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簡単なパルス発生回路を作っているのですが、フェライトコアコイルを探していて疑問をもちました。同じアンペアのコイルでも、電源用のコモンモードフィルターのものは普通のフェライトコアコイルに比べ巻き数が少ないのにインダクタンスが非常に大きいですね。これはなぜなのでしょうか? このコイルの片方の巻き線をほどいて逆巻きにすると、表示の4倍のインダクタンスのチョークコイルが作れるでしょうか?

A 回答 (2件)

>電源用のコモンモードフィルターのものは普通のフェライトコアコイルに比べ巻き数が少ないのにインダクタンスが非常に大きいですね。


>これはなぜなのでしょうか?
トロイダルコイル(ドーナツ状)のインダクタンスは、巻き数の2乗とコアの断面積とコア材の透磁率に比例し、磁路長に反比例します。
これで容易に判るように、コア材質の違いにより透磁率が大きいからです。

>このコイルの片方の巻き線をほどいて逆巻きにすると、表示の4倍のインダクタンスのチョークコイルが作れるでしょうか?
これは条件に依ります。
コア材は交流で使用するときヒステリシス損失と渦電流損失とを生じインダクタの性能を損ねますが、同じ材料では高い周波数で使用するほど損失が多くなります。
そこで使用周波数により、コア材を選択しますが、(逆に言えば使用周波数によりコア材が作られている)低い周波数用の方が高い周波数用よりも一般に金属成分が多く透磁率が大きいのです。
周波数を同じと考えれば、ご質問のように、低い周波数用のコアの方がインダクタンスが大きくなりますね。

パルス発生回路としますと高い周波数で損失が多いと高調波が減衰して角の丸いパルスになってしまいますから、考えているパルス周波数に対し十分に高い周波数に使用できるコア材質を選ぶとよいでしょう。

いずれにしても、コア入りのインダクタを考えるときには、コア材の性質を十分に把握して(たぶんコアメーカーのHPにあるかな)使用周波数に合った種類を選ぶようにします。
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この回答へのお礼

丁寧な回答、ありがとうございました。

よくわかりました。

お礼日時:2003/03/18 04:12

設計の際には、アンペアターン( A x T )により、磁束が飽和してしまうと、


もうコイルではなくなってしまうので、この点注意。
 *(この現象を積極的に利用する方法もある)
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この回答へのお礼

補足ありがとうございます。
これがヒントになりました。

お礼日時:2003/03/18 04:20

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