」

あ~、きりがないや。
後、面白いのは、
モリエール「ドン・ジュアン」
A・K・トルストイ「ドン・ジュアン」(既出ですが)
ホセ・ソリーリャ「ドン・フワン・テノーリオ」

ドン・ジョバンニ
(誰が書いてたかな?出版社も違うかもしれませんが)
を読み比べてみるとか。(ネタは同一です。)
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この回答へのお礼

文語はチト厳しいのですが、旧字・旧かなは苦にしません。今後はスラブ系の作品に力を入れたいですね。たくさん挙げていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/26 15:11

あ…佐藤春夫「美しき町・西班牙犬の家」を挙げなければいけません。



これもなんでだかわからないけど、妙に面白いんです
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この回答へのお礼

佐藤春夫は読もうと思いつつ手をつけていない作家の一人です。早いところ読みます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/26 07:09

「アイヌ神謡集」



こういうのは岩波文庫に入ってなかったらこんにちでは時間の彼方に埋もれていたであろうという点では岩波様様だと思いました
別に大感動するとか万人必読とかではないけども

「阿Q正伝・狂人日記」

多分疾うにお読みのような感触がしますが、魯迅って政治的歴史的な重要性みたいなアレはよく知らないけど小説として妙に?面白いですね
何が面白いのかよくわからないけども。教科書に載っていた「故郷」も、なんでか印象深かったという人も多いような


私もつい新古書店の100円コーナーで時間つぶしの駄本ばかり漁ってないで読むべきものを読まないといけませんね…
そして岩波新書は×と言われることに頷きます。いろんな意味で
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この回答へのお礼

「阿Q正伝」は子供用を遠い昔に読んだ切りできちんと読み直したいものです。「アイヌ神謡集」放っておいたら埋もれてしまうものをきちんと発行するあたり、さすが岩波ですね。新書は埋もれてほしいものばかりですが。図書館で借りられない本が百円以下で手軽に買えたらうれしいのですが難しいですかね。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/26 07:07

ヤロスラフ・ハシェク


「兵士シュヴェイクの冒険」1~4

プラハ3大文豪の一人でありながら(あとはカフカとチャペック)、日本では他に平凡社からの「不埒な人々」という短編集しかリリースされていないハシェク唯一の長編ですが、作者急逝のため未完となっています。ちなみに、鋭い風刺のきいた、爆笑ギャグ小説です。またヨゼフ・ラダのユーモラスなイラストも数多く収録されており、おそらく世界最高の「兵士シュヴェイクの冒険」はこの、岩波版でしょう。

あと、蟹工船が流行りですが、新潮文庫より、岩波のほうがカップリングされている作品がいいと思います(一九二八・三・一五が並録)。
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この回答へのお礼

チャペックは好きでよく読んだのですが、ハシェクは知りませんでした。ハシェクといえばアイスホッケーの名キーパー・・話が逸れました。マーク・トウェインも抱腹絶倒ですが、そんな感じでしょうか。「蟹工船」は迫力ありましたね。岩波文庫は当たりばかりなので好きです。岩波新書は嫌いですが。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/26 00:28

眠られぬ夜のために 第一部



33-638-1

ヒルティ著

第二部もあります
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この回答へのお礼

おお、友よ。私も「眠られぬ夜のために」が一番好きです。最初は図書館で借りたのですが、あまりに素晴らしいので愛読したく新刊で買い求めました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/25 20:45

オススメは、とっさに思い付きません。

ジャンルも、大雑把に言っても、たとえば小説でも日本のもの、外国のもの、近代以降のもの、古典に属するもの、いろいろですからね。
今、たまたま私の手元に置いてあるのがあるんですが、これは『チェッリーニ自伝 ー フィレンツェ彫金師一代記』という、イタリア・ルネサンス期の彫金師チェッリーニが口述した回想記(上下2分冊)があります。
監獄からの脱出のエピソードは、後に、小説などで脱獄を扱った場面を採り入れるヒントになったものだそうです。
今思い付いたのは、やはり回想記で、高村光太郎の父・高村高雲の述懐を速記した『幕末維新懐古談』とか、これも回顧談ですが、明治の初代日銀総裁の任に着いた渋沢栄一の『雨夜譚』とか、これらは読んで損はなかったなという記憶があります。
趣味に合うかどうかは、その人次第なので、おすすめというのはないです。

岩波文庫を安く手に入れるというのは、新刊で、という意味でしょうか。
それなら、町の書店に注文することですね。定価で入手できますから。
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この回答へのお礼

質問の仕方が悪くて申し訳ありません。とりあえず岩波文庫なら、手軽で定評のあるものばかりなので、どんなジャンルでも読んでみたいのです。とくに今までは小説がほとんどでしたので。本を安くとは古本やバザーなどのことです。逆に新刊を安く手に入れることはできるのですか?思いつかないとおっしゃりながらも、たくさん挙げていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/25 20:40

「ロウソクの科学」M.ファラディ著(矢島祐利訳)


「近世数学史談」高木貞治著
「数について」R.デデキント著(河野伊三郎訳)
「相対性理論」A.アインシュタイン著(内山龍雄訳)
「物質と光」ルイ・ドゥ・ブロイ著(河野与一訳)
「光学」I.ニュートン著(阿部良夫・堀伸夫訳)
「生命とは何か」I.シュレーディンガー著(岡小天・鎮目恭夫訳)
「銀河の世界」ハッブル著(戎崎俊一訳)
「うるしの話」松田権六著
「原爆の子」(上・下) 長田 新編
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この回答へのお礼

自然科学がお好きなんですね。私もそちら方面には疎くてダメですね。是非読んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/25 20:01

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