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http://imagepot.net/view/124125894624.jpg

ある本の一部をスキャンしたものなのですが、
この本には滴下水銀電極をもちいて、界面張力を測定すると上のような曲線を描き、
これを微分することで電極表面電荷密度が求まり、これを更に微分することで
電気二重層微分容量が求まると書かれているのですが、
界面張力や電極表面電荷密度がこのような曲線を描くことは定性的に理解出来ますが、
電気二重層微分容量がこのようにEpzc付近で少しピークをもつ理由が分かりません。
Epzcでは完全にチャージを放電した状態に相当するわけですが、
となると電気二重層微分容量は極小値を持つべきではないのでしょうか?

どなたかこの理由について教えて下さい。

A 回答 (2件)

> それでは、電気二重層の微分容量がこのように下に2つのピーク、上に1つのピークという特徴的な形をとるのはなぜなのでしょうか?



吸着双極子の配向の問題とかいろいろありますね.

> それとこの理屈でいくと電気二重層キャパシタは他のコンデンサとは異なり電圧値によって容量値が変化するということになってしまいますが、これは正しいのでしょうか?

一般論でいえば,もちろん変化しています.ついでにいうと,電解コンデンサだって変化します.この類のコンデンサはもともとちゃんとした時定数回路とかには使いません.用途が全然異なるので,電位依存性があっても別に構わないのです.そもそも,何Fとか書いてある値は公称値にすぎず,許容誤差もすさまじいものです.電解コンデンサは+100%,-50% が通常品の許容誤差.つまり,その程度しか容量精度の要らないところにしか使わないってことです.二重層コンデンサは容量誤差はそこまで極端ではないですが,経時変化が激しく,実用的には電位依存性を議論する意味がありません.しかし,そういう問題があることを前提に,定電流放電を使った定格容量の求め方の規格が決まっています.微分容量を使ったりはしません.実用的な観点での意味がないからです.
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放電状態であることと容量には何の関係もありませんが.


電気部品のコンデンサを考えて,充電しようがしまいが,基本的には一定のある容量を持っているわけで.
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この回答へのお礼

それでは、電気二重層の微分容量がこのように下に2つのピーク、上に1つのピークという特徴的な形をとるのはなぜなのでしょうか?
これらのピークの起源を何かの現象に帰属することは出来ないのでしょうか?
単に自然の神秘というわけではないと思うのですが・・・


それとこの理屈でいくと電気二重層キャパシタは他のコンデンサとは異なり電圧値によって容量値が変化するということになってしまいますが、これは正しいのでしょうか?
今までそのような話を聞いたことがないのですが・・・

お礼日時:2009/05/02 21:39

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